産経 山本秀也記者
米下院外交委員会は26日、台湾要人の訪米規制撤廃や、ウイグル人女性人権活動家の親族釈放を求める決議案を可決した。外交委は同日、慰安婦問題での対日非難決議案を可決したが、中国に対して刺激的な2決議案も同時に処理された形だ。 台湾要人の訪米については、民主的に選出された総統を含めて訪米規制を撤廃し、閣僚級の交流を全面的に進めるよう連邦政府に求める内容。ウイグル問題では、在米の著名活動家、ラビア・カーディル氏の子供が中国で投獄されている問題で、身柄の即時釈放を中国政府に要求している。
慰安婦決議案と同じくいずれも法的な拘束力はないが、台湾独立系のロビー団体やラビア・カーディル氏は同日、決議案の採択を「歓迎する」とのコメントを発表した。(2007/06/27 11:10)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070627/usa070627008.htm
実はまだ27日現在、海外サイトで確認していません。ですがWUC(世界ウイグル人会議)サイト経由で、第110次米下院、第一期 第497議案が審議中であるということがGovtrackというアメリカ議会をトレースしているサイトにありましたので山本記者はきっと確認したのでありましょう。
現在の議案の地位
http://www.govtrack.us/congress/bill.xpd?bill=hr110-497
議案全文
http://www.govtrack.us/congress/billtext.xpd?bill=hr110-497
その結論は
中華人民共和国は
(1)新疆ウイグル自治区の言語的、文化、宗教的な諸権利を認識し確実なものとするべきである。
(2)収監され、または自宅軟禁されているラビア・カーディルの子女を即時に釈放し、またカディールの家族各員への嫌がらせ(harrassment)と脅迫を停止すべきである。
(3)カナダ市民フセイン・ジェリル氏を即時に釈放し、カナダ在住の家族と再び合流することを許すべきである。
この決議案の提案者の中には、トム・ラントス委員長のほかになんとあのマイク・ホンダ議員もいるんですよね。
これで一部でつたえられているような、ホンダ議員が中共の回し者だという話は説得力がなくなっていしまいました。
むじな@台湾よろず批評ブログさんの分析が興味深いです。
http://blog.goo.ne.jp/mujinatw/e/99178ff0f956030cb2d94c6df6a438f5
それはそうと、この決議案通過には在米ウイグル人協会、在加ウイグル人協会らのロビー活動が功を奏しました。
又、ラビアさんがちょうど横田早紀江さんと同時期に外交委員会の公聴会でのうったえがあったことが意味を持ったと思います。
ラビアさんの証言
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060422
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060423
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060424
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060427
<ラビア・カーディル紹介サイト↓
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吉崎達彦氏によると決議案497は継続審議なんだって。
ラビア・カーディルもウエブ上では声明をまだ出していないし、これはひょっともすると産経、山本秀也記者の飛ばしか?
うーん、北京大卒で初代、中国支局長なのに~。困るな。
http://tameike.net/comments.htm