わー、しばし放置しちゃってました。
ちょっとだけ忙しかったです。
さて、今日はコーヒーカップのお話を。
ちょっとマニアックな話になるので興味ない方はすみません
小さい頃からずっと実家にあったコーヒーカップ。
子供の頃は、地味なカップだなぁとしか思っていたしのですが、
結婚後、食器や北欧モノが好きになり、急にこのカップが気になって。
ひっくり返すと「HAKUSAN JAPAN」の文字。
ここではじめてこのコーヒーカップが白山陶器のものだと知ったのです。
白山陶器は長崎県の波佐見の陶磁器メーカーです。
グッドデザイン賞も数多く受賞しているのでご存知の方も多いと思います。
この醤油さしとか。あー見たことあるかも~みたいな。
ソーサーの裏にも同じマーク。
このコーヒーカップは両親が結婚するときに買ったものだと聞いていたので40数年前のもの。
45年経ってもまだ新品のようにキレイ。
ただ・・・・もうカップと揃いのものは2客だけ。
1987年、千葉東方沖地震で家の中はめちゃくちゃに。
そのときに食器棚も倒れ、ほとんどの食器が割れてしまったのです。
このときに、こちらのカップもねー・・・
おととしのある日、「このカップ欲しいな」と言ったら、「いいよ持って行きなさい」と父。
やったー!家を買ったら新しい家で使うぞ~と思っていたのですが、そのままになっていて。
最近になってやっと実家から持って来ました。
親にとっても思い出の品。大事に使いたいと思います
お皿は15cm。カップを置く溝が無いので、お菓子を置くお皿としても使えそう。
ちょっと砂っぽい感じの生地にくるくる渦巻き模様を描いた上から、
白の釉薬が掛けられて、下の渦巻き模様が透けて見えます。
このカップについて調べたこともあるんですが、全然Webでも探せなくて。
この有名なG型コーヒーカップともちょっと違うし・・・
去年の「テーブルウェアフェスティバル」に行ったとき、
白山陶器のブースで、年配の方がいらしたので声を掛けたのです。
「昔、砂みたいなちょっとざらっとしたカップありましたよね」と聞いたら「はい、ありましたねー」とのお返事。
知っている方がいた!ってことがとっても嬉しかったです☆
「もう作っていないのですか?」と聞いたら、もう作っていない。でもまた作ろうとはしているんですけど
色々とねー設備もお金も掛かるので・・・みたいなことを仰っていました。
また復活してくれるといいなぁ。
そしたらまたこのソーサーにカップ置けるかな~。
なんて思っていたら、最近Webで発見したのがこちら。「HASAMI PORCELAIN」
ハサミ・ポーセリンって読むのね。
画像は載せるのは控えますが、素材が一緒では~~?
と、思って調べたら、以前波佐見で焼かれた陶磁器のサンプルを再現し・・・と書いているサイトが。
もしかして、もしかして?
このシンプルで使いやすそうなラインナップ。いいな~。欲しいかも~
あぁモノは増やしたくないのに食器はどんどん増えそうな気配・・・