食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『夢追人、初めて見た猪Ⅱ』

2013年07月21日 17時27分41秒 | 趣味

すぐそばで目白が忙しく尻尾を動かしながらチッチッと鳴っているのを聞いている

と『犬を放すぞ』とトランシーバーから無粋な声がした。逸る心を落ち着かせながら、

弾を3発装填し銃の安全装置を外し臨戦態勢に備える。暫くしてから澄んだ空気

の中にパーンとはじける銃声がした。寝屋の直ぐ傍だったらしいが止めることは出

来ず、トランシーバーからは撃ったが外れて逃げた、待ちの人は気をつけて待つよ

うにと指示があった。緊張感を覚えながら兎のように、前に後ろに聞き耳を立てて、

何が現れても直ぐ対処できるよう、集中する。

斜め後の方でドサッと大きな音が聞こえ振り向くと真っ黒なものが茂みの間にチラッ

と見えた。猪だ。背中は逆毛を立ててブーともフーとも聞こえる声がした。心臓は早

鐘のように鳴り武者震いを伴う。

こちらに向かって下りてくれれば姿を確認し撃つこともできそうだから、こちらへ・・・

の願いも空しく茂みの中を枯葉や枝をガサガサ踏みながら、その音は段々と遠の

いて行ってしまった。もしと言う言葉がなければ幸せにも不幸にも巡り合うことはなく

単純な世界になってしまうかもしれない。でも、もし最初に選びかけた場所だったら、

猪の姿を確実に見ることができ、しかも茂みの少ない場所を通るから、すぐ近くで撃

つチャンスはあったので悔やまれてならなかった。距離からして、撃てば弾は当たり

ビギナーはヒーローになることもできたのに・・・

猪が逃げた方向を連絡しようとするが谷間にいたためか電波は誰にも届かず、私も

自分が何をすべきなのかも分からなかったので、猪が再び現れるのをただ待つしか

なかった。その猪は結局、朝から夕方まで狭い範囲の中で追われ続け、夕方近くに

は疲れも限界にきたのか寝屋まで作ろうとしていたが逃げ延び命拾いをした。終わ

ってから例の如くまた別の愚痴を聞かされた。


『夏祭り、狸は収穫祭』

2013年07月21日 17時25分52秒 | 日記

昨晩は恒例の団地夏祭りがあり朝から準備、夕方から祭りで冷えたビールをちび

りちびりやりながら、焼きそば販売員をしていた。10時頃、後片つけは翌日回しと

いうことで解散になり、家に帰っても未だ元気一杯につき日本酒を少々頂き忙し

い一日を振り返る暇もなく寝てしまった。

今年の祭りは例年になく子供たちの参加が多く、準備していた席はほぼ満席状

態で、準備のし甲斐があった。その反動は屋台の売れ筋に現れ、昨年は大量に

余りかけた焼きそばは丁度いい具合、いつもはほぼ完売のおでんは大量に売れ

残ってしまった。単に暑いからではなく、おでんは子供には人気がないことの証

ではなかろうか。

兵どもの夢の跡、今朝は8時から片つけ作業があり、蒸し暑い中また疲れ気味の

ボディーを携え再び汗をかく。昼食をとり暫く休んでから『無駄な選挙』に行き、

畑のパトロールに出かけたら狸が私のトウモロコシを無断で収穫しているではな

いか。おおよそ20本近くだから1/3くらいになる。

勿論のこと、一番おいしそうな大きいものから食べていく。いつも、もうすぐ熟れる

から電気柵を架けなければ・・・・と思った時は即、設置しなければならないのに

横着をすると痛い目をこく。今回も同様、祭りが終わったら架けようと思っていた

に1晩違いで狸に先を越されてしまった。電気柵を架けていると近くの叔母さ

んがやって来て『狸が出なかった?』と聞かれたから『昨晩、やられました』と言う

と叔母さんのところは2晩続きで全滅となり今年はもう諦めたとか。

ここの畑に電気柵を架け、別の畑に移動してトウモロコシの周りに電気柵を架け

ておいた。要らぬ仕事、くだらん立候補者しないない選挙に行くこと、電気柵の

架設、誰に文句を言うこともできないが・・・・仕方ないか。


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