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在米ウイグル人協会声明:米国務省人権報告2008のウイグル人権問題

2009-03-03 23:48:40 | アメリカ国務省人権報告(新疆)

在米ウイグル人協会声明 2月26日
http://www.uyghuramerican.org//articles/2602/1/State-Department-2008-Human-Rights-Report-reveals-widespread-human-rights-abuses-in-East-Turkestan/index.html

アメリカ国務省2008年人権報告は東トルキスタンにおける広範な人権侵害を顕にした。

2月25日、合衆国国務省は2008年の人権報告で東トルキスタン(中華人民共和国内の新疆ウイグル自治区としても知られる)においてのウイグルの人々の人権状況の悪化の証拠を表した。
2008年人権報告はウイグル人の間の文化的および宗教的な実践への制限の強化と共に平和的異論派への既に厳しい抑圧のいっそうの強化を立証した。

在米ウイグル人協会(UAA)はアメリカ国務省が東トルキスタンにおいての人権侵害を強調したことを賞賛する、この東トルキスタンにおける人権侵害には

ウイグル人を根拠なく処刑すること、
ウイグル人女性に妊娠後期での堕胎を強制すること、
イスラム教徒およびキリスト教徒のウイグル人両方の宗教実践を厳しく抑圧すること、
東トルキスタンにおいての国家安全危害容疑での逮捕の公式統計数が極端に上昇していること、
漢族中国人のこの地域への移民の公式の奨励、
東トルキスタンでのウイグル語教育の排除、
政治的または宗教的ない件を平和的に表明しようとする人たちを標的として使われる「テロリズム、極端主義、分離主義」への広範な取締り、

が含まれている。

ヒラリー・クリントン国務長官は2008年人権報告を発表する場において、「私たちの安全と繁栄と進歩は他の地域の人々が私たちが謳歌し、貴ぶところの機会や権利を得る為に影から立ち上がるときに高められるであろう。」との所見を述べた。
在米ウイグル人協会はこの声明は中華人民共和国内のウイグル人の場合に特に適切なものであるということを確信する、なぜなら中国政府は東トルキスタンにおける不安定の根源を発表できず、広範囲に及ぶ社会的かつ政治的な不平等を緩和する為の作業をする代わりに平和的な異論派を圧殺しているからである。
UAAはクリントン国務長官とオバマ政権が中国政府官員との会合においてはウイグル人の人権とウイグル人の政治犯に関する懸念を挙げ、また中華人民共和国を他の問題に関与させることに加えて人権への強力な公的支援を表明することを希望する。

「アメリカ合衆国は中国政府に、経済的、社会的、文化的権利を含む人権の真の進歩をさせることを要望しなくてはなりません。」

ウイグルの民主指導者のラビア・カーディルさんは言った。

「アメリカ政府職員は中国政府が『対テロ戦争』をより広い範囲のウイグル人を迫害する為に用いていることを含んだ、2008年人権報告で言及されているウイグル人に影響を与えている問題に関して強い立場を取らなければなりません。」

国務省2008年人権報告によると、「2008年を通し、新疆ウイグル自治区政府官員は公的な秩序を保持するため分離主義に対しての取り締まり活動を擁護し、暴力の脅威を地域住民と訪れる外国人に向けられた極端な公安手段の正当化として用い続けている。」

2008人権報告はウイグル人政治犯の具体的な諸事例への言及を含んでいる、ラビア・カーディル子息のアリムおよびアブリキム・アブディリウム両氏の収監の継続、8月のウイグル人作家、詩人で中央政府および自治区の指導者を批判した記事をネット上に投稿した新疆人民放送局ラジオの局員メフブベ・アブラッフの拘束、キリスト教徒ウイグル人で外国所有の会社に雇用されたアリムジャン・イミットの「国家安全危害」容疑での拘束と裁判などである。

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ラビア・カーディル紹介サイト↓

世界ウイグル会議日本語サイト↓

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アメリカ国務省人権報告(中国新疆ウイグル)8

2005-04-21 23:27:13 | アメリカ国務省人権報告(新疆)
昨日の続きです。
文化的アイデンティティにおいての誇りを強調する活動をする他のウイグル人に対しては政府より嫌がらせが行われたり、拘束されたりする。作家であり通訳のアブデュルガニ・メメテミンは2003年6月にニュース記事を中国語からウイグル語に翻訳し、政府談話を東トルキスタン情報センターに転送したことで、国家機密を海外に送った容疑で拘束され、9年の刑の判決を受けた。2001年の末に国連の恣意的拘束についてのワーキンググループは、ウイグル学者で新疆の少数民族の研究者のトホティ・トゥニヤズが恣意的に拘束されていると裁定した。彼は1999年に「分離主義の扇動」と「国家機密の不法入手」のために11年の監獄刑を宣告され、この年の終りにまだ監獄に収監されている。

独立や他の微妙な問題を討議している出版や音声動画資料の所持は許されていない。報告によればそれらの資料の所持は長期の監獄刑の宣告の結果となる。
この地域の官員は分離主義に対する活動は公的な秩序の維持に必要不可欠であると主張する。3月に新疆主席のイスマイル・ティリワルディは(対分離主義)活動は安全を向上させてきたと語った、報告書を引用して、2003年にはじまって以来この地域で爆発も暗殺もなく旅行者も新疆では殺されてはいない。と


漢族のこの地域の政治的及び経済的社会制度のコントロールはまた、緊張を目立たせることに貢献してきた。政府の施策が有形の経済的向上を新疆にもたらしたにもかかわらず、漢族居住者はその利益の不均衡的な分け前を享受してきた。ウイグル人の大多数は貧しい農業従事者である。そしてその25%は文盲である。法規ではウイグル人は名前や身元証明書を漢字北京語を使わなければならないで要求されている。



アメリカ国務省人権報告(中国新疆)7

2005-04-20 23:24:30 | アメリカ国務省人権報告(新疆)
昨日からのつづきです。

分離主義の容疑を受けたウイグル人は長期の懲役刑を受けて、刑期の間に処刑されてしまうこともある。「厳打」キャンペーンの間、それは公的には2003年に終わったとされているが、当局は新疆において3000件、訴追を行い、30万人以上が出席する「集団判決大会」を開いたと言う。政府自身の算定に寄れば、22のグループが分離主義とテロリズム活動に加担したとして解散させられ、1月から8月まで分離主義行動の咎で50人に死刑が割り当てられた。7月には2人のムスリムが不法に東トルキスタン人民党を組織し、国家分裂に武力を用いたとして、新疆アクス市で有罪を宣告され処刑されたと報じられた。
rebiya_kadeerakida
カディールさんと娘、アクダさん

多くのウイグル人にとって、現在収監中(注、3月17日釈放)のウイグル人実業家レビヤ・カディールさんの収監は中国政府のウイグル人への誤った扱いを象徴している。2000年に新疆の法廷は、元は省レベルの中国人民政治協商会議メンバーであったカディールさんに「国家機密の」国外流出容疑で懲役8年の判決を受けた。公的な報道のレポートによれば、彼女が引き渡したとして告発された情報は新聞記事と法廷で扱われた事件における人々の名前を含んでいた。カディールさん、彼女の息子及び秘書は1999年に訪問していた外国の代表団と面会する途上に逮捕された。カディールさんは伝えられるところによれば監獄の中で多くの健康問題を抱えている。海外のウオッチャーは、カディールさんはウイグル人を代表しての行動と彼女の夫のウイグルの大義と、ラジオフリーアジアへのかかわりで狙い撃ちされたと信じている。3月にカディールさんは良い態度ということで1年の減刑を受けた。中国政府は彼女は「分離主義」の犠牲者であると認め、「党および人民の立場」に留まると認めた、と主張した。彼女は2006年8月に釈放されることになっている。ウイグル人、ディルケックス・ティリィヴァルディは外国のジャーナリストと会った後、拘束された、そしてどこにいるのかは判明していない。



アメリカ国務省人権報告(中国新疆)6

2005-04-19 23:02:47 | アメリカ国務省人権報告(新疆)
昨日からの続き アメリカ国務省人権報告
漢族とウイグル族の緊張は続いている、そして当局はこの地域での政治的、公民的、宗教的自由を取り締まることを続けている。1997年にはじまった、団結を強調し、「分離主義」と宗教的な過激主義を非難するキャンペーンは、衰える気配がない。
この年、当局は彼らが実在している分離主義者とみなした活動を禁止し続け、安全条例の引き締めを宣告し、反対派を取り締まるキャンペーンをおこなった。
新疆においての分離主義に対する運動は具体的に「3つの悪」過激主義、分離主義、テロリズムが新疆の社会の安定に対する、主な脅威としている。新疆の政府当局は定常的に「民族分裂主義、不法宗教活動、暴力テロリズム」に係わった人々を一まとめにしてしまうので、特定の急襲強制捜査、拘留、司法による処罰が標的にしたのが、平和的に政治的あるいは、宗教的意見を表明した人々なのか、あるいは暴力に係わった人々に対してなのか、往々にして明確ではない。多くの観察者は政府の対テロ戦争が、平和的に政治的な異見を表明する人や、独立した宗教指導者を激しく取り締まる口実として使われていた事を憂慮している。2003年12月に政府は世界ウイグル青年会議、や東トルキスタン情報センターをテロリストの実体としてレッテルを貼った「東トルキスタンテロリスト一覧」を出版した。これらのグループは公然と東トルキスタン独立を唱導しているが、ひとつの例外のグループがある。東トルキスタンイスラム運動(ETIM)である。彼らが目的を達成する為に暴力を主張しているとする有効な証拠はなかった。国連はETIMをテロ組織であると指名している。



アメリカ国務省人権報告(中国新疆)5

2005-04-18 22:37:34 | アメリカ国務省人権報告(新疆)
以前から途中になっていたアメリカ国務省人権報告の中国新疆部分ですが、キルギス情勢、レビヤさん釈放の重大ニュースを追うのが精一杯でした。また再開したいと思います。「中国人権」の今度出たレポートと比較が興味深いかも。
政府の開発政策は長い間、少数者の生活水準を高めることに置かれてきた。しかしそのような政策の結果少数者の地域でのほとんどの生活水準が上がったが、少数者の地域での、特に少数(民族)者の実所得は中国の他の地域よりも下に留まった。
多数派の漢族中国人は少数者の地域においてでさえ、政府の計画と経済成長から非均衡的に利益を得てきた。多くの開発計画は少数者の伝統的な生活パターンを害してきたし、人々の強制された移住を含んでいることもあった。

1949年から漢族中国人の新疆への大々的な移住が政府計画によりなされてきた。2003年の政府の白書によれば新疆の1925万人のうち825万人は漢族中国人である。約800万人がウイグル族である。多くの数のカザフ族、回族、タジク族その他の少数者が新疆には住んでいる。公的な統計は新疆の漢族人口を過小に算定しているなぜなら何千人もの長期の「臨時労働者」を公的な人口の一部として勘定していないからである。最近二、三十年の漢族の新疆への移住は首都ウルムチでの漢・ウイグルの人口比率を20:80から80:20に変え、それはウイグル族の怒りの元となっている。
2000年の国勢調査によればチベット自治区の非チベット人住民は総人口の6%を構成している。しかしその数字は長期の漢族居住者を含んでいない。この漢族の存在がチベット族の一部の怒りを起こしている。