本日、衆議院での税制関連法案(いわゆるガソリン税暫定税率復活法案)再可決の混乱の中本当に開催されるか心配していた、「中国の人権状況を考えるシンポジウム」において世界ウイグル会議事務局長(Secretary General)のドルクン・エイサ氏が講演を行った。ドルクン事務局長は2度目の来日と思われる。
その記事が毎日新聞に掲載されている。
チベット・ウイグル:両民族への弾圧続く 都内で講演会
チベット亡命政府のテンジン・テトン元主席大臣(首相に相当)と、亡命ウイグル人で組織する「世界ウイグル会議」のドルクン・エイサ事務局長が30日、東京都内で講演し、両民族に中国当局の弾圧が続いていると主張した。
テトン氏はチベット自治区での3月の暴動以降、中国当局に殺害されたチベット族は少なくとも150人に上ると指摘。「ラサの火葬場に毎日、遺体がトラックで運ばれ、物のように扱われている」と惨状を訴えた。
少数民族地域では2人以上の出産が認められているが、エイサ氏は「中国は2人目を妊娠したウイグル人女性を強制中絶させている」と話し、北京五輪前に約束した人権改善が進んでいない状況を説明した。【篠田航一】
毎日新聞 2008年4月30日 18時44分
この模様は田村しゅうじ狭山市議会議員のブログ「東奔西走」にも詳しい
http://blogs.yahoo.co.jp/tmr2940/37694751.html
「中国の人権状況を考えるシンポジウム」は真・保守政策研究会の主催で4月30日に憲政記念館で行われた。記事にあるようにパネリストとしてドルクン氏のほかにチベット亡命政府のテンジン・テトン元主席大臣が講演されたようだ。
両氏や国会議員を交えての議論には水谷尚子先生や桜井よしこさん、ペマ・ギャルポ桐蔭横浜大教授、そしてアムネスティインターナショナル日本の寺中事務局長が参加される予定であったと聞く。陣営を超えての討論は大きな収穫があったのではないだろうか。(追記)なんとおどろくべき情報が飛び込んできた、トフティー・テゥニヤズさんの夫人、ラビア・トフティーさん、なんと麻生前外相!そして安倍前総理もこのシンポジウムに参加していたというのである。
産経「政界シミュレート」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080430/plc0804302003015-n1.htm
いずれ詳細がアムネスティ日本やWUC日本語サイトなどで発表されるであろう、この結果に期待したい。
桜井よしこブログ
http://yoshiko-sakurai.jp/
ペマギャルポ教授
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/
アムネスティインターナショナル日本
http://www.amnesty.or.jp/
ドルクンエイサ氏関連記事
2006年10月来日の模様
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061107
東京財団講演
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061107
チャンネル桜出演
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061116
読売国際部の取材
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20080322
2008年3月19日:ドルクン氏ミュンヘンでチベット支援デモに参加
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20080320