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引越しいたします。

07年5月30日 ラビア・カーディルのウォールストリートジャーナル紙上の声明

2007-06-06 23:42:25 | カナダ籍ウイグル人 フセイン・ジェリル

6月5日プラハでブッシュ大統領と対面したウイグルの女性人権活動家ラビア・カーディルさん
Rebiyadubya2

5月30日 米紙 ウォールストリートジャーナル紙上にウイグル人権活動家ラビア・カーディルさんの声明が掲載された。表題はMy Chinese Jailers どういう含意があるのか教養がないのでちとわかりません。
ともかくも堂々たる陳述であります。

WSJ 5月30日
http://online.wsj.com/article/SB118049448867818199.html?mod=googlenews_wsj

ラビア・カーディル



Rebiya_mit3 子供が苦しんでいるときの母の苦しみに比べられるものはないであろう。その苦しみは、とんでもない人権侵害に対して声を上げた人々を罰すると決めた執念深い政府による復讐の行動として計画されたときにはよりひどいものとなる。
2005年の私の中国の監獄での5年間の後の釈放にあたって、中国当局は人権について声をあげてはならないと私に警告した。中国には家族がいると言うことを忘れるべきではないと、私は言われた。

中国政府は確実にその言葉を実現した。私の家族は絶え間ない当局からの抑圧下におかれ私の子供達は何度も拘束され、拷問され、収監された。いまや私の息子、アブリキム・アブディリウムは最も下の弟アリムと共に監獄にいる。アブリキムは中国の法廷で「国家分離主義活動への関与と扇動」の罪で懲役9年の刑の宣告を受けた。

(注)ラビアの家族についてはこちらを
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060624

この有罪判決の真の理由は、中国の新疆ウイグル自治区、もとの東トルキスタンに住む1000万人のトルコ系たるウイグル人の代わっての私の人権活動である。
その独自の文化、民族の経歴、ムスリムとしての宗教心を守るための最も穏健な試みでさえもそれはしばしばテロリストであるとレッテルを貼られ、新疆のウイグル人は北京の抑圧と強制的な文化同化政策に悩まされつづけてきた。
中国の長期にわたる強力な力は、ウイグル人が新疆と接する諸国において安全を見出すことを妨げてきた、そしてウイグル人は中国のエージェントからヨーロッパやアメリカにいるときでさえ攻撃されている。

アブリキムの逮捕、拘束、裁判、そして判決の宣告、これらすべては中国憲法違反である。私の息子は弁護士と接見させられるべきであるがそうさせられてはいない、私の息子は公開で裁判を受けるべきだったが、家族の誰も裁判に出席を許されずまたその裁判があることさえ連絡されなかった。彼の様子をただ明らかにしようとする試みは、妨害され失敗するだけだった。

残念なことに、私の場合は中国共産党のあいまいに定義された「国家安全危害罪」の適用により壊滅させられているウイグルの無数の家族のひとつに過ぎない。私の息子が懲役9年の刑の宣告を受けた同じ週に、同じ法廷で、ウイグル系カナダ人のフセイン・ジェリルが「テロ活動」と「国家分裂計画」の咎で終身刑を宣告された。ジェリル氏に対するどんな証拠も公開されてはいない。加えて北京は国際法規に敵対し、彼のカナダ市民権を認めずカナダ領事館員の援助も拒否した。

(注2)フセイン・ジェリルについてはこちら
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070215

近年、特に2008年の北京オリンピックが近づき、中国の指導者は何度も人権の向上を主張してきた。胡錦涛国家主席は、新しく改善された中国の礎として、何度も法の支配の尊重の重要性を強調してきた。イェール大学での昨年の演説で彼は「法に関して人民の自由、民主、および人権を守る」と約束した。

しかし真の法の支配は中国でいまだ外国の考え方である、漢族を含むどんな民族集団にとっても。その自身の人民を収監し、法的な権利を当局の気の置くままに奪い取ることを方法のひとつとして、中国政府はどんな異論の形態をも抹殺しようとする。北京の洗練された政治指導者たちは世界が聴きたいと望む彼らの信条を述べる傾向がある、しかし他の政府職員は特に地方の彼らは日常茶飯的に彼らの国の法を破る。国際社会が中国の政治家の誤まった約束を聞くことに満足し、ひどく惨めな中国の人権状況の実態を黙殺するのは常々ありすぎることである。

中国が世界的な尊敬に値する偉大な国家になるのは、中国がその領土の全域で国際的な法および人権基準を徹底するときであり、それらの基準をすべての市民に保証できるときである。もしも北京が本当に世界にその人権記録を向上させることに真剣であることを見せようと思うなら、私の二人の息子とフセイン・ジェリル氏を釈放することがよきスタートの地点となるであろう。

ラビア・カーディル紹介サイト↓

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