real SR

引越しいたします。

朝日の社説。「対テロ戦争は新疆ウイグル自治区も含まれるといわれている。」どこ向いてゆうとんじゃ。

2005-12-31 00:19:54 | ニュース

あきれ果てましたのでリンクだけどす。

おとといの朝日社説なんですけど、ブッシュ政権の政策批判なんですが、そこでの一節、表題のとおりなのですが。その根拠もはっきりとしません(怒り!)

http://www.asahi.com/paper/editorial20051229.html

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ゴルゴ13inウルムチ Pinhead shoot

2005-12-30 23:42:21 | 国際・政治

現代新疆ウイグル自治区をテーマにしたコミックなどがないかと折々に探すのですが、やっぱり少ない。いままで、マスターキートン、EDEN、なんてところがありました。と思ってたら来ましたよ。
天下の「ゴルゴ13」
2002年8月に発表されたようです。

http://www.bigcomics.shogakukan.co.jp/golgo13/magazine/mag_top.html

Golgo13_150
新疆ウイグル自治区、中心都市ウルムチ――――中国――――

ウルムチ駅、大勢の漢族が列車を降りてくる、それを見て不快感を表すウイグル人たち。
そして、その中にまじってあの男が・・・・
ズガガーン と突然の爆発!
自動小銃?を持った公安?(武警?)が「くそっ、またイスラムのテロか!」
「あやしいやつは撃ち殺せっ」
ここで状況説明そのなかで
「シルクロードを通じてアラブ商人により栄えたイスラム国家は19世紀に清朝に征服されて新疆省となった。」(すごく大雑把で且つ間違いもまじっているのでは!!!)

舞台は移ってある村の学校建設風景、地元の期待と人望を集めるウイグル人エリートが自ら汗を流して学校建設を手伝う。ありがたがるウイグル人たち。
(セリフが江戸時代の日本の村人みたいである。)

なぜかバザールで養蜂業者をさがすゴルゴ。

また、学校建設現場、やたら威張り散らす地方幹部。
「先日、ウルムチ駅で刑事がイスラム過激派に爆殺された!」
「共産党を否定する教派の暗躍がこれ以上目に余るならば、唯一のウイグル人教育部員アッシジに責任を負わすからな!」
怒りを現すウイグル人たちをなだめるアッシジ
「コーランに書かれているとおり、弾圧を耐えるのです!」
しかし、夫を中国軍に殺された女性ハーディアは信じない。

彼女は養蜂業者だった。そこへあの男が、「養蜂箱を売ってほしい。」

教育部、ウイグル人の陳情を受け付ける教育部幹部アッシジ。
漢民族中心の教育の強化を愁うウイグル人たち、「教育部の方針を変えるようにいってください。」「わかりました。共産党の人たちもわかってくれますよ。」

ところが、彼の正体は・・・・・・

こういう書き出しである。

今発売中なので、みなさん購入して突っ込みをいれてあげてください。(笑)

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「東トルキスタン運動」の紹介本 時事通信 服部健司氏

2005-12-27 23:10:43 | レビヤ・カディール

たまたま手にとった本がこういう題で「東トルキスタン運動」の紹介の章があったりする。「平凡社新書 世界テロリズムマップ」 <iframe marginwidth="0" marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=truthofsilkro-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4582852114&amp;fc1=000000&amp;IS2=1&amp;lt1=_blank&amp;lc1=0000ff&amp;bc1=000000&amp;bg1=ffffff&amp;f=ifr" frameborder="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>

出てくる人たちがオサマにザワヒリ、オマル、ヤシン、オジャラン、バサーエフ、グスマンに岡本公三、シンガンスにマクベイ、他にも知らない人で有名な「テロリスト」が一杯という本。

中国東トルキスタン担当が時事通信社の服部健司という人であった。服部氏は1955年生まれで1990~2002年まで中国在住最後の4年は中国総局長であった。
服部氏は「東トルキスタン独立運動」がにわかに注目されたのは同時多発テロが契機であったとする。
2002年8月26日、日本でもおなじみの当時のアメリカ国務次官補、リチャード・アーミテージ氏が訪中日程を終え北京のアメリカ大使館広報文化部での記者会見を行った。
「それから、中国側はETIM(東トルキスタンイスラム運動)をテロ組織リストに載せるという決定に満足を示した。」
これがアメリカがウイグル独立派を見捨てた瞬間だとする。
9.11以後でも当初はウイグル独立派がテロ集団だとする中国の主張は西側に受け入れられなかったという。そこで中国側は独立派はアフガンのタリバン、アルカイダとつながっているというキャンペーンをはじめた。
週刊誌「三聯生活週刊」が2001年11月始め「東突分子のベールを剥ぐ」なる特集を組み中国人民大学の専門家、張国鳳教授などに取材し独立派の1000人以上ががアルカイダのキャンプでテロ訓練を受け新疆に潜入、テロ活動に従事していると主張した。
銭基シン副首相はこの情報を確認、2002年1月22日に国務院新聞弁公室が「東突テロ勢力の逃れがたい罪科」なる報告書を発表した。
そこでオサマ・ビン・ラディンが1999年初めにETIMの幹部と会談し、資金援助を約束し、ETIMとウズベキスタン・イスラム解放運動およびタリバンの協調行動を要求したとする。ETIMのほかにもこの報告書には多数のウイグル独立派団体の名前がでてくるが、乱立気味でほとんど実態はわかっていない。
ETIMの幹部として名前が挙がっているのがハサン・マフスム、中国側の一方的な主張に寄れば1998年2月にメンバーをつれて新疆に潜入、秘密基地などを設け150人のテロリストを養成したなどとしている。しかしこれは客観的事実でなく、詳しいことは何もわかっていない。
これに対して東トルキスタン情報センター、アブドゥウジェリリ・カラカシ氏は2002年2月に「本当のテロリストは誰か?」という声明を出し、何者かにウイグル独立派が中国国外で惨殺された例が4つに及ぶと反論している。
しかし圧倒的な中国の情報戦略により、ETIMはテロ団体との烙印をアメリカや国連にも押されてしまった。
中国の激しい弾圧で独立派は力を失っている。しかし、活動は先鋭化しウイグル人の理解がある限り闘争は続く。

こういった内容であるが、最後に注目すべきはレビヤ・カディール(ラビヤ・カディル)さんが独立派に資金援助していたということが「発覚した。」と述べている。(しかし1999年の逮捕、収監については記述なし。)自分はこういう話は聞いたことがなかった。本当ならば中国当局が宣伝にもっと使ってもよさそうなものであるが、服部氏はどこからこの情報を得たのだろう?
全体的には中国の報道が中心の記述だが、あくまでも一方的だという注釈つき、活字でレビヤさんを一行でも取り上げている稀有な例の一つである。

押田さんのブログの以下のエントリーがこれらの情報に付いて詳しい。ハサン・マフスムのその後についても。

http://oshida.exblog.jp/1327343/

http://oshida.exblog.jp/1306231/


ワシントン地裁判事 「グアンタナモのウイグル人を釈放しえず。」

2005-12-24 23:50:53 | ニュース

ヘラルドニューズデイリー ダコタ ロイター発12月22日

http://www.heraldnewsdaily.com/stories/news-00115730.html
合衆国ワシントン地裁判事ジェームス・ロバートソン氏は22日彼自身はグアンタナモ基地に拘留されているウイグル人の釈放命令を出す権力を持ちえていないと判断した。それはアメリカ軍当局がウイグル人が「敵戦闘員」でないと宣言しているにしてもであるということである。

バクル・カシムBakker Qassim とアデル・アブドゥル・ハキムA'del Abdu Al-Hakimはキューバのグアンタナモ基地の軍刑務所に拘留されているが合衆国は彼らを受け入れる国を探していた。
「合衆国内への彼らの釈放(グアンタナモ基地はアメリカ国内ではない)また、ある種の仮釈放つまりはこちらでの何らかの架空の法的地位にでさえ(裁判所の)命令が必要である、しかしその命令は認めることができない。なぜならその命令が含む国家安全保障上のまた、外交的な意味は当裁判所の権限や能力を超えているからである。」
ロバートソン判事は12ページの裁定書ににおいて述べた。
(後略)

2人のグアンタナモ基地のウイグル人は残念ながら釈放の決定は出なかったようである。

前記事 グアンタナモ基地のウイグル人が開放か?

http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20051214