real SR

引越しいたします。

北京オリンピックまで1年、二人のウイグルの英雄、ラビアとアディリ

2007-08-24 23:49:10 | スポーツ

8月11日 エポックタイムス
http://en.epochtimes.com/news/7-8-11/58642.html

Rabiyebctbjogs
2008年オリンピック開催へ向けて後一年となった、この8月ウイグルの二人の英雄がオリンピックに関連する行動を取っている。

一人はこのブログでは言わずと知れたラビア・カーディル、昨年はノルウェーでの講演活動中にも「ノルウェーはオリンピックをボイコットすべき」と激しい口調で主張したことは記憶にあたらしい。
ラビアさんはオリンピック開催一年前のカウントダウンが始まったこの8月8日に、ワシントンDCの在米中国大使館前でアムネスティインターナショナルの主催したデモに参加した。
「中国の現体制は組織的で公判でひどい人権侵害をウイグル人、チベット人、モンゴル人、法輪功会員及び普通の中国の人々に対して犯している。」
ラビアさんは共産党体制は2008年のオリンピック開催決定後に特にウイグル人に対する抑圧を強めていると説明した。
「抑圧の結果として多くのウイグル人が逮捕され、収監され、処刑されています。」

「オリンピック開催の準備をするにしたがって、中国は敏感な問題を報道するジャーナリストを脅かし、嫌がらせをし、拘束しています。これはIOCに誓った報道の自由への侵害です。」

中国現体制は2008年オリンピック開催中は報道の自由を許すと主張しているがラビアさんはそのルールの緩和は彼女の祖国東トルキスタン、そしてチベットには適用されない、と言った。
中国現体制はメディアコントロールと検閲及び東トルキスタンとチベットへの外国人ジャーナリストのアクセスを引き締めている、ラビアさんは付け加えた

当ブログでも北京オリンピックボイコット運動でよく検索されてくるが、日本ではそういうものが現実の運動としては起こらないであろう。中国に批判的な報道も少しはされてきたものの人権問題に関して特にウイグルへの抑圧に対してはまったく北京の成すがままという感じである。

Adiliyang そしてもう一人の英雄アディリ、ウイグルの伝統的芸術Dawaz(綱渡り、なんかこの表現は迫力がない。条道なんてどうかな?)の当主であり、またギネス滞在時間世界記録保持者、全人大代表でもある。

彼が新疆出身のエベレスト初登頂者楊氏と共に、レノボ社の推薦でオリンピック聖火リレーに参加することがこのほど報道された。アディリが中国の言いなりだ、と言う気はない。彼は彼なりに「国」に尽くしている。

しかし、もちろんこのブログではラビアを支持する。

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ユーラシア 文明の活断層をゆく――東トルキスタン共和国

2007-08-22 22:59:09 | テレビ番組

2002年に北部パキスタン、クンジュラブ峠近くのカラコルム・ハイウェーで転落事故にあい、55歳の若さで帰らぬ人となってしまったNHKの看板ディレクター、秦正純氏、その事故の時、制作途上であったNHKスペシャル「ユーラシア――文明の活断層をゆく、東トルキスタン共和国」がyou tubeにアップされた。

秦ディレクターと言えば27年前の「シルクロード」でもイシック・クル湖底探検、当時のタジク共和国パダフシャン川上流で幻のソグド民族の末裔の取材、中国の故宮の取材など多くの興味深い作品を制作したことで有名であった。そんな彼が東トルキスタン共和国を正面から見つめようとしてトルコのカイセリでのクリルタイから取材をはじめ、中国でも取材活動をしようとした矢先に事故にあってそれまでのテープが遺作となってしまったと言う。

番組は残念ながら白黒であるが、NHK(衛星放送ではあるが)に東トルキスタン国旗が映った稀有な例である。
番組はヤルカンドから亡命した人々を中心に描いている。詳細はNHKから出版もされているので是非ご覧ください。

<iframe marginwidth="0" marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=truthofsilkro-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4140808241&amp;fc1=000000&amp;IS2=1&amp;lt1=_blank&amp;lc1=0000FF&amp;bc1=000000&amp;bg1=FFFFFF&amp;f=ifr" frameborder="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>

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経済発展はウイグルの消滅につながるのか The Sunday Times誌

2007-08-21 23:37:35 | ニュース

その4よりつづく)

同じように悪いことは、砂漠の村々から「勤労体験」として搾取工場に送られた何百人ものムスリム少女の苦しみである。さる3月中国の政府職員がカシュガルの南のヤルカンド周辺の貧しい村に入ってきて、200人以上の15歳ぐらいの少女を勤労プログラムに徴集した。

少女達は故郷から1,000マイル以上はなれた中国の東海岸のある工場で長時間労働しなければならなかった。彼女らは一月33ポンド賃金を約束されていたが支払われなかった。

2、3人の少女が逃亡して新疆へ向かった。それで中国の政府職員は彼らの親族に罰を与えると脅かした。

伝統的なムスリムのコミュニティでは恥をおそれ尊厳を重んじる、このような運命は死よりも悪いことと見なされ得る。このことは武装派にとっての大きな誘因である。

新疆全域で、中国は輝く繁栄、よりきれいな水、新しい学校、舗装された道路、近代的な病院、能率的な空港、ネットショッピングや大きなエネルギ-プラントを指し示す。

その対価とは、ウイグル人たちが言うに彼らのアイデンティティの緩やかな消滅であると。ウイグル人の子供達は強制的に漢語の授業を受けさせられる。ウイグル語での授業は主たる大学では禁止されている。彼らの文学、詩歌そして音楽はカラオケ文化の攻撃の下に消えつつある。ウイグル人の歴史は書き換えられている。

新疆に来てシルクロードの遺跡に感嘆する目的で来た西側の旅行者のために、中国は新しい博物館をウルムチに建てた。それはこの厳しい領域での最後の漢族の征服を描写している。最初に漢の皇帝にキリスト誕生以前の時代に主張されたものである。

巧妙な展示は900万のウイグル人と4,900人のタタール人(塔塔爾族)、11,000人のロシア人(俄羅斯族)14,500人のウズベク人を同等に扱っている。

「すべて(の民族)は中国共産党の偉大な民族政策の下、1つの家族である。」漢字でのその主張は記されている。

イスマイル・セメド氏の家族にとって、しかしそれは栄光ではなく悲しみを表している。

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ウイグルは古典的植民地モデル HRW The Sunday Times誌

2007-08-20 23:57:44 | ニュース

その3)からつづく

1949年には新疆の人口の90%はウイグル人であった。今日、ウイグル人は半数を切っている。

「これは古典的植民地主義モデルだ。」新疆における批判的レポートの著者のヒューマンライツウォッチ、Nichoras Bequelinは言った。

工業化された新疆の区都ウルムチには抑圧がウイグル人と敵対的なムスリム派を統一してきたことの証拠があった。赤い横断幕が100年前に建設されたモスクのひさしから下げられて、その稜線は古典的な中国の寺院を思い起こさせ、集まっているのは回族である。回族とは中国中心部から来たムスリム少数民族である。その横断幕には「すべてのメッカへの巡礼者は法の下、国家イスラム機構で組織されなければならない。」との文がある。

「私たちムスリムはわが礼拝者を確固たる環境と正しい政策の下へ導くために共産党と政府に従わなければならない。」(回族の)イマームは金曜礼拝で彼の会衆に警告した。

中国の情報機関は最近、回族ムスリムが中東の過激主義者に資金援助されている事実に気がついている。

サウジアラビアの厳格主義サラフィー教義に影響を受けた聖職者(注、この表現は適当ではない。)はしばしばイスラエルと西欧を激しく非難してきた。

「回族はウイグル族よりもかなり過激である。」Bequelinは言った。そのような過激主義は多くの中国人が耐え忍んできた不正義によってあおられているが、怒れる少数民族が苦しんでいるときにはまったくより強くなる。

カシュガルの南ではHashaとして知られる、ほとんど中世の強制労働システムがプランテーションでつづいている、それは地域のムスリムがアーモンドや果物を繁栄する中国の市場で売るために収穫することを命令されているというものである。

政府は否定しているが、カシュガルの何人かの人は彼らの親戚がそのような無賃労働に従事していると言った、そしてウルムチの果物卸売り業者はHashaが今でも続いていると認めた。

この慣わしはカーンと奴隷商人の時代から続いており、中国共産党の「解放」の後廃止されたはずであった。

そして、明白な子供の奴隷もいる、先月香港の週刊誌「周刊鳳凰」に勇気あるレポートが暴露した。4000人以上のウイグルの子供が誘拐され、乞食や泥棒に「大爺」(Big Brother)という悪人によってさせられている。自治区の福祉事務所によってその判断は確認された。

ギャングのボスはウイグル人自身のことが多いが、日々の乞食や盗みのノルマを50ポンドと設定し、さもなくば殴りつけるのであった。子供達は中国の豊かな地域に送られ、少女はセクハラを受けやすく、少年は扱いやすくさせるために麻薬中毒に誘い込まれる。

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1997クルジャ(伊寧)事件――証言 武警隊員「何千人か殺害」 S-times

2007-08-16 23:35:20 | ニュース

(その2からつづき)

しかしながら、国家の暴力の記憶は力のある抑止力を行使する。
国境の町、伊寧に飛べば、中国の旅客機は灰褐色の山々から果樹園と農場に富む美しい谷へと降り立っていく、そこはウイグル人、カザフ人、ロシア人が入り混じった里。

漢族中国人の伊寧の居住者は自分たちの区域に固執している。
この町の街路に血が走ってから10周年になる、そしてその恨みはいまだ深い。

「私はその1997年の叛乱が勃発したときに、人民武装警察にいた。」
無愛想なある漢族の運転手は答えた、彼は生々しくかつ満足させる、この唯大虐殺であると知られていることの説明を行い始めた。

「少しの間、我々はコントロールを失った。」彼は言った。「暴徒は武器庫に突入して、我々の仲間を殺し、武器を強奪した。状況は混沌としていた。我々は軍を導入した。軍は公安の制服に着替えた、そして力は均衡した。中央政府は我々に暴徒を躊躇なく鎮圧するよう命令した。嘘じゃない、我々はそうした。」
「我々の何人かは死んだが我々は殺害した、数は正確に知らないが――彼らのうち数千人かを、彼ら(暴徒)は我々の力を知った。彼らによき厳しい訓戒を教えてやったのだ。」

ウイグル人女性事業家で政治家であって、現在は亡命中のラビア・カーディルさんは1997年に伊寧に調査に出かけたときに「よき厳しい訓戒」の恐ろしいビデオを見たという。
そこには武器を持っていない少年少女が銃弾の一成射撃で撃ち殺される様が映っていた、彼らの死体はトラックに投げ込まれた。一人の母親と5.6歳の子供達が銃弾の一成射撃の元に崩れ落ちていった。撮影された虐殺はずっと続いた、音声には漢人からの歓声の叫びと興奮した命令が入っていた。多分そのうちの1つは例の運転手のものであっただろう。

抑圧された静けさがこの街(クルジャ・伊寧)に及びつづけている。一人の漢人がこの街最大のモスクの近くの暗いカフェに踏み入れたときのムスリムからの詰めあい四川が彼ら自身の物語を語っている。漢人はすぐに去っていく。

今日、文明の衝突はカシュガルにおいて一番高く鳴り響いている。カシュガルは北京から2,400マイルの宗教、商業、文化の十字路である。この一月に南西方のたった48マイルで「対テロリスト」部隊が古代シルクロードが曲がりくねってパキスタンに入りゆく山々の中の訓練基地を急襲した。

この衝突は国営メディアによって賞賛された、メディアはこれを東トルキスタンイスラム運動(ETIM、東伊運)への一撃と呼んだ。しかし中国人の居住者はこの作戦は武装派を逃がして失敗だと言った。

「彼ら(部隊は)へまをやってそれらの人々(武装派)はまだいる。私たちは武装派が多くの密輸された武器をもっていることを知っている。」ある退役将校が言った。「それで私たちのほうは兵団(注、新疆生産建設兵団のこと)の中の訓練済みの人間に武器を供給している。」

彼は中国の新疆における経済活動を立ち上げ、いまだその事業を独占している、軍管理下の巨大な企業群を指して言った。

「カシュガルから南へ旅行するすべての車は砂漠を横切る部分の道路では武装警護が義務付けられている。」地方の旅行会社では言う。

中国はカシュガルを近代化するために何十億元も投資を続けていた、中心のモスクの前の広場を改装し、バックパッカーや高所得の西欧の旅行者を収容する為に新しいホテルを建てている。また中国は何千人もの漢族中国人を新しいアパートに収容するために移入させた、それは新疆中で行われている大量移入の形式である。

移入した漢族はムスリムからは効果的に隔離されて住む、ムスリムは彼らの古い土煉瓦作りの家、モスクそしてされたばかりの羊が吊り下げて売られている、臭いでいっぱいの路地を守っている。

中国共産党は政治を通じて統合を達成するためにその全力を尽くしている。カシュガル日報によると84%の地域のメンバーはウイグル人である。

「良好な関係は表面だけ」中国の女性ビジネスマンが言った。「それは実際ではない。」

中国人団体旅行者がエイティガール大モスクの境内を大声をあげながら歩き回るが、礼拝時間にだけはその外ですわって団体旅行者をむっとして見つめるウイグル人の男達に改心させられる。

(つづく

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