ふとちこと・ふとちもん。
この言葉の意味は、同じ事(同じもの)です。
今日は遠く離れたそれぞれの土地で、同じ言葉(方言)を使っているというのを紹介しましょう。
勿論この二ヶ所だけではないだろうとおもいますが、先ず、その言葉ですが、(けなるい)です。
どこで使われているのか。
まずは、石川県能都町(のとちょう)です。
この言葉を聞いたとき、
「ありゃ、こえちせんどごろ、きーたやなことばだねか。ともい、そげいや、けなるいちーけん、(けだるい)だらかともっちょったら、
そげだなえがね、(うらやましい)ちーいみだ、てっちょらえたわ。そこで、おらのちけちょーをふっぱーだえてみたら、あったあった、
あーましたじ。ならけんのかわかみむらへんでも、おなしやねちかっとらえふーですわ」
「あれ、これは先日聞いたことのある言葉だなー。と思い、そう言えば、けなるいというのは(けだるい)のことだろうかと思っていましたら、
そうじゃー無いんですねえ、うらやましい、ということだと言っておられました。そこで、私のメモ帳を開いて見ましたら、ありましたよ。
奈良県の川上村あたりでも、同じように使っておられるようです」
とこーで、いずもべんじゃーどげかともーて、あれこれかんがえてみーだも、かえしき、わかーまへん。
そーでちかまわーねおられー、いずもべんのしぇんぱえねきーてみましたわ、そげしたら、
めやしげね「おん、そら、(しょのまし)ちーのー」
あだん、こげなこたーきーたことがあーましぇん、はじめてですわ。
ところで、出雲弁ではどうだろうかと思って、いろいろと考えてみましたけど、まったく分かりません。
それで近所のお年寄りに訊いてみました、そうすると、簡単に「うん、それは(しょのまし)というねえ」
私はこんな言葉は聞いたことがありません、はじめて聞きました。
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