鉄道模型工作記録帳

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リトルジャパン 名鉄3800型を組み立て加工する1

2007-12-27 01:32:29 | リトルジャパン 名鉄電車完成庫

先の2台の塗装はどうしたって?
正月にやろうと思います。

ほんとだろうか?o(゜Д゜ = ゜Д゜)o

いやいや、実際には塗装をするには塗装ブースの大掃除をしないといけないのと、家に帰ってからのちょい時間ではどうも中途半端で、プラ工作のほうが気楽と言うことなんですけど。

で、次の餌食は、リトルジャパンモデルス・ベースキット社の名古屋鉄道3800型です。
グリーンマックスから分離したと思われる鶴見店と、独自のお店?だった祐天寺店の異種混合のようなこのメーカー。
さらにベースキット社という設計・出資者が更に別のヒトのようなこのキット。

新作板キットを少しずつ出してくれている数少ないメーカーです。
大事にしたいこういうメーカー・・・。

まぁ、チョビチョビ買うことぐらいしかできないんですけど。

で、キットご開帳~  _.:*~::.,ヘ(゜∀゜ヘ)

板キット大好き♪


選べる前面!
左上から・・・豊橋鉄道に行った顔・富山地方鉄道に行った顔
左下から・・・中間面・更新で高運転台になった顔・原型に近い顔

作る楽しみ一杯です。
このほかにも、大井川鉄道に渡っていますね。
たしか2両以外は車体だけですが。
オープンカーになって納涼電車になったものもあるはずです。

今回は、オーソドックスに名鉄3800型として組もうと思います。
いつもオーソドックスですね。( ̄ー ̄)

で、今回の資料登場~

メイン資料をこのrailにを持ってきます。
補足資料に、
交友社の「私鉄電車のアルバム1B」と、
鉄道ピクトリアル1996年7月号増刊の「名古屋鉄道」を
引っ張り出してあります。

さてさて、実は名鉄には「一切の愛情」はありません!
ごめんなさい。(m´・ω・`)m

どちらかと言うと殆ど興味の無い鉄道なんです。

じゃ、なんでこのキットを持っているかというと・・・
我が地に昔走っていた定山渓鉄道のモ800型

とか

モハ1110・ク1111

とかに加工しようとしたんです。(いずれも写真「所有」・わたくし)

が、

まぁその。
鉄道ピクトリアル1993年に連載・執筆された「運輸省規格型電車物語」三木理史さん著によれば
通巻572号で名鉄3800型は運輸省規格型私鉄A’型(後年B2型に規格設定変更)であり、通巻575号で定鉄モ800も運輸省規格型私鉄B2型であるという記述を覚えておりまして。

まったくの兄弟設計なら簡単に作れるのではないか?
と、上京時に特に調べなおせるわけではないので、「2セット」も買った来たものであります。

が、
鉄道史料保存会の刊行書・「日車の車両史」なる当時かなり高価だった図面集を見ると・・・
「全然寸法違うじゃねーか」(;゜Д゜)

名鉄3800型 窓幅800mm 窓柱100mm

定鉄800型 窓幅700mm 窓柱80mm

定鉄1110型 窓幅800mm 窓柱160mm

もうほぼ共通点なし!
名鉄もA’型からB2型にほぼ設計変更なく移行していたり、定鉄も独自電気部品の多用、車体寸法の独自調整などをしていることも判明。
共通点は昭和24年に日本車両で作られたくらいでした。

どこが規格型じゃw


むしろ、同じ規格ならグリーンマックスの最近の板キット「地方私鉄タイプ電車・クラシックタイプ」のほうが近かったという・・・。
(尤も、このキットも富士急電車と長野電鉄電車を混ぜっこぜにしているんで、これまた中途半端な寸法になっている)

ということであえなくこのキットは放置されていたのでした。

で、今回腕慣らしのために組み立てられることになった次第。


とりあえず、気を持ち直して・・・部品を睨みます。

日本車両の製品に多く見られた2枚つなぎのランボード。


これだけでも価値があると思うAMA~AMM系の制御機器♪

railを読むと・・・

こんな電車。

ですが、昭和40年代にかなりの数が改造されておりまして。

運転台を強化したり。


ちょっとみっともないし。



前面そのままで、シルヘッダーのうち、下帯のシルだけ取っ払っていたり(外板張りなおしの際に、内部に収納してしまったらしい)。


どっちも改造されていたり・・・

うーん。

かなりちゃんと資料見ないとまずい空気がぷんぷんです。

で、原型は端正な旧型私鉄電車の象徴のようなスタイルですが、

どうやら原型の印象のままで残ったのは極僅か。
しかも、ほぼ固定編成なので組み替えによる都合のいいことは許されないらしい。

なるべく原型を探したんですが、
低運転台・シルヘッダーありで「綺麗な2両編成」ってのは

 

ない

 

と言う結論。(1981年時点)

片方を高運転台にするか、シルを取り去るか、さまざまな加工をしないと駄目との結論だったんですね。

ということで、色々編成の特徴を睨めっこした結果、

3830-2830

の編成が
3830
低運転台・シルなし・押し込み型ベンチ2列10個・室内クロスシート
2830
低運転台・シルあり・押し込み型ベンチ2列10個・室内クロスシート

ってことがわかり、これに決定。
なにより低運転台を優先すると、この編成しかないということになりました。

加工度の低い編成なら、3835-2818が
3835
低運転台・シルあり・押し込み型ベンチ2列10個・室内クロスシート
2818
高運転台・シルあり・ガーラントベンチ2列10個・室内ロングシート
ってのが唯一大げさなことせずに作れます。
逆に言うと、3835-2818も、キットのプロトタイプでは2次型とのことなんで、2818がプロトタイプから外れます。
1次車と2次車のベンチレーター以外の違いが良く解りませんが、このキットは意外と曲者ですね。

では、そのシルを削るしかありません。

このようなモールドを

ノミで


えいやッ!

薄く、薄くスライスして削いでいきます。

完全に削いでしまわないで仕上げをヤスリに任せる筈でしたが・・・


(ノ∀`)アチャー


つけた傷は、グンゼの溶きパテ500番で埋め埋め

こんなの買っていましたので



ゲシゲシ・・・.../(゜∀゜ )

水を割とたっぷり付けながら黄色い400番で粗く削り
扉下の靴擦りモールドを削らないように。

(別に削ってもあとでプラ帯で付ければいいんですけど)


青い800番で仕上げ気味に。

後の傷はサフェーサーに任せてみようかな・・・?

地道な作業で

削りきりました。

まぁまぁかな?

戸袋のHゴムモールドの一部が極端に浅く、消えかかってしまっています。
塗装でごまかしましょう。

妻板も


ノミとヤスリで


綺麗に取り去ります


とりあえずおしまい。

シルは綺麗に取り去られました。
動力車にするつもりなので、裏側のリブも全部削ってしまします。
作業時間1時間程度。

色気を出して

ポンチ打って、

0.3mm~0.6mm~0.8mmと穴を開けてしまいます。
こんな感じ。


さて、次は一旦、クハ2830に入ります。

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