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引越しいたします。

7月28日フジテレビ ニュースJapan「シルクロード激震、中央アジア特集」

2005-07-29 23:22:51 | テレビ番組
7月28日夜11時台のニュースJapanでキルギス特集があった。
参考までに再録する。

松本方哉キャスター「ラムズフェルド米国防長官がキルギスを急遽訪れた。テロとの戦いが目的でキルギスに駐留するアメリカ軍の基地使用の継続を求めるものであった。」
滝川クリステルアナウンサー「現地でイスラム国家の樹立を目指す宗教指導者と接触しながら中央アジアに芽を吹いた新たな緊張の拠点を追う。」

キルギス大統領検挙から2日後、取材班は廃業中の喫茶店でイスラム原理主義組織、イスラム解放党のリーダー ディリオル・ディジュマバイエフ氏に会う。
「イラクやアフガニスタンを見よ。」「米国こそテロリストだ。」

ナレーション、キルギスには米軍基地が置かれ、(画面はガンジ基地)戦いの最前線である。1999年に日本人技師拉致事件を起こしたのはイスラム原理主義勢力であった。かつてはシルクロードの拠点であったウズベキスタンとキルギスにまたがるフェルガナ盆地は現在イスラム教徒の多く住む地域である。
オシ市 スレイマン山の頂上にはモスクがあり、中央アジアの聖地と呼ばれている。
4畳半ほどの広さで各地から巡礼者が訪れる。
フェルガナ盆地は3月のキルギス民主化革命で反政府デモが起きた地域であり、中央アジアの民主化の中心地でもある。
7月10日の大統領選挙でも市民は希望をにじませていた。
オシ市民A「まだ変わりません。」「変わることに期待している。」
オシ市民B「バキエフ新大統領に投票したが、選択に間違いはないと思う。」
民主化運動は5月にウズベキスタンでも発生、カリモフ大統領はデモを武力鎮圧し、死者は1000人以上と見られる。キルギス国境近くの避難所には多くの避難民が駆け込んでいる。現在426人の避難民が収容されている。
メディア・ワンの永野広史氏が取材
避難民証言者A「政府に声を届けるためにデモに参加したのに銃で撃たれた。」
避難民証言者B「政府は普通の市民をイスラム過激派として逮捕している。」
ウズベキスタン政府は暴動を起こしたのはイスラム過激派だとして武力鎮圧を正当化している。取材班はイスラム原理主義組織、イスラム解放党幹部との面会に成功した。
先出のディジュマバイエフ氏は現状を話す。「ウズベキスタンの政府は国民を殺している。カリモフ大統領は1万人殺した。」
Q:「キルギスの民主化については?」
ディジュマバイエフ「政変から3ヶ月経たが国民の生活は一向に改善していない。人々は民主主義を信用していない。このままならさらに信用をなくす。」

ナレーション:旧ソ連が崩壊後中央アジアには独裁色の高い政権が誕生し、言論統制はイスラム教の弾圧などを行ってきた。一方米中露はテロとの戦いの名のもとに中央アジア各国と友好関係を保ってきた。しかし今年に入ってキルギス、ウズベキスタンの民主化運動がおこったことによりその蜜月関係にきしみが入ってきた。
上海協力機構総会では米軍の撤退が要求された。そして7月10日にキルギス大統領に当選したバキエフ氏に注目が集まった。
バキエフ大統領「世界は団結し、アフガニスタンで対テロ戦争を遂行してきました。しかし現在は安定している。われわれは米軍駐留が適切であるか、検討する時期に来ている。」
またオトゥンバエバ外相代行はインタビューに答え、「米国と衝突はしていません。撤退の件は交渉中です。」
そしてこのほどキルギスを訪れたラムズフェルド国防長官は米軍早期撤退の拒否を表明した。
ラムズフェルド「この地域での米軍基地はアフガニスタンと対テロ戦争など国際的な取り組みに役立っている。」
米中露三国の派遣争い、テロとの戦いと原理主義勢力そして民主化の流れ、複雑な国際情勢の渦中にある中央アジアはいかなる道を歩んでいこうとしているのか?





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