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引越しいたします。

イリハム副教授:「私たちは龍の子孫でなく、狼の子孫なのだ。」

2010-01-08 01:18:38 | ニュース

Ilhamtohti2010ap
 中国の民族の懸け橋たらんとするウイグルオンライン管理者で中央民族大副教授のイリハム・トフティ氏についての記事がAP経由でWPやボストングローブのサイトに掲載されている。
 イリハム教授については当ブログも何度も紹介してきた、日経でもようやく彼のことが記事になったようである。

1月4日 Boston Globeより部分
http://www.boston.com/news/world/asia/articles/2010/01/03/angry_minority_finds_a_voice_on_chinese_campus/

中国の大学構内に怒れる民族の一声あり

イリハム教授は北京の大学キャンパスで自身の民族であるウイグル人の苦悩について驚くべき率直さで話す。教室はイリハム教授を一目見んとの学生で満員となる。

「私たちは龍の子孫でなく、狼の子孫なのだ。」
「私たちは中国共産党によって創造されたのではない。私たちの歴史は60年長く遡る。」

イリハム教授は如何に中国が故地を動かし、彼の同胞を扱ってきたかを批判したために過去十年、何十回も自宅軟禁されている。
彼の勇敢さが指導下にある、漢、ウイグル、カザフ、他の多様な民族の学生たちによって賞賛されていることが、まさに政府が恐れていることなのである。

しかし、イリハム・トフティ教授は分離主義者でもなければ異論派でもない。
彼は共産党員で中国のトップの大学で自身を漢人とウイグル人の懸け橋であると見なしている。
政府が彼の中道路線を是認ぜずまた彼と協力しないことは、いかに共産党と御しにくいウイグル人やチベット人の間の相違を解決することが困難かということを示している。
ハーバード大のウイグル歴史の研究者Rian Thumは
「トフティは中国の既定の政治秩序と共同すると公約していることで目立っている。」
「トフティは多くの差別的な中国の政策への率直で明確な批判者である。しかし彼の書くものは新疆においての中国の支配の正統性や、人民共和国のイデオロギー的な基礎に挑戦するものではない。」
と言う。

漢族移民の殺到は、仕事を失わせ文化を破滅させられていると言うウイグル人の悪感情をつのっている。
その憤怒はウルムチで7月5日に爆発した。漢族所有の店舗が略奪され放火されて多くが打たれ、焼き殺されたものもいる。
政府は多くのウイグル人を裁判にかけ9人を処刑した。
イリハム・トフティは北京のホテルに3週間留めおかれ、警察に尋問された後、告訴なく釈放された。彼が2006年に設立したウェブサイト、ウイグルオンラインは当局がそれが暴力を扇動するのに貢献したと言った後に閉鎖しなければならなかった。イリハム・トフティはアメリカにサーバーをおいてサイトを再開したが当局によって中国ではブロックされたままである。
イリハム・トフティは生き生きとした話し手であり、教師と言うより説教師だ。
後のスライドショーで暴動後のウルムチの画像、燃やされた車、市内をパトロールする警察と兵隊、中国公安部隊に拘束された親族の情報を乞いながらすすり泣くウイグル人女性たち、暴力に対して抗議して怒って練り歩く漢族たちなどを延々と流している。
イリハム・トフティは教室を民族のプライドを立たせる為に使っている。
彼はウイグル人学生が二つの極度に違った言語を話さなくてはならないことを思い起こす、普通話中国語とトルコ系言語ウイグル語である、いまだにそのアクセントを真似されて馬鹿にされる。
イリハム・トフティは新疆へのフライト便のスチュワーデスが英語を話すがウイグル語を話さないことを、なぜ新疆へ行く鉄道のスタッフが中国語しか話さないのかを問う。
中国では通例公然とは話されない話題がある。そういうことを教室内で聞くことは差別が日常の生活での事実であると言う若いウイグル人を活気付ける。ウイグル人は往々にして犯罪者やテロリストであると決めてかかられてホテルやインターネットカフェへの出入りを許されない。多くが漢族公安から店の中で疑いの目で見られていると話す。

「教授は私たちを代表している。」一人のウイグル人院生がトフティについて言った。
「漢族中国人はウイグル人について偏見の眼で見るべきでない、漢族は我々を尊重しなくてはならないと言うことについて教授のような方法で声を上げることは私たちにとって難しいことだ。」
ウイグル人院生は就職の見込みをなくさないように名前を出さないことを頼んだ。

http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20100109
へつづく

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http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20090330

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