real SR

引越しいたします。

ラビア・カーディル、シドニー講演

2008-02-29 23:09:27 | ニュース

Rebiya_australia2
http://action.amnesty.org.au/china/comments/9755#When:00:51:00Z

アムネスティオーストラリアのブログによれば、世界ウイグル会議総裁ラビアさんはシドニーでの講演をおえて、オーストラリアでの日程をすべて終わられたとのことである。
シドニーの講演会では100人を越える人が集まって講演の最後は、涙、情熱、希望に包まれたそうである。
http://nsw.amnesty.org.au/events?SQ_CALENDAR_VIEW=month&SQ_CALENDAR_DATE=2008-02-01#rebiya_kadeer
オーストラリアでの活動はWUCサイトで見られる
http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1204257286

いまのところオーストラリアのサイトではその活動を報道したのは一紙のみである。日本訪問時に日本の全国紙各紙が記事にしたのに対して意外なことであるが、これからに期待したい。
オーストラリアといえば以前に紹介したラビア暗殺未遂事件のフィルムはオーストラリア在住のJeff Daniells氏が製作しているものの予告編であるようなのでその関係者とも連絡があったのかもしれない。
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ラビア・カーディルさん、2008年もノーベル平和賞候補に。

2008-02-28 23:59:00 | ニュース

オーストラリアのthe age.comがつたえている。世界ウイグル会議日本語サイトも同様の事をロイター発としているのでこの記事もそうかもしれない。

http://news.theage.com.au/nominations-for-2008-nobels-hits-197/20080228-1vdy.html
ノルウェーノーベル財団によると2008年ノーベル平和賞には全部で197の候補が選定された。史上2番めの数だという。
164の個人と33の団体で2005年の199候補に次ぐものである。
2007年はアル・ゴア元米副大統領とIPCCに気候変動への周知を高めたことにより授与された。
近年、ノーベル委員会は平和の定義を広げたが、それは2004年のケニヤの環境および人権活動家ワンガリ・マータイさんおよび、2006年のバングラディシュの何百万人を助けているグリマン銀行を推進するムハマド・ユヌス氏への授与によって示されている。

ノーベル委員会の事務長Geir Lundestad氏は公共放送NRKに男性の候補が女性の候補よりも多いと言った。

ノーベル委員会は候補者に自薦をしないようにアドバイスしている、しかしながら11月中旬の発表の前に憶測をすることは手続きには反していない。

NRKの報道によるとフィンランド元大統領のマーティ・アティサーリ、ドイツ元首相のヘルムート・コール、アルジェリア大統領のアブデゥルアジズ・ブーテフリカ、中国の異論派活動家の魏京生、イスラエルの核問題内部告発者のモデチャイ・ヴァヌヌ、負債救援運動活動家のボブ・ゲルドフ、亡命ウイグル人人権活動家のラビア・カーディル、オーストラリアのSOSチルドレンズビレッジ、そしてEUなどがリストにある。

この望まれている賞の候補者を選定する権利を持つ人々の中には議員、学者、過去の受賞者などである。そのことはノルウェーノーベル委員会の以前また現在のメンバーと同様である。

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ある「中国論」より中国の日本における反体制派弾圧活動

2008-02-26 00:18:53 | 国際・政治

アッテンボローの雑記帳という人権、労働問題を中心に現政権を批判する立場の方のブログがある。

その管理人の人がメールで連絡を取り合っているという、中国の民主化運動を支援している人が「中国論」を記してそれが転載されているのだが、その中で興味深いいまの日本での「中国の人権、民主化問題」の扱われ方が書かれている。
一部転載させてもらうと、
http://rounin40.cocolog-nifty.com/attenborow/2008/02/post_e4e0.html

端的に申し上げよう読者諸氏は驚かれるかもしれないが、この「資本主義」日本国の中にあって中国大使館員、領事館員は「外交官特権」をはるかに逸脱する、日本の刑法抵触行為を多々行っている(同様の犯罪行為をアメリカ政府関係者が行っていることは指摘するまでもないであろうが)。特徴的であるのは過去日本が中国に於いて行った「暴虐」を真に問題化することなく、時の政権の都合よいように利用されている点である。すくなくとも本多勝一著「中国への旅」(朝日文庫)では数々の日本軍の暴虐が「階級」の観点から捉えられており被害者の遺族は「日本の当時の帝国主義政府を恨んでいますが、同時に被害者であった日本人民に恨みはありません」とのコメントがたびたび述べられているが、現在の中国政府は「階級」意識も「社会正義」も持ち合わせてはいない。中国共産党は名前は共産党であっても経済構造は明らかに資本主義に迎合しており「自由経済」「不自由政治」の体現でしかない。

 ではそのような場面でその本質が明らかになるか。中国には民族、宗教問題が山積している。日本で比較的知られているのはチベットやモンゴルの民族独立運動である。またほとんどマスコミ報道はないがウイグル自治区では長年にわたり独立を志向するムスリム勢力と中国政府の間で交戦状態が続いている。再確認しよう。交戦状態である。日本の外務省担当者もオフレコでウイグルには武装勢力が最低7000名いることを認めている。

 これらの問題をあなたの身近な公民館やサークルで取り上げようとしたら、それを公表した数日以内に中国領事館員があなたのもとにやってくる。最初は穏やかなものだ。しかし企画を止めなければ、次には明らかに胴喝口調になってやってくる、さらには領事あるいは大使が車に乗りあなたの家の前までやってくる。彼らは車からは降りない。でもその周りを体格の良い(ヤクザまがい)の若者が「警護」のように取り囲む。もう嫌だやめようと思えばそれ以降何もないが、頑張って企画を進めると次はあなたのお宅の固定電話が盗聴される。外出の際には身なりの良い「尾行者」が付いて回る。

中国のこの民主化、人権問題に対する監視、工作のありようが見えてくる。11が月のラビア来日がよく実現できたものだと思ってしまう。
その11月中にも中国は妨害、干渉活動を続けそれが表に出たのが週刊文春にけいさいされた、「ウイグル美人スパイ事件」であった。

もう1つ「交戦状態」なる日本の外務省担当者の言であるが、いささかこれは「武装勢力」の中にギャングの犯罪者集団を混ぜた数ではないかと疑ってしまう。であるとするなら日本の外務省も中国のディスインフォメーションに乗りかかってしまっているのではないだろうか。

いずれにしても興味深い記述であるので続編もふくめてチェックしていただきたい。
http://rounin40.cocolog-nifty.com/attenborow/2008/02/post_519e.html

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新疆党書記王楽泉がテロリストの暗殺目標リスト筆頭?いやそれ美人キャスターのインタビューで自分で言って

2008-02-24 20:56:43 | テレビ番組

産経新聞2月21日http://sankei.jp.msn.com/world/china/080221/chn0802211937007-n1.htm

香港紙、星島日報は21日、中国新疆ウイグル自治区のトップの王楽泉・共産党委員会書記(党中央政治局員)がウイグルの独立を求める組織「東トルキスタン・イスラム運動」のテロの標的になっているとみて中国政府が警戒を強めていると伝えた。

 同紙によると、中国当局は同組織などが北京五輪期間中などにテロを計画しているとみて、自治区での取り締まりに力を入れている。新華社電によると、1月27日には自治区ウルムチ市で治安部隊がテロ組織の拠点を急襲、2人を殺害し、15人を拘束した。(共同)

星島日報アメリカ
http://www.singtaousa.com/022108/hl08.php

この産経(共同発)記事の元になっていると思われるのが、上記リンク先なのだけれどもその中で実は新疆ウイグル自治区最高実力者の王楽泉新疆ウイグル自治区党書記自身が情報機関からの話としてそう言っているのである。
このほど香港の衛星テレビチャンネル、フェニックステレビ(鳳凰衛視)のインタビュー番組「問答神州(英題Mainland Q&A)」に王楽泉は出演した。
この番組は日本でもスカパーで見られるようである。いつ放映されたのかはわからないが鳳凰衛視サイトには2月18日とある。(サイトで動画も公開されているがちょっとうまく見ることができない。)
http://www.rakuraku.co.jp/club/program/index.php?program_id=235
http://big5.ifeng.com/gate/big5/phtv.ifeng.com/program/wdsz/200802/0218_1759_403386.shtml
普通話の会話ができなくて通訳(!)を必要とされる山東省出身の王楽泉(双語教育しる!)がどんな感じでインタビューに答えたのかはわからないが、とにかく東トルキスタン情勢について番組の人気女性キャスター呉小莉(サリー・ウー)の質問に答えている。
Wuxiaoli_sallywu
呉小莉キャスター@Skyperfectv
日本でいうなら小谷真由子、国谷裕子か滝クリのような人気美人キャスターの前で「俺ってテロリストの標的の筆頭になるほど大物なんだぞ。」みたいな調子だったんだろうか。

新疆王、新疆土皇帝との異名がある王楽泉だが、十何年前の「12億人の改革解放」でNHKのインタビューに答えたぐらいで日本で話題になることはほとんどないとおもう
Wang_lequan

ネット上では宮崎正弘氏による記事が見つかった。

王楽泉という男がいる。63歳。山東から出世し、過去十六年、新彊ウィグル自治区を統治し、実権を握ってきた。
 同区はこれまで産業の発展に取り残されて貧困に喘いだ。その上、住民はウィグル族が主体で、イスラム教徒が大半。漢族が治めるには大変な地域である。
 反漢族暴動は大規模な武装叛乱だけでも十数回、西側に伝わっている。
 二十年ほど前の「イリ暴動」は四百人が死んだとされる。

 毛沢東は民族移住政策を採って、まず満州族を、この地へ強制移住した。
 文革時代には多くの青年を「下放」させて定住させ、ともかく漢族人口を増やした。この結果、十年前すでに省都のウルムチは、人口400萬のうちの7割が漢族となっていた。
http://www.melma.com/backnumber_45206_3836088/

公安部長を狙うのは、“石油派”の代表格の王楽泉(新疆ウイグル自治区党委書記)。ところが王は山東省を舞台のハニートラップ(中国語は「情婦門」)に関与した疑惑が拡がり、いきなり埒外へ。

 ハニートラップは、なにも外国人をスパイに仕立てるだけの目的で仕掛けられるのではない。中国では賄賂の手段として、或いは政敵を陥れるために、しばしば用いられる。情婦をあてがい高級役人を共犯とする遣り方は、かつての日本でもあった。

 アモイ事件でカナダへ逃亡した主犯の頼某も、軍の長老から地元の共産党幹部をつぎつぎと「情婦の館」と呼ばれる高級サロンへ「招待」して篭絡、利権を拡大した。頼は中国密輸の大半を牛耳っていた。王楽泉はすでに六十三歳。山東から出世し、過去十六年、新疆ウイグル自治区を統治し、実権を握ってきた。

 同区はこれまで産業の発展に取り残されて貧困に喘いだ。その上、住民はウイグル族が主体で、イスラム教徒が大半。漢族が治めるには大変な地域である。反漢族暴動は大規模な武装叛乱だけでも十数回、西側に伝わっている。http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/0711/ronbun1-5.html

まぁ、そういう人だそうです。ラビア・カーディルさんも政協委員時代に当時の李鵬首相と会談して「新疆ウイグル」の実態を訴えたのだがその会談の直後に王楽泉に呼び出され、恫喝を受けたのであった。その後いかなる運命にあったのかは知られているとおり。その王党書記との対決のことは自伝The Stormer of the Skyに書かれているようだが今だドイツ語版しか出ていないので早く翻訳が出てほしいものである。

鳳凰衛視 呉小莉の王楽泉インタビュー全文(中国語)
http://big5.ifeng.com/gate/big5/phtv.ifeng.com/program/wdsz/200802/0218_1759_403386.shtml

王楽泉は1997年グルジャ(伊寧、イリ)事件、バレン郷事件などにも言及し、ラビア、シディク夫妻についても話をしている。内容といえば中国の公式発表、あるいはテレビ番組に準じたものである感じである。王楽泉はラビアさんとシディク氏がトルコを訪問し、そのときにアイサ・ユスフ・アルプテキンと面会したこと、脱税だとか、もう言いたい放題でボイスオブアメリカはデタラメでラビアさんがノーベル平和賞にノミネートさせた人はビョーキなのだそうである。
高名なキャスターとか言う噂で中国のティーンエージャーの憧れとも言われているらしい呉小莉はもっぱら聞き役に回っている。
もう少しジャーナリスト精神を発揮してほしいものだが、中国の政協委員に任命されてしまった上ではそんなことを期待しても無駄だということのようだ。

参考エントリー
新疆党書記王楽泉、ついにラビア・カーディルに牙をむく
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20050825

新疆公安ラビア一家を弾圧
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20050901

新疆王、王楽泉「ラビアは裏切り者だ。」
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061018

呉小莉(The Tshinghua Way!)清華大学でMBAを取ろうとしている人のブログに呉も清華大に在籍していることが書かれている。
http://blog.goo.ne.jp/imaaan/e/94f94e7a43dcd55bd9f282bf22af84a6

呉小莉のブログ
http://blog.sina.com.cn/wuxiaoli

Sally Wu
http://ent.ifeng.com/phoenixtv/77415514200080384/20040827/45266.shtml

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ラビア・カーディルさんのオーストラリア訪問、在豪中国大使館が反対するも豪外務省は中止を断固拒否

2008-02-23 17:04:19 | ニュース

Rebiya_australia
@Sydney Morning Herald photo:Sahlan Hayes
19日にシドニーに到着したラビア・カーディル世界ウイグル会議総裁とWUC代表団は早速精力的な活動に入っている。
早速にシドニーモーニングヘラルド紙の取材を受けてウェブ上にも発表されている。その中で判明したのが表題の事実である。

http://www.smh.com.au/news/world/exiled-voice-wants-games-to-cast-light-on-repression/2008/02/20/1203467183600.html
(2ページ目最終パラグラフ)
"The Foreign Affairs Minister, Stephen Smith, will not meet Mrs Kadeer, but officials of his department will. The Government has rejected Chinese objections to her visit."

スティーブン・スミス外相はラビア・カーディルさんとは面会しないが、外務省職員が面会する。中国は彼女の訪豪に異議を唱えたが政府はそれを拒否した。

外務省職員以外にも国会議員が面会するそうである。どこかの国の野党党首と幹事長のあたふたぶりを思い出す。昨年11月のラビア・カーディル来日のとき小沢一郎、および鳩山由紀夫は中国へのツーリストと化して、民主党議員とラビアさんのウイグル勉強会を潰したことは週刊誌でも話題になった。

週刊新潮07年12月20日号「胡錦涛皇帝に拝謁する小沢一郎」
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20071214

ハワード政権からラッド政権に代わり一見親中派なのかとおもいきや、オーストラリア労働党政権は人権問題にダブルスタンダードは持っていないようだ。
ラビアさんはオーストラリア国会議員、政府職員、民間人権団体らとの会談を予定しているようである。

ソース 世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1203657841

国際アムネスティオーストラリア
http://action.amnesty.org.au/china/comments/9233

シドニーでの講演会情報
http://nsw.amnesty.org.au/home

アムネスティオーストラリアのページには亡命した在豪ウイグル人の証言が一部書かれている。

J氏が語るところによれば彼の両親はパキスタンに彼を8年間イスラムを勉学するために送った。なぜならイスラムを教えることは中国の学校では禁じられているからである。中国当局が彼のパキスタンの学校に来たときに何人もの学生を逮捕した。6人の学生が中国領内に入った途端に射殺された。

Cさんが語るところによれば彼女の甥が射殺されて彼女の兄弟は逮捕されて拘束された。居所は家族に聞かされていない。Cさんの父親は警察署に毎日報告を求められている、さもなくば当局に逮捕されてしまうだろう。Cさんは友人と愛する人の自由を確実にする為に当局に賄賂を支払ってきた。

オーストラリアは保守派と言われたハワード政権下において難民受け入れの体制を整えてきて、小さくとも中国の抑圧から逃れられるウイグルの人々が集まる場所を作った。

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