鉄道模型工作記録帳

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現在ウルトラ多忙につきキハ40ごまかし企画

2009-12-20 00:33:00 | 模型工作雑ネタ日誌

年末進行により週末土曜日まずぶっ飛び。

キハ40.
えーっと、北海道の鉄道に興味があると、すでに量産されすぎていて気分が萎えるこの形式。
以前のキハ22のように有り難味がない車両としてすでに30年。

キハ22時代は地味にまだ他に形式が多くあり、今となっては贅沢だったことにいまさら気がつく今日この頃。
キハ22より(比率的に)多く、キハ22よりも更に没個性。
キハ22より良く出来ている為に普通に乗ってしまうと大して感想が出るわけもない。

すべてにおいて「一時代前の基準で超平凡」なキハ40.
30年以上経過してなお、本格的後継車すらないこの現状でこれを見るのは苦痛かもしれませぬ・・・。

「四国ですら」淘汰置き換えが始まったと言うのに。
北海道では淘汰の「と」の字もないというこの現状ですが、見た限りで模型的視点を何とか穿り出そうということをして見ます。

実は、ネガ越しにキハ40は8割撮影しておりますがデジタルデータ化しているのはごく一部でありまして。
キハ40アルバムは大変無味乾燥の飽きる位のアルバムになっております。


苫小牧区キハ40-705の1000番付加後
トイレ更新で水タンクは無く、またこれは落成数日後の姿で綺麗です。


旭川区のキハ40-708
特徴はホイッスルカバーが突き出しておらず、寸胴型になっている件でしょうか。


苫小牧区キハ40-715
特徴の無いのが苫小牧区の特徴。
特に特殊装備も無く、極めて一般的な形です。



釧路区キハ40-727
釧路区の配属の癖に愛称板受がありません。
ホイッスルカバーは突き出しており、寸胴型であり708と異なるのであります。


旭川区キハ40-729
ホイッスルカバーが寸胴型で、突き出しております。


旭川区キハ40-736
ホイッスルカバーが前面側のみ庇様になっております。


旭川区キハ40-747
ホイッスルカバーが前端部も後ろ側も庇様になっていますね。
地味にホイッスルカバーバリエーション4つ目です。


釧路区キハ40-749
釧路のものなのにやはり愛称板受がありません。
ホイッスルカバーも助手席側に大きくずれており庇様であります。
よく見ると、1000番付与された機関改造車ではないのに、客窓の手前3つ目くらい窓下にあるはずの大型空気取り入れ口が見当たりません。
理由わからず。


釧路区キハ40-754
749と同じ形態です。
後ろのものはホイッスルカバーすらありません。
何号だったのでしょうか。


苫小牧区キハ40-762
苫小牧区らしい簡素な姿です。


苫小牧区キハ40-763の1000番付加後
銘板が一枚増えているのがわかります。
これも個別差があります。



釧路区キハ40-774
ホイッスルカバーが助手席側にシフトしているのは釧路区の特徴のようです。
また、愛称板受がようやく出てきましたが、これも釧路区独特のものです。
そして釧路といえば幌がほかの区とは逆前面に取り付けられております。


苫小牧区キハ40-783の1000番付与後
1763と追加された銘板の場所が違います。
こちらは縦3枚で最後のは緑塗装。


苫小牧区キハ40-785
やはりというか、苫小牧区は本当にシンプルです。


苫小牧区キハ40-791
ええ、本当に代わり映えしません。


逆サイドも代わり映えしません。
模型で北海道色に塗ると、苫小牧区所属車が標準的になると言うことです。


函館区のキハ40-812の1000番付与後
ホイッスルカバーなし、トラ縞ゴム板付の函館区装備です。
また、これは初期型以外にも大型ジャンパ栓準備窪みが無いことを示しております。
トイレ側サイドにあるはずの空気取り入れ口も機関改造時につぶされております。


旭川区キハ40-829
あらかじめお断りしますが、乗務員さんがカメラもって線路から撮ってくれました。
このころ本当に(仕事中のスーツ姿で)通ったんですよw
こういうことを何度かしてもらえちゃいました。
私は画面左に突っ立っておりました。
(この手の写真、なかなか出しづらいですけど・・・)

ホイッスルカバーは庇様です。
また、前面左下の、ジャンパ栓受け準備窪みがありません。
初期版改造車です。


函館区キハ40-837
この車、撮影が2003年だったでしょうか。
水タンクが無いことに驚いたときの写真です。
よく1000番付加の機関更新改造と同時と言う説もありますが、これは機関改造開始寸前。
まず函館区の何台かに水タンクを撤去しても良い循環水タイプのトイレが取り付けられたようなんです。
また、ジャンパ準備窪みも無く、函館区の特徴であるトラ縞ゴム板の「手すりふさぎ」が見られます。
函館区は電化されているので、安易に上って感電しないように注意を促すもののためだそうです。

また、窓割り見れば判りますが初期型改造の700番台としても末番グループです。
ランダムに700番台符番されたのですが、初期車のみラスト番号郡に纏められております。
でもその中での番号順は不同です。


運転手さんに撮ってきてもらった写真その2.
ちなみにスーツ姿で定期的に現れるのが珍しい(頭おかしいのと違うか?と)と数人に言われたり・・・。
ほかでは存在する窪みのあたりにワンマン機器用の細い栓がありますが、上記829では窪みがあるべきところを避けて取り付けられているのに際し、こちらは堂々と存在します。


函館区キハ40-838
やはり初期型です。
雪の少ない函館区ではホイッスルカバーはありません。
また、これもトイレ交換済みです。


苗穂区キハ40-840
実は苗穂区のキハ40-700番台が、行動半径上一番撮りにくかったので少ないのです。

苗穂区のキハ40-700番台は滝川付近と小樽以西の山線運用であり、そちらに仕事は無かったのでした。
苗穂区も苫小牧区と似た装備ですが、一部こうして初期車が居るのが違いでした。


ほぼシンメトリーな窓配置が初期車の魅力であり、ジャンパ準備窪みがフラット(板で充て埋められているのでもなく、全く無い)も特徴的ですね。

よくみると、ホイッスルカバーがあります。
しかし、釧路区のものより更に少しだけ外よりなのです。



派生バージョンを


苗穂区のキハ40-303です。
外見上はクーラーがあることくらいで、細かい装備は苫小牧区類似です。
ただし、改造銘板が見当たりませんね。
2枚のままです。


苗穂区のキハ40-304
やはり銘板が2枚しかありません。


苗穂区のキハ40-304
反対側面。



苗穂区のキハ40-331
一度急行用として華々しく活躍したのにフルロングシート、しかも継接ぎのクロスシート用のクッションを並べたような無様な室内にされてしまった、まさに落ち武者。
内装も急行時代の装備を外したままの傷物で、切ない車です。
こちら側には一度急行時代につぶして、通勤化改造時にまた明け直した窓がまた不恰好なサイズと高さ(天地まるで上下あっておりません)で嵌められており、走行装置と冷房のよさはあるものの他がかなり侘しい車です。

改造銘板は豪華4枚取り付けですね。


苗穂区キハ40-335
窓が一枚330番台と比較して少ないもののまだ普通に見えるのですが。
改造銘板はなんと上記とも異なり3枚です。
もちろん?大型空気取り入れ口もありません。


苫小牧区キハ40-352
大型ジャンパ栓準備窪みがありません。
本州型にある薄板でふさいだ例はまだ見えておりません。


反対側前面。


苫小牧区キハ40-353
改造銘板3枚縦並び。
苫小牧駅ですが、ホーム着番から察する通り、実はこれ、日高線運用ではありません。
室蘭本線運用で岩見沢から来ていたのです。
サボが刺さっておりますね。
大型ジャンパ栓準備窪みがこれには残っております。
350番台の場合、埋められたものと残存しているものの比率は確か残存3~4台の埋め済6台だったかと。


苫小牧区キハ40-355


その反対前面。


苫小牧区キハ40-357
がっちりと窪みがあります。
また「ワンマン」幕の上に日高線アンテナが見えますね。
今は無いらしいです。


苫小牧区キハ40-359
窪みあり。
ちなみに360は窪みなしです。


苗穂区のキハ40-402
動軸2軸化改造の走破力向上バージョンですが、エンジンも大きくやはり大型空気取り入れ口は撤去されております。
冷房なしですが冷房あれば最強キハ40だったんですがねw


その反対前面。
銘板縦3枚



おまけ

平成4年の函館区キハ40-179
旧北海道塗装と非ワンマン姿。
うっすらと大型ジャンパ栓準備くぼみが「板」で埋められていることが判ります。
今(キハ40-815)はどうなっているのでしょう。
デフロスタが今はもう無い装備ですね。


平成4年の釧路区キハ40-744
大型ジャンパ準備窪みが薄板塞ぎですね。
幌がこのころから他区と逆前面に取り付けられております。
ワンマン行灯も今となっては懐かしい装備になりますか?


旭川区のキハ40-764
特殊車両ゆえに旭川区の特徴はありません。


逆サイドも。


改造したて、昭和63年のキハ400-141
これは落成直前の工場公開日ですね。
ジャンパ栓窪みは平滑になっております。
ただし、埋めてパテを盛った痕が見られます。
ここに後でまた謎が・・・。


苗穂区のキハ400-148
昭和63年です。
くどいようですが、ジャンパ栓窪みは薄板塞ぎです。


苗穂区のキハ400-149
急行ちとせ運用です。
ヘッドマークが無いことと時間が朝9時半くらいだったでしょうか。
タブレット関係の装備がこれまた懐かしい。
半分板でふさがれた乗務員扉窓とか。
よく見ると、窪みは埋められています・・・が。


これも急行ちとせ運用かと。
しかし、北海道標準の前面番号がありません。
キハ400かキハ480かすら判りにくい状態です。
番号不明。


長らく放置されて結局老朽解体名義第一号となったキハ480-304
見てください。
なぜか薄っすらと大型空気取り入れ口が浮かんでいます。


運用終了留置直後の姿のときも浮かんでおります。
今もっと真剣にこれらを撮っておけばよかったと。


苗穂区のキハ400-501
キハ400-141改造です。
あれ?
一度埋められていた大型ジャンパ栓準備窪みが穿り返されていることになります。
同じ方向の前面のようですから、完全にビフォーアフターとなります。


苗穂区のキハ400-502


苗穂区のキハ400-503
これもキハ400-149改造。
さっきのわかりづらい写真からも変化が。
これも大型ジャンパ栓準備窪みが穿り返されております。

いずれも現在は窪みがある状態です。

苗穂区のキハ48については

苗穂区キハ48-302
片運転台、非冷房で電化後は役目を終えると思われます。


反対側面。


運用時は苗穂側先頭車として使用されることが多いです。


同じく苗穂区のキハ48-303


これしかない、苗穂区のキハ48-1331
こちらは当別側先頭車の機会が多いようです・・・が、キハ48-300と背中合わせになることは見た記憶がありません。
たまにはあるのかもしれませんが・・・。
こちらはキハ143型と似たような運用、
あちらはキハ141型代用のように見えます。


    ↑それではまた明日。

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