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引越しいたします。

囚われのウイグル系カナダ人フセイン・ジェリリ(ジェリル)氏の健康悪化

2008-10-17 21:58:30 | カナダ籍ウイグル人 フセイン・ジェリル

世界ウイグル会議日本語サイト記事関連
http://www.uyghurcongress.org/jp/News.asp?ItemID=1224042832

ジェリリ氏の沈黙は家族の面会により破られたが、遠い中国の監獄での会話でテロリスト関与容疑で獄中にいるカナダ人の健康悪化がわかった。

10月14日 グローブ&メール紙
オマール・アッカド記者
http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/LAC.20081014.CELIL14/TPStory/National

(オタワ)秘密裏に録音された監獄での会話の荒く、時折判じ難くなる状態にもかかわらず、抑制できないすすり泣きの声は明らかであった。

三年前近くの彼の逮捕の時よりはじめて、フセイン・ジェリリの声が監獄の壁を越えて響いた。ジェリリ氏は中国でテロリズム容疑で終身刑を受けているが、先週遠くはなれた中国西北部の監獄で母と姉妹に面会することを許された。
会話は携帯電話を使って秘密裏に録音された。コピーをグローブ&メールが入手した。

グローブ&メールはまた、カナダ領事館員がジェリル氏が家族に面会した前後に家族に会いに中国西北部に来たことを知った。(カナダ領事館員はジェリリ氏に直接に面会することは今まで許されていない。)そして、カナダ官員は録音を与えられた。
Huseyinjelil
フセイン・ジェリリ氏

ジェリル氏39歳はウイグル人である、ウイグル人は中国西北部の新疆地域に主として居住するイスラム教徒の少数派集団である。人権団体は北京がウイグル人の権利を弾圧していると主張する、とくに2001年9月11日以来、対テロ戦争を口実として用いながら。

ジェリリ氏とその妻はカナダに逃げカナダ市民権を2005年11月に取得した。ジェリリ氏は2006年の夏にウズベキスタンで逮捕されて中国に送還された。彼はそのときカナダのパスポートで旅行をしていた。中国は彼をテロリズムで訴追して終身刑を宣告した。中国政府官員は絶対に彼のカナダ市民権を認めようとはしなかった。
Celilemom
ジェリリ氏の母シャレハンさん

30分の会話で何をかすることはむずかしい、それは半ダースもの中国の監獄の看守が見張っている中に何枚もの衣服の下で秘密裏に録音された。録音の最初の3分はジェリリ氏の母親と姉妹のすすり泣きで占められた。

ジェリル氏の姉妹が「神が物事を安らかにせんことを」と言ったときやジェリル氏が「光」「闇」「私の子供たち」というウイグル語を使ったときに、ウイグル語通訳も幾つかの言葉と用句を言うことが出来た。

「ジェリリ氏は彼の健康がひどく悪化していて医者に見てもらう必要があるが今のところそれは許されていない,と言っていた。」在加ウイグル人協会会員で、ウイグル人活動家のメフメット・トフティ氏は言った。
「彼が日の光の入らない独房に入れられていて、栄養価の無い食事を一回だけ
与えられそれが彼を弱らせているのは明らかである。」

トフティ氏が言うには、録音の他の個所で、ジェリリ氏がか細くウイグルの言葉で「わたしの国」、家族によればカナダ、と言うのが聞こえた。

先週の面会の後にジェリリ氏家族と話したトフティ氏によれば、カナダ領事館員がジェリリ氏のとらわれている監獄のある中国西北部のウルムチを訪れた。トフティ氏は領事館員はジェリリ氏家族に2回面会したが、録音を渡されたのは2回目の面会のときだった。

オタワの外務省女性スポークスマンは領事館員が録音のコピーをもらったか確証の問いには答えなかった。

ジェリリ氏はこのような頻繁ではない家族との面会を越えるような外の世界との接触は全くしておらず、何度もなぜカナダは助けに来てくれないのか尋ねていた。

彼の逮捕後、ハーパー政権はジェリリ氏の代わりに政府の高官が公然とカナダ人ジェリリ氏に対する容疑を裏書する証拠はないと言明してきた。(ジェリリ氏は彼への容疑をいつも否定して来た。)

しかし中国官員は彼らがこの問題は打ち切られていると考えていると明確に言い切ってきており、オタワの政府官員は私的にはジェリリ氏に代わっての作業はだんだんと減らされてきたと言った、それは多分にこの問題を推し進めることがカナダの対中関係の他の局面の損傷を起こしかねないと言う恐れからである。

カナダの活動家は北京での夏季オリンピックに先駆けてのジェリリ氏の苦境へに注意を集めることを望んだ、しかしそれらの努力はほとんど結果をもたらさなかった。

この録音でジェリリ氏の逮捕以来、彼自身の言葉が公になったのは2回を数えるだけである。5月にはグローブ&メールは監獄から家族に当てた彼の手紙のコピーを入手した。ジェリリ氏は妻にカナダ官員に彼の履歴を話すように頼み、母に自身の収監で彼女を苦しめていることを謝罪していた。

リンク集:フセイン・ジェリル氏を救え!
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070215

フセイン・ジェリリ(ジェリル)氏がウズベキスタンで逮捕されてはや3年、在加ウイグル人協会の奮闘にもかかわらず、状況は悪化していくばかり、今日の世界金融危機の中、「ウイグル人権問題」など忘却のかなたに忘れ去ろうとしている。
カナダにも圧倒的な数の中国系社会がある。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 高田です、今、ワシントンDCにいます。 (高田純)
2008-10-18 17:43:33
 高田です、今、ワシントンDCにいます。
グアンタナモに収容されていた17人のウイグル人がまもなく解放され、ワシントンDCで迎い入れるとのことです。うれしいニュースとして、ラビアさんたちは話されました。 
 中国の核実験災害調査と日本のこれからの取り組みなどについてのラビア総裁との会談は、予定どおり終了しました。
 水谷さん、白石さんをはじめ、日本の支援に、ラビアさんは大変感謝の気持ちを示していました。
 

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