風があって寒いながらも陽射しは暖かかったある日、ちょっと散歩がてら山の上まで行ってみた。
寒い冬は用事が無い限り、どうしても引きこもりがちだからってことで。
冬枯れの景色を眺めながら山道を登るのも中々良いもので・・・くだらない世間話をしながら
ドンドン進む内に、鳥が何羽もまとまってこっちの木々から道の反対側の木の方へ移動していた。
「あの鳥はなんかなぁ?」「う~~ん、ヒヨでも無さそう。。。全体が白っぽい感じがするなぁ~」と
話しながら、尚も進んで行く先の木枝に見つけた~~!その正体。
鳥の名前は「イカル」だった。(帰ってから調べた)
結構距離が離れていたので、望遠を1杯にしてもこの程度しか撮れなかったのだが、
この写真の中にも4羽が止まっている。どうやら非繁殖期は数羽から数十羽の群れで生活するらしい。
見かけただけでも10羽以上いたようだった。
野鳥のスズメやメジロやホオジロなどに比べると、全長23cmと大きい。
悟られないように撮っているつもりでも、感ずかれるのかゆっくり狙うことは無理だった。
特徴的な黄色いごっつい嘴、これでかた~い木の実や草の実を食べるらしい。
丁度イカルの目の前にヤマハゼの実があり、もう随分食べ尽くされたようだ。
最初に見た時、この鳥は「もしかしてアトリかな?」と思ったのは以前にどこかのサイトで見た
アトリに似ている気がしたのだが、調べた結果イカルとアトリは全く似てない鳥だった。
ただ、名前を調べる時まずアトリから入ったので、いとも簡単にイカルに辿り着けた。
何のことは無い、イカルはアトリ科の鳥だったからだ。
今日の写真はどれもピントが合ってないものばかりで恥ずかしいちゃ恥ずかしいものばかり。
極めつけはこの「コゲラ」の写真ボケボケだけど。散歩中に見たよ~って証拠写真として。
家の周囲でも時々見かけるし、鳴き声はギーギーって感じの他の小鳥とは全く違う声で、
「近くに居るな!」とすぐにわかる。
で、声のする辺りをよくよく見ていると、木の幹や枝を縦縦にチョコチョコと移動する可愛い姿があるのだ。
何気なくフラ~っと出かけて鳥の姿や鳴き声を聞いて、おまけにちょっと写真も撮れて、
冬の里山歩きも楽しいな~と思ったひとときだった。