real SR

引越しいたします。

水谷尚子氏への「日本ウイグル協会」の攻撃、中傷行為について。

2009-05-13 01:49:21 | デジタル・インターネット

そのとおりです。小谷野敦先生

猫を償うに猫を以ってせよ

水谷尚子さんがんばれ
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090512

水谷尚子さんがおかしなことに巻き込まれている。ググると二番目に水谷さんを非難する文章が出てくるのだが、どうやら高田純とかいう学者を中心とした「日本ウイグル協会」というのが、ウイグル独立運動の人を招いて日本でシンポジウムをやろうとして、しかしその協会が「右翼」「反中」であると見た水谷さんが、そういう事情を知らない運動家を呼ぶことに反対した結果らしい。水谷さんが「妨害工作」をしたとか盛んに書いてあるのだが、具体的に何をしたのかほとんど分からなくて、ミクシィの日記に粘着したとか、失笑してしまうようなことしか書いてないのだよね。

 もっとも水谷さんも、ミクシィで活動しているだけじゃなく、自分のサイトを作って立場を鮮明にすればいいのにと思う。私はまあ、中共独裁は倒れたほうがいいとは思うが、「右翼」であるつもりはないので、水谷さんの立場は理解する。しかし政治運動は厄介で、日本では、「左翼」にすると強制的に「護憲」がついてき、「右翼」にすると天皇がついてくる。

そういうことです。猫猫先生。
「日本ウイグル協会」はイリハム・マハムティ氏を中心とした在日本のウイグル人団体であるかのような印象を与えていますが、実際は白石洋二(念舟)という人物を中心とした日本人の団体です。「日本ウイグル協会」がつくられた後に「イリハム応援団」なる支援団体が作られたことが発表されました。
つまりは「日本ウイグル協会」は支援団体である「イリハム応援団」とほぼ一体です。(追記:この6月に日本ウイグル協会のHPが作られましたが、「イリハム応援団」は活動停止。)
当然、全世界の在外ウイグル人団体を統括する世界ウイグル会議HP上で傘下団体にその名はない。(注、総会後にその名が見える)
水谷尚子先生は「日本ウイグル協会」の活動がさも中国に批判的な日本在住のウイグル人の総意であるかのごとく日本人が運動していることに終始批判的でした。
例の「シンポジウム」に関してですが、札幌医科大学の高田純博士が中国の核実験について学術的に被害を算定されたことは画期的だとは思います、しかしながら氏は学術的な著述を超えて政治的な中国批判に踏み出しています。
「ウイグル独立運動の人」たるアニワル・トフティ医師を最初に日本に紹介したのは水谷氏ですが、アニワル氏の祖国で原爆症に苦しむ人々への思いを汲んで水谷氏は現地救済の手段など(アニワル氏の日本への留学)をコンタクトされてきた高田氏に打診してみましたが、反応は良くありませんでした。
そのあと高田氏は「日本ウイグル協会」の方に急接近されていきました。高田氏の提言でシンポジウムが発起されたらしいですが、それについて水谷氏は「アニワル氏出席反対」の意志を高田氏にメールされて、それを高田氏が「妨害行為」としてのちこの騒ぎです。(「断固阻止」なる言い方は私もどうかとは思うのですがね。)小谷野先生がおっしゃられるように日ウ協側はそれ以外の「妨害行為」が何なのか全く指摘せず水谷氏を中傷しています。反論されたくないからだということが考えられます。

「日本ウイグル協会」がおこなった「シンポジウム」が「政治集会」ではないと日ウ協周辺は言いますが、そもそもその正体であるイリハム応援団の会則には人権問題提議を超えた打倒中共が明確に記されています。
そしてシンポジウムのゲストスピーカーに呼ばれたのが「授業中の反中パンフレットの配布」「シナ人連呼」で物議をかもして麗澤大学講師を辞めさせられた藤井厳喜(昇)。
シンポジウムを銘打っているもののディスカッションタイムなしでした。
結論が決まっていた反中色の強い集会であったことは間違いないでしょう。

水谷さんは自身のサイトはお持ちではないですが、当ブログに自分の立場的なものをコメント欄に投稿してもらっています。

ご参考までによろしくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20080805

http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20090208

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ウイグル、漢、相互理解のためのウェブサイトが閉鎖

2008-07-01 22:03:15 | デジタル・インターネット

中国でウイグル人知識人が民族相互理解のためのウェブサイト、ウイグル・オンラインを運営していたが、この最近の情勢で閉鎖になっているという。サイトは漢族からの建設的意見も多かったようで、民族同士の不和をなくそうと言う試みが中断させられているのは残念なことである。「告発者」がウイグル人だというのも悲しいものがある。

このウイグル知識人の「亡命ウイグル人」に対する言葉もかなり辛らつである。ただRFAの取材で当局からにらまれることを警戒しているだけの態度でもないであろう。
中国の人権弾圧は批判されなくてはならない。しかし主役はウイグル人である。

http://www.rfa.org/english/news/uyghur/uyghur_tohti-06122008131618.html?searchterm=None

ラジオフリーアジア 6月12日

Uyghuronlinerfa
閉鎖前のウイグルオンライン

香港 中国当局は漢族中国人とウイグル族の理解を深めることを目的としたウェブサイトを、外国の「過激主義者」にリンクをしていたという非難し、その後サイトを閉鎖した、とサイトのオーナーが語った。

しかし思いがけないことに、北京の中央民族大学のウイグル人教授イルハム・トフティ氏は、当局に創立してから2年の中国語のサイト「ウイグル・オンライン(維吾爾在線)」が海外のウイグルの「過激主義者」にリンクしていたと報告したのは同僚のウイグル人であったと語ったのである。

「公安局(PBS)は私たちの閉鎖を行って後に捜査した、公安局は私たちが無実であるとしたが、サイトの再開については何も話さない。」イルハム教授は語った。

「公安は私たちに、『心配はいらない、不安になることもない、現行の法と状況の下では論議のなかには受容できないものもある、それらはデリケートな問題だが法に触れるわけではない。』と言った、しかし公安はいつサイトが再開できるのかは言わなかった。」

北京の公安部からコメントは入手できなかった、そしてウイグル族がウイグルオンラインウェブサイトについて不満を言うのかは明らかではない。

イルハム・トフティ教授は彼のサイトで12民族の67人を無給で採用していたが、
あるときは一日100万のページビューを上げていたのである。

コンテンツは中国語で発行され、ウイグル族、漢族、朝鮮族、チベット族や他の寄稿者によって書かれていた。

理解の促進

「私の主な目的はウイグル人と漢族中国人に理解を促進させることである。」イルハム・トフティ教授は言い、加えてそのことは成功裏に進んでいたと信じているとした。「ウイグル人は平和的な人々である、そして私たちはこのことを漢族中国人に言わなければならない、なぜなら彼らはウイグル人を理解していないからである。」

「私たちの読者や閲覧者の多くは漢族中国人の知識人である。彼らは私たちの民族性を理解するのを望んでいた、彼らはそう試みていたのである。彼は大きな数ではないがしかし増加している。」

「漢族中国人は人口の90%以上を構成している、だから漢族がウイグル人を理解すると言うことは重要なのである。私はいかなる政治的目標を持っていない。」イルハム・トフティ教授は言い、彼のサイトが2007年に短期間閉鎖されていたことを付け加えた。

ウイグル・オンラインは「とても助けとなった、、、多くのことが人々の相互理解を深めるのに役立った、しかし全部の人が私のサイトを支持したわけではなかった。私が嘘をついている、嘘を広めていると非難する人もいた、、、おまえが新疆にいたら何回も縛り首だと言う人さえもがいた。私の大学に私を解雇するように言う人もいた。ある漢族中国人は私を攻撃して、私を『分裂主義者』と呼んだ。」

「分裂主義者」は中国当局が北京の支配からの独立を望んでいると申し立てられている人々を示すときにつかう用語である、そしてこの用語は往々にしてチベット人に適用される。

「私たちの目標を支持してくれる人もいてとてもよいことを書いてくれた。知識人、政府職員、彼らはよいことを書いてくれた。私のサイトの閲覧者の知的レベルは上がっていっていた。」イルハム・トフティ教授は言った。「ウイグル人は自身の問題をテロリズムを通じて解決することができない、またスローガンで解決することもできない、彼らはどのように彼らの利益を法的に守るかを知らなければならない。」

ミスリードした言説?

亡命ウイグル人の中には誤まって導かれた人もいる、とイルハム・トフティ教授は語った。

「私たちウイグル人の知識人は人々を正しい道に向かって導いていなかった。知識人のなかには中国の法はウイグル人の為のものではないと言った人もいる、しかしそれは正しくはない。中国の法の下で民族(ミンツー)は問題ではない。すべての人々は平等に扱われている。」

「しかし多くの社会問題は別のことである。社会問題の中には法を通じて解決できないものもある。ウイグル人は法を学び、法に従って生活し、そして彼らの利益を守る為に法的手段を見つける必要がある。」

多言語の教授

彼の公式な経歴によると、イルハム・トフティ教授はアトシュで1969年10月25日に生まれた。彼は長春の東北師範大学と北京の中央民族大学の経済学スクールを卒業した。韓国、日本、パキスタンに遊学し多くの国々を訪ねた。

英語、中国語、韓国語、日本語、ウルドゥー語に堪能で、現在中央民族大学経済学スクールの准教授である。彼はまたウイグル・オンラインウェブテクノロジー開発会社の議長兼総支配人であり、カザフスタン大学の客員教授である。

御しにくい少数民族

チベット人とウイグル人は、中国の最も宗教心がありかつ民族意識が高い二つの少数民族であるが、北京の過去60年におよぶ苛酷な支配に苛立っており、中国当局は抑圧と虐待の執拗な告発に直面している。

中国はこの10年中国の言うところの新疆ウイグル自治区に独立国家を設立することを目的とする暴力的な分離主義者たちやイスラム過激派との軍事行動を行ってきた、新疆ウイグル自治区はアフガニスタン、パキスタン、タジキスタン、キルギスタン、カザフスタン、ロシア、モンゴルと国教を分かち合う地域である。

2001年9月11日のアメリカへの攻撃後、北京はウイグルの諸グループがアル・カーイダと関係を持ち、その1つ東トルキスタンイスラム運動(ETIM)が「ウサマ・ビン・ラーディンに率いられたテロネットワークの大きな構成部分」であるという見方を取っている。ETIMはその告発を否定していた。

ウイグル・オンラインのURL(接続不可)
http://www.uighuronline.cn/

ウェブ・アーカイブス
http://web.archive.org/web/20070821055212/http://www.uighuronline.cn/

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世界ウイグル会議サイトがリニューアル、最初のニュースはホータンデモ事件で妊娠中の拘束者!

2008-04-22 23:01:47 | デジタル・インターネット

世界ウイグル会議のサイトがリニューアルされています。結構今までの形も良かったと思っていたのですが、今度は3カラムです。
ヘッドマークが変わりましたが前に増してカッコいいですね。ますますサイトが充実されることを望みます。
http://www.uyghurcongress.org/Jp/Home.asp

頑張れ、世界ウイグル会議(特に日本語部)
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リニューアルして初のニュースはかなり衝撃的です。
http://www.uyghurcongress.org/Jp/News.asp?ItemID=1208869248
3月23日のホータンデモ事件、妊娠中の拘束者も

RFA 2008年4月21日

3月23日にホータンで起きたデモで拘束された人々の状況を把握するために、RFAでは現地の政府機関らに引き続き電話取材を行った。21日の電話取材では、拘束者のうち一人が妊娠中の女性であること、(出産の)日にちが近いため取調べ中に緊張して意識を失ったことが明らかになった。

 一人の担当職員の話によると、ホータン市婦人連合会の仲介で妊娠中の女性が事件当日に取調室から市病院に搬送されたが、医師は危険な状況にあると判断したため、ホータン地区病院に搬送されたという。しかし、この女性のその後の状況は分かっていない。
(中略)
これは、デモ参加者ではなく、買い物のためにたまたま現場にいた一人の妊娠中のウイグル人女性を襲った惨劇である。

読売新聞も今回ホータンに入って取材はしている。隔靴掻痒の感を免れないのは仕方がないが、、、、。

デモの話をすれば捕まる、新疆厳戒(4月22日読売新聞 牧野田亨記者)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080422-OYT1T00061.htm


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市民派ニュースサイトJanJanにラビア・カーディル講演記事

2007-12-25 23:46:59 | デジタル・インターネット

いつもリンクでお世話になっている遠山日出也さんがJanJanで、ラビア・カーディル講演を記事にされています。

某ブログでウイグル関係の活動は反中華の傾向ありと疑問を呈された私ですが、事情は完全に変わりつつあります。

遠山さんの講演紹介の後に書かれた解説は格調高く真に訴えかける内容です。

この遠山さんの市民派メディアでのラビアさん紹介記事はたいへんにありがたいことです。というわけで御礼エントリー、失礼。

中国女性・ジェンダーニュース
http://genchi.blog52.fc2.com/blog-entry-137.html

JanJan該当記事
http://www.news.janjan.jp/world/0712/0712227716/1.php

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大石英司氏、日本マスコミのウイグル報道を語る。

2007-11-27 23:49:24 | デジタル・インターネット

昨日の膳場貴子ニュース23でのラビア・カーディル特集、一日たって誰かブログに書いてある人がないか見ているのであるが、「東トルキスタンに平和と自由を」の勇者が番組内容をレポートしてもらっている以外は、ほとんど反応がない(チェックできなかった方は是非ご覧になってください。)、一般人は「シルクロード」に興味はあっても本当に「ウイグル」に関しては関心が低いのだなと実感します。

唯一といっていいのが有名なブロガーでウイグルも舞台となっている戦記小説「原油争奪戦争」の著者、大石英司氏だけであります。大石さんは語ります。

彼女は、ウイグル自治区でクリーニング業を皮切りに財を成して、一時期は中国でベスト10に入る富豪になり、代議員にもなった。所が、党大会でウイグル自治区の改善を訴えた途端に逮捕。6年間投獄され、その後アメリカに亡命しました。息子二人は今も中国の刑務所に捕らえられている。中共政府は彼女をテロリストと呼んでいます。
 ウイグル自治区の人口は1千万に満たないのですが、中国が過酷な民族浄化を展開していて、今、10万人単位で女性を沿岸部へ強制移住&強制労働に従事させている。取材映像では、4月20日から働き始めて7月20日まで工場を一歩も出させて貰えない、と訴える女工哀史な訴えが流れた。これは民間の業者が勝手にやったことじゃなく、中共政府が公にやっている人さらいと奴隷労働です。
 つまりそうやって若い女性を拉致して沿岸部で働かせることによって、まずウイグルの人口抑制を図り、彼女ら(北京語も広東語もほとんど話せない)がその他の地方の男性と結婚する事で、民族の血を根絶やしにしようとする戦略を着々と進めている。

細かいところを言うと「党大会」ではなく、中国の参院的存在と言われる「全国人民政治協商会議」
ウイグル自治区の人口は一千万に満たないというのはウイグル族の人口のことであり、新疆ウイグル自治区全体の人口は約2010万人。(2005年)でウイグル族45%漢族40%であとはカザフ、回族、モンゴル族などその他の民族。(
参照

そして大石さんは続いて語ります。
チベットの問題もそうですが、とにかく、日本のメディアでは、中国がそんなことをやっているなんて、滅多には報道しないわけですよ。日本のマスゴミっていろいろ問題を抱えているけれど、あの連中をして、「商工会議所と変わらん」と連呼する元帥(注、田岡俊次朝日編集委員のこと)とか、ちょっと信じられないですよね。中共の真の姿の隠蔽に加担するメディア人が存在するのって。

非常にナイスコメントでほぼ全面的に賛成なのですが、日本のマスゴミは「隠蔽している。」「中国に気を使っている」というのも正しいのですが、それ以上に無関心なのですよね。NHKの能天気な原田中国総局長の調子にも見られます。

そこでコメント欄で、ウイグル報道について、これも書評人として名が高い、パペッティア通信の管理人さんが、「朝日は10日前に報道した云々」で記者の姿勢より社論、社説批判するべきであるといって、大石さんへの批判をされているのですが、あまり意味のある批判にも思えません。
ラビア・カーディル来日時、
たしかに朝日も国際面で報道はしているのですが、ネット上にはソースなし、なんだか知らないけど英語版のIHTのおまけとして編集しているThe Asahi Simbunでかなり遅れてネット配信。神は細部に宿りたまうといいますが、こういうところでその社論の姿勢が出てくるのではないのでしょうか。

中国の民族問題(特にウイグル)についての姿勢として、朝日は確かに目立ちます、しかしウイグルに関しては毎日はそれなりにがんばっています。あんまり言う人が多くないのですが、読売の無関心がかなり気になるのですね。

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