ある方面から、セミジャンク状態の真鍮キットが搬入されまして。
名鉄3790型です。
もう名鉄はいいだろう・・・と思ってはいたのですが、そのスタイルは名鉄のそれではなく、
川崎造船レディーメードのそれでした。
ちょうど、若旦那の103系類が部品未着となり止っているので、平日に動かすことが出来るものを考えてはいたのです。
塗装系は基本的に休日になりますし、琴電1200なども動かすにも平日では予定が立ちません。
板キットも軽い気持ちで取り組める短編成物の在庫が少なく、何か手をつけることにしたわけです。
(クロスポイントの一体キットは何も面白くない気がしてきた今日この頃)
状態はセミジャンクで、
説明書、一部の部品がありませんが手持ちのものでどうにかなりそうです。
クの車体。
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モの車体。
ついでに混結されていた3800型のクハ、ク2815
おお、このヘッドライト部品が今までにあったら便利だったなぁ。
出来るかどうかを考えると大変不安です。
エッチングキットは本当に久しぶりですし、ノウハウをほとんど忘れています。
失敗してもしょうがないという気持ちで取り組みます。
プラキットではもうあっきるくらいに見た組んだク2800ですが、エッチングになると新鮮です。
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前面もエッチングのようですが、プラのほうが好きなので取り替える予定。
おでこはこの車両については無いので、自作しなければなりません。
特徴は、サッシが分離できること。
プラキットでは出来ないシャープなイメージが作れそうです。
折り返された内板を曲げ戻しました。
薄っすら繋がっているランナーが位置決めを兼ねています。
切れないようにそっと扱います。
慎重に切り離しにかかります。
なんとか切り離せました。
カッターで何度も筋を入れて抜き取ったものです。
抜き取ったら戻していきますが切れたら面倒なことになります。
いやぁ・・・・
( -人-)
半田がうまくいきませんよw
半田工作は苦手意識の塊です。
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と、
ゴテゴテが許せないw
道具のせいに決まっている!
と、身勝手に道具を分解します。
今まで使っていた100Wコテの小手先です。
太すぎてうまくいきません。
これを、
サンダー等で大胆に改造しました。
削って、万力で挟んで曲げて、更に削ってみました。
どうなることやら。
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この状態が
だいぶ流れが良くなりました。
表面は焼けまくりましたけど・・・。
60Wくらいが良いんだろうなぁ。
はみ出た半田は
マッハのキサゲ刷毛で
あとで削り込みます。
もうチョット細いのがいるかな?
前面はプラに置き換えます。
在庫の大量前面から選んでいきます。
3800キットを見ると(なんでまだ未施工キットがあるんだと・・・まだ作る気かw)
コレが嵌ればいいのでしょうが、キットはこのプラより車体寸が短く設計されており、
どっちが正しいのかわかりませんがこの前面では高さが長すぎます。
と、充てていくと3550と800のプラきっと前面が小加工で取り付けられることがわかりました。
3550の妻板がエッチング妻板をほぼ使える事がわかる図。
コレに決定です。
雨樋部分が長いのでカットしておきます。
でも、まだ組上げられるかどうか自信が無かったんです。
プラ妻板をつけるには、側面板が1.0mmに太っているとピッタリ!・・・と測ることが出来ました。
で
0.25mm×4.mmのエバーグリーン剤を貼っていってみます。
取り出だしたります、ステンレスサシの内、ホビーツール製のものを初使用。
板に、無数の穴を開けるガイドをさせます。
リベット用ポンチ穴が開いているこのサシを生かします。
貼って・・・
3個おきに0.5mmドリルで穴を開けました。
取り外して1.5mmで拡大。
ちょっと列がへろりましたがまぁ実用上問題なし。
ガイドとしたかなやすりを手前にして
先ほどの板を置きます。
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穴に瞬間接着剤を流したら結構強く固定できます。
プラベースが出来ますので、この上に穴のない0.5mm×4mm板を更に貼り足して、1.0mmの厚みを作ります。
仮組。
まぁ、良いでしょう。
この作業をしたら時間がなくなりましたが、ピッタリ具合を見たら完成させられる勇気も沸いてきました。
奥に見えるのが2815です。
HL制御の電車の中間で、サハ代用のAL制御者があるのが不思議です。
両先頭車はプラ前面に逃げられないので、腕を磨かねば・・・。
( ゜Д゜)y─┛~~
と、友人Kwから
援助物資として格安で101系10連貫通分のキットが運び込まれましたΣ(・ε・;)
しまった。
若旦那物件の部品が半分揃っちゃった。
↑援助物資各方面から到着中(;´Д`)
半田付けですが、半田はある温度以上に熱して初めて溶ける金属ですから、つけるモノ(この場合は車体ですね)をどう熱するかが大事です。
極端にいえば、車体を熱することができれば、半田は流れます。
ですから、コテ先は熱くて大きいモノのほうが、いちどに広い範囲を熱することができるので、有利になります。
また、ちまちまと時間をかけ過ぎると金属が膨張する危険もあります。とくに、薄いエッチング板のときはてきめんですから、如何に瞬時に熱を伝えるかを心がけるのがよいと思います。
具体的には、100Wのほうが60Wよりも熱容量が大きいので楽です。
コテ先も、なるべく大きな金属塊であるように。
先端は対象物(車体)に直に接するよう。ワタシは楔形に鋭く研いでいます。
あお、熱ければ熱いだけ、コテ先の腐食は速くなります。それだけ頻繁に研ぐ必要が出ますが、しかたないとおもいます。
上手く説明できませんけれど、熱を伝えることを心がけていれば、そのうち、どこまで熱が伝わっているかが見えるようになります。
追伸
マッハのキサゲ刷毛、高いですが0.07ミリというものがあります。ワタシはこっちのほうが好き。
ただ、扱いづらくて扱いづらくて、器用に動かさせずまだ倦んでいます。
率直に言うと今はプラ工作が楽しいですねw
穴だらけの鉄定規 とっても便利ですね~。
これってどこで手に入れることができるんですか?
これはミリタリー関係が強いホビーショップで入手しました。
HOならそのままリベット連打に使えそうです
貴殿の作品で名鉄の旧型車の工作に度肝を抜かれました。
母の実家が広見線の西可児駅前にありまして、これらの実写が強く印象に残っています。
今にもあの吊り掛けの音が聞こえてきそうで、とても懐かしいです。
そういう私は一切見たことが無く、恐縮です。
またホトボリが冷めたら、名鉄を作ると思います。
生暖かくご覧ください(;´Д`)