そのとおりです。小谷野敦先生
猫を償うに猫を以ってせよ
水谷尚子さんがんばれ
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090512
水谷尚子さんがおかしなことに巻き込まれている。ググると二番目に水谷さんを非難する文章が出てくるのだが、どうやら高田純とかいう学者を中心とした「日本ウイグル協会」というのが、ウイグル独立運動の人を招いて日本でシンポジウムをやろうとして、しかしその協会が「右翼」「反中」であると見た水谷さんが、そういう事情を知らない運動家を呼ぶことに反対した結果らしい。水谷さんが「妨害工作」をしたとか盛んに書いてあるのだが、具体的に何をしたのかほとんど分からなくて、ミクシィの日記に粘着したとか、失笑してしまうようなことしか書いてないのだよね。
もっとも水谷さんも、ミクシィで活動しているだけじゃなく、自分のサイトを作って立場を鮮明にすればいいのにと思う。私はまあ、中共独裁は倒れたほうがいいとは思うが、「右翼」であるつもりはないので、水谷さんの立場は理解する。しかし政治運動は厄介で、日本では、「左翼」にすると強制的に「護憲」がついてき、「右翼」にすると天皇がついてくる。
そういうことです。猫猫先生。
「日本ウイグル協会」はイリハム・マハムティ氏を中心とした在日本のウイグル人団体であるかのような印象を与えていますが、実際は白石洋二(念舟)という人物を中心とした日本人の団体です。「日本ウイグル協会」がつくられた後に「イリハム応援団」なる支援団体が作られたことが発表されました。
つまりは「日本ウイグル協会」は支援団体である「イリハム応援団」とほぼ一体です。(追記:この6月に日本ウイグル協会のHPが作られましたが、「イリハム応援団」は活動停止。)当然、全世界の在外ウイグル人団体を統括する世界ウイグル会議HP上で傘下団体にその名はない。(注、総会後にその名が見える)
水谷尚子先生は「日本ウイグル協会」の活動がさも中国に批判的な日本在住のウイグル人の総意であるかのごとく日本人が運動していることに終始批判的でした。
例の「シンポジウム」に関してですが、札幌医科大学の高田純博士が中国の核実験について学術的に被害を算定されたことは画期的だとは思います、しかしながら氏は学術的な著述を超えて政治的な中国批判に踏み出しています。
「ウイグル独立運動の人」たるアニワル・トフティ医師を最初に日本に紹介したのは水谷氏ですが、アニワル氏の祖国で原爆症に苦しむ人々への思いを汲んで水谷氏は現地救済の手段など(アニワル氏の日本への留学)をコンタクトされてきた高田氏に打診してみましたが、反応は良くありませんでした。
そのあと高田氏は「日本ウイグル協会」の方に急接近されていきました。高田氏の提言でシンポジウムが発起されたらしいですが、それについて水谷氏は「アニワル氏出席反対」の意志を高田氏にメールされて、それを高田氏が「妨害行為」としてのちこの騒ぎです。(「断固阻止」なる言い方は私もどうかとは思うのですがね。)小谷野先生がおっしゃられるように日ウ協側はそれ以外の「妨害行為」が何なのか全く指摘せず水谷氏を中傷しています。反論されたくないからだということが考えられます。
「日本ウイグル協会」がおこなった「シンポジウム」が「政治集会」ではないと日ウ協周辺は言いますが、そもそもその正体であるイリハム応援団の会則には人権問題提議を超えた打倒中共が明確に記されています。
そしてシンポジウムのゲストスピーカーに呼ばれたのが「授業中の反中パンフレットの配布」「シナ人連呼」で物議をかもして麗澤大学講師を辞めさせられた藤井厳喜(昇)。
シンポジウムを銘打っているもののディスカッションタイムなしでした。
結論が決まっていた反中色の強い集会であったことは間違いないでしょう。
水谷さんは自身のサイトはお持ちではないですが、当ブログに自分の立場的なものをコメント欄に投稿してもらっています。
ご参考までによろしくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20080805
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20090208