在米ウイグル人協会声明
2008年11月21日
中国の公式メディア報道によれば、東トルキスタン(中国西北部の新疆ウイグル自治区としても知られている)北部のカラマイ市において、地方政府の少数民族の幹部は地域のモスクや参拝者へのより接近した連絡をしなければならないと規定する新しい法令を施行したと発表した、目的の一部は「不安定要因を切り」、「礼拝する大衆を統一する目的を達成する」ことであるという。
ウイグル人権プロジェクト(UHRP)はカラマイ市でのイスラム教の宗教礼拝へのより厳しい監視の政策は、ウイグルの宗教信者の信仰の自由を妨げるであろう、強化された政府の引き締めを示していると信じる。
11月17日のカラマイにおける、共産党常務委員会メンバーのブルハン・カハールおよび他の地方政府官員は共に、22人の少数民族幹部に対してカラマイのモスクと宗教信者と連絡をとる為の具体的取り決めを発表した。
新しい諸法規は、副処レベルの全ての少数民族幹部と上位幹部は一定期間中に1つのモスクの指導者らと連絡をとり、またその期間中一回はモスクにおいて「責任のある人間」と連絡をとらなければならないとする。
カハールは全ての少数民族幹部は信者とコミュニケーションを取る作業の中で、、共通言語と背景という言葉の元に所有する優越性を活用しつつ、宗教信者の「統一」に向かって作業するために指導的な役割を果たさなければならない。
カハールはまた、長期間のこれらの努力を強調し、少数民族幹部に「社会の安定を守る為」この作業の少しの外見上の侵食をも避けることを主張した。
ウイグル人権プロジェクトはこの公式メディアが社会の安定と統一を参照していることを懸念する。このような用語は、分離主義者の脅威と見なされる宗教的信条や文化的アイデンティティを主張するウイグル人を取り締まることを示唆し、東トルキスタンにおける中国政府によって往々にして用いられる。
この法規はラマダン(ムスリムの聖なる月)のすぐ後に出現し東トルキスタン全体における宗教管理の前例のない締め付けと見られる。学生と政府の雇用者はラマダン中に断食をしたり、モスクに集団で出席することを許されていない。レストランはまた断食時間中に開店することを強いられている。
この記事はまた共産党副書記ヌリ・バキリの9月に置ける最高会議での声明の精神に固執している、11月17日の会議に言及している。9月の会議でバキリは東トルキスタンにおいての暴力を誘発することによる「中国を分割しようとする帝国主義者の計画」を非難し、「テロリズム、分離主義、過激主義」の三悪を罵った。ウイグル人権プロジェクトはカラマイ市職員がバキリの9月の声明を参照することはウイグル人の平和的な宗教的信条の表現と暴力やテロリズムの行動の違いを区別することに欠けていると懸念している。
ラビア・カーディルさんin ワシントンDC@AP
「中国政府はカラマイ市や他の東トルキスタン中の市や町におけるウイグル人の宗教信条を悪魔化しています。」
ウイグルの民主指導者、ラビア・カーディルさんは言った。
「宗教的礼拝を、社会安定を求める事やモスクなどへのより大きな政府の監督を要求する事に連結することによって、中国政府はウイグル人がそのの宗教を平和的に実践することにいかなる余地も与えていません。」
中国の憲法は「いかなる宗教を信仰すること、あるいは信仰しないこと」の権利を含めて、全ての市民の信仰の自由を保障している、宗教は往々にして社会に有害であるとみなされる、特にウイグルの場合はそうである。ウイグル人イマーム(礼拝導師)は「政治的学習授業」に出席を要求され、イマームの講話は長さと内容において制限されている。幼少の者はモスクに入ったり、宗教学習に従事することを禁止されている、ウイグル人の政府の幹部はイスラームを実践することを禁止されている、そしてウイグル人女性と大学生は宗教礼拝の制限に直面している。コーランは公式の出版だけが許されている。
ウイグル人は、高価な公的ツアーでなくてはハッジ(聖地巡礼)を経験することを許されていない、公的ツアーの申込者は用心深くその「法への服従」を審査される。パスポートの没収は、少数のウイグル人しかパスポートを持ってはいないが、「公式ツアー限り」政策への堅持を確かなものにしている、そして他の種の海外旅行をまた制限している。
大多数の東トルキスタンの宗教的なウイグル人はイスラム教の穏健な形態を実践している、それは東トルキスタンが歴史的な文化と伝統の十字路であったことによって影響されたことである。この歴史的背景はウイグル人に宗教的信条の比較的寛容な体系と他の文化への開化性を与えている。
カラマイ市副処以上領導がモスクとの連係を要する
http://news.china.com/zh_cn/domestic/945/20081119/15195484.html
カラマイ市は新疆ウイグル自治区北部の著名な油田地域でこの辺ではウイグル人は少数派となる。そういう関係でウイグル人幹部は自主的に宗教への監督を強めているとも考えられる、と思う。
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