real SR

引越しいたします。

元「政治犯」ウイグル人 レビヤ・カディールさんアメリカ議会での証言1

2005-04-30 23:31:22 | ニュース

東トルキスタンの人々に平和と自由を サイトからおいでの皆さん。ようこそ。この下の写真の女性は1980年代から90年代に中国新疆ウイグル自治区で事業家として一芥の洗濯屋から、改革解放の波に乗って財を成し、また、社会奉仕活動にも力を入れ1990年代には中国人民政治協商会議委員にも選出されたラビヤ・カーディル(漢語ピンイン表記 レビヤ・カディール)という人です。
中国政府に少数民族ウイグル族の窮状を訴えましたが1999年に国内の新聞をアメリカに送ろうとしたこと(!)が国家分裂の罪であるとされ懲役8年を宣告され収監されました。しかし2005年の3月17日にアメリカ政府の尽力もあって釈放されました。彼女の貴重な証言をぜひ聞いていただきたい。3部に別れていますのでよろしくお願いします。

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アメリカ合衆国議会人権コーカスメンバーへの中華人民共和国のウイグル族の人権についてのブリーフィング
レビヤ・カディールさんの証言 2005年4月27日

ウルムチ市、八家戸新疆女子刑務所で8年の刑期のうち6年を過ごした後、私は3月17日米国ワシントンに到りました。そして一人の自由な女性としてアメリカの土を踏みました。私は、中国政府は合衆国政府及びアメリカ人民からの圧力がなければ私を釈放しなかったであろうと思います。私は収監中時折、独房に入れられました、そして他のどんな囚人たちとも話すことは許されませんでした。私は刑務所職員は私の危険な政治的意見によって他の収監者を「腐敗させる」ことを恐れた為だと想像します。私は最初の1年間1日に18時間、強制労働させられましたが、その多くの時間は服を仕立てることでした。私は人生ではじめて、ここアメリカに来て自由を経験しています。収監の前の日々でさえも、私は私の国では真の自由を経験しておりません。東トルキスタン(今は新疆として知られておりますが)のウイグル人、は誰も中国の支配のもとでは真の自由を経験しておりません。
1980年代の末より、中国政府の政策は私の国において多くの絶望を導いてきました。この数年の間でも何千人ものウイグル人がひどい人権侵害、すなわち恣意的な拘束、不公正な政治裁判、拷問、即決の処刑などの犠牲になってきました。同時に増大する中国(漢族)移民の殺到は私たちの仕事と国土への競争によって、私たちの生活を危機に陥れてきました。中国の「西部開発運動」は特にウイグル人に絶望的衝撃を与えてきました。中国憲法第9条の下、私たちの鉱物および天然ガス資源は中国政府に属するといわれてきました。ウイグル人は私たちの国土と経済の開発における意思決定から疎外されています。例をあげればウルムチからカシュガルへの鉄道線の延長は、急速で不適当な開発、より多くの中国人(漢族)の流入と私たちの貴重な自然及び、建造物遺産の破壊を導いてきました。
私の同胞に対する抑圧は9.11事件の後、劇的にひどくなりました。中国当局はウイグル人に対する彼らの取り締まりを対テロ戦争と表現しながら、国際的な正統性を求めたからです。2001年9月初めに新疆当局が(引用しますと)「新疆は決して、暴力やテロ事件が頻発するところではない。」また、その状況が「歴史上もっとも良好である」と言った事実は侮辱ですらありました。

その2へ続く
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元「政治犯」ウイグル人 レビヤ・カディールさんアメリカ議会での証言2

2005-04-30 23:21:42 | ニュース

その1より続く
(9.11)テロ事件が起こった直後、当局はウイグルの人々への統制を強化する機会をつかんで、その姿勢を転換しました。彼らは初めて東トルキスタンの反体制派を国際テロリズムと関連させました。それから私の同胞の人たちはその歴史の中で最も暗いときをすごしています。私たちの独自性と文化は脅かされています。私は経験からこの私たちの独自性の侵食は北京の最高レベルで計画された、用意周到かつ組織的な政策に基づくものであると理解しています。中国当局はモスクを閉鎖し、イスラム聖職者を拘束し、表現及び結社の自由をきびしく制限してきました。2001年9月に彼らはウイグル女性が伝統的ヴェールやスカーフををまとうことをムスリムの宗教と関連付けて妨げ始めました。東トルキスタンは中国で政治犯が処刑されているただひとつの場所であり、ウイグル人は最も頻繁に非暴力的違法行為の咎で処刑されている人たちです。

ウイグル人は彼らの意見を表現したことで普通に長期の監獄刑を宣告されます。例をあげるとウイグルの歴史家トホティ・トゥニヤズ氏、彼のペンネームはトホティ・ムザットですが、は外国に秘密情報を提供したと告発され11年の監獄刑を宣告されました。彼の「犯罪」は日本で博士号の学位のためにをウイグルの歴史の学問的研究をしたというものです。2002年1月1日ウルムチの詩人トゥルサンジャン・エメットは新疆人民公会堂でのコンサートの最後にウイグル語で詩を朗詠しました。党委員会はその詩を「反政府的な」メッセージを持つと裁定し、幹部に対して芸術的、文学的作品を判断する「ただひとつの」標準として政治を使うことを強調しました。エメット氏は逮捕され釈放されるまで何週間も監獄ですごしました。
政府の出生率抑制の強制はウイグル人にとって大きな恐怖です。女性組織の創始者として私は多くの女性が意志に反して堕胎誘発のために薬を与えられ、悲惨な結果になるということもあることを個人的に知っております。また、多くの女性が課せられた子供の限度を越えた場合、意志に反して不妊治療される実情を知っております。宗教の抑圧と伝統的ウイグル共同体支援ネットワークの抑圧は薬物常用、アルコール依存症などの憂慮すべき社会問題を導きましたし、同様に精神病が蔓延しています。私は状況はウイグルの人々にとってのモラルの危機だと表現したいです。

その3へ続く

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元「政治犯」ウイグル人 レビヤ・カディールさんアメリカ議会での証言3

2005-04-30 23:15:05 | ニュース

その2からの続き
2002年12月18日そのとき合衆国国務省、民主主義・人権・労働問題担当国務次官補
ローン・クレナー(Lorne Craner)氏がウルムチを公的代表団の一員として訪れました。彼は新疆大学で私たちの国の人権について話しました。私たちにとってそれは地震のような衝撃でした。私たちはこの私たちの首都、すなわち中国人の鼻先で、公開で私たちウイグル人の人権について話したことが信じられませんでした。ある人々はこのとき、私たちの民主的自由の夢がついに到来したのだと考えました。私たちはクレナー氏の旅の結果として、確かにウイグルの自由の夢を希望的に感じたのです。クレナー氏の訪問はウイグル人にとって感動的な瞬間でした、しかし政治的な成行きが待っていました。クレナー氏のスピーチに刺激され、新しい組織がウイグル民主党として出現し、2003年1月7日クルジャ市の壁に中国人が東トルキスタンから出て行くことを要求するビラが貼られました。2003年2月5日(注、ソノママ)ローン・クレナー氏の訪問から43日後、中国政府はボルタラ、カシュガル、コイタン(ケイトン?)、チョチェク、そしてウルムチでこの事件に関係した15歳から20歳の350人のウイグル人を逮捕しました。中国の、特に東トルキスタンの囚人について情報を得ることは非常に困難です。
私がが逮捕された理由は、私がウイグル人の人権に注意を払ってくれるアメリカの人たちに陳情書を書いたからです。私は手紙の中で10の懸念を略述しました。
1.ウイグル人のための教育と私たちの母国語の侵食
2.急速な社会変化と疎外感に続いて、若いウイグル人に麻薬常用が増大すること。
3.ウイグル人にHIV/AIDS感染者が増えること。
4.漢族中国人の新疆への流入がウイグル人に与える衝撃
5.政府のきびしい出産計画政策。強制堕胎と妊娠中の女性に対しての医療援助の欠如
6.中国人の移入によって引き起こされる環境への損害、および資源の搾取
7.宗教的自由の欠如
8.ウイグル人の生活への増大する脅威と広がる貧困
9.すべての政治犯の釈放の必要と死刑の執行停止
10.政治犯に対して公平な裁判の必要と彼らの法的権利の促進。
私は1998年8月11日(注、これもソノママ、実際は1999年ではないか?)にウルムチで逮捕されました。最初の45日間、中国の警察官は1日に2回私に質問しました。彼らは私の独房に入ってきて、私の独房から私を小さな部屋に連れて行ったものでした。ときどき彼らは脅迫的であるか、現実に脅しました。警察官が特に私に繰り返して質問したのは「お前とアメリカ政府との関係は何だ」というものです。私は答えました。「アメリカ政府と私はまったく何の関係もありません。私はアメリカの人たちを愛しています。」私はこのことに何の問題があるのかわかりませんでした。中国の警察は同じ質問を90回行いました。私は同じ答えを90回答えました。
今、もちろん、私の自由は合衆国政府のおかげです。人権、自由、民主主義は合衆国の外交政策の基本的見地です。私は個人的に、皆さんの支援に表現できる恩義があるどころではありません。私は私の同胞たちもまた、私たちの自由と民主主義への闘争への合衆国の支援を見つめつづけるであろうことを理解しております。

http://www.uhrp.org/features/kadeer_chrc_statement

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北京オリンピックボイコット運動

2005-04-30 00:39:27 | ニュース

kingcurtisさんのブログ4月28日付によれば国境泣き記者団もとい国境なき記者団という団体が北京オリンピックボイコット運動というのをはじめたそうだ。

その理由の一つに

In western China, authorities in Xinjiang province, where the country's Muslim minority lives, sentenced four Uigurs accused of "separatism" to death,
中国西部の新疆、ムスリム少数民族の住む地域で4人のウイグル人が「分離主義」を告発されたゆえに死刑宣告を受けた

たった四人なのだろうか?

またその後にもアメリカ下院でオリンピック中止決議案が提案されたようである。あまりボイコットには賛成できはしないが中国に対するプレッシャーにはなるだろう。中国よ、民族和解の契機としてオリンピックを使え。あのシドニーでのキャシー・フリーマンが開会式の聖火最終ランナーになったように。


新シルクロード展

2005-04-26 00:14:45 | テレビ番組
ちょっと遅い情報ですけど、4月15日に新シルクロード展が始まっている。
で、これはこれは王毅閣下、お見えになったようですね。それで主催者のひとつが産経新聞と。産経本体では伝えず、サンスポで新疆関連を取り上げたのはこの辺の事情も絡んでいるかも。でも報道しないよりはましか。

この展示物に関してはニュースも入っているのですが、また後で。