サマーウールの次に縫うことに決めた、木綿反物には問題が二つ。
その1.自分で、水通し&地直しをしたら、反物が縮んで、布端(耳)がフリルみたいにプカプカに…。(詳細はこちら)
その2.布が縮んで、幅が狭い、長さが短い…。 和裁初心者には、途方も無い難題です。
まずは、耳プカプカ直し。
1.スチームアイロンで再度、地のしのやり直し。
反物の真ん中は、手前から向こうに向かって伸ばすように、スチームアイロンをかけ、
耳は上からポコポコを押さえるようにアイロンがけ。
両耳が終わったら、手早く、反物の棒(正式名が分かりませぬ)で巻き取って行きます。
そして、左手で棒を抑えて、次の部分のアイロンがけ。
これをやっていくと、だいぶ落ち着きました。
2.次は、断台(たちだい)の上で。
「こて」でポコポコ部分をしっかり押さえて行きます。
先生曰く「絶対、伸ばしちゃダメよ!ポコポコを押さえるだけ!」とこと。
これでもダメなら、水にぬらしたハンカチ等の上から、再度、こて。
水通ししてある生地だったら、この方法が使えるそうです。
これで、殆ど、反物耳のヒラヒラ、ポコポコが解消。汗かきましたが、やった甲斐はありました。
問題その2.幅が狭い、長さが短い。
私の袖幅は9寸2分。それに対して、反物幅が9寸5分。
袖くけ代2分、きせ1分、最小限必要な袖付け縫い代2分を取ったら、残りが9寸。
2分足りない分は、肩幅で取ることになりました。
幅問題は簡単に解消したのですが、最難関だったのは、長さ。
家と教室でちゃんと見積もったら、何と、長さは10m弱…!12m要るのに2メートル以上少ないじゃないか!
少し足りないぐらいなら、身頃の真ん中で足す方法もあるみたいなのですが、この布の場合は、それでは追いつかず…。
先生も頭を捻ってくださり、いろいろ考えた末、
下前のおくみ、地衿の半分(下前になるほう)に、同色の別布を使うことになりました。
つまりは、おくみ、地衿の見えない部分が、全部、別布…。大工事です。
袖は1尺3寸、縫い代7分。身頃も丈を少し短くして、4尺8分(154.5cm)、
そして、「繰り越しなし」の「たち繰り越し」で、断ち切り身丈4尺2寸1分に決定!
電卓と用尺図を見比べながら、必死で計算してます。
私は身長が157cmなので、おはしょりもとれると思います。
そして、上前のおくみをとった残り布が出て、それを、下前おくみの一番上に縫い合わせれば大丈夫…なハズ。
身頃の印つけを終わり、背縫いに入りました。
(5厘のキセをかけて)、縞が同じ幅に出るように、待ち針を打ったところを、縦じまに沿って縫って行きます。
せぶせ布で、縫い代を包んで、本ぐけした後、表側から見ると、こんな感じ。
待ち針のところが背中心(縫い目)です。
同じ幅の縞々が並んでます。ちゃんと柄合わせ出来たみたい。
しかし、縞々柄との格闘はまだまだ続きます~。
用尺が足りなくタンスのこやしになっている反物が何反か有ります。
下前のおくみと下前の地衿を別布使いにするんですね。
なつさんの仕上がりがとても楽しみです。
参考にしたいと思いますので、寸法もお願いします。
アイロンがけ大変ですよね。
私も襦袢を解き、アイロンがけしたのですが、縮緬だったので大変でした
なつさんの着物の仕上がり楽しみです
私も頑張って作らなくてはっ
木綿反物、昔のものとか、微妙に用尺が足らない反物て、あるんですよね。
用尺を見積もるのは、パズルみたいで、奥深いです。
寸法、載せますので、少々お待ちを…。参考になれば嬉しいです。
naoさん
アイロンがけ、必死です(笑)
縮緬のアイロン掛け…!
想像しただけで、大変そうです
お互い、出来上がりを思い描いて、頑張りましょうね