半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

『父親たちの星条旗』を鑑賞して

2006年11月27日 | PTA・子どもたちと
 
 先週の土曜日、中2の長男と小6の長女に誘われて何年か振りに映画館へ足を運んだ。
 今話題となっているクリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』を親子3人で鑑賞した。

 この映画は、先の大戦の勝敗を決定付ける激戦が繰り広げられた硫黄島での戦いを米国側の視点で描いたもので、来月9日公開となる日本側から描いた『硫黄島からの手紙』と併せて、『硫黄島2部作』として制作されたものだ。
 監督が公式HPでも述べているが、私自身も子どもの頃に観た映画は、ともすれば戦争を美化し、どちらかが正義でどちらかが悪といったものが多かったように記憶している。
 しかし、この作品はそういった視点ではなく、硫黄島での激戦の様子や硫黄島に星条旗を立てたあの有名な写真に写った6人の兵士のうち生き残った3人の若者を「英雄」として米国が戦費の資金集めのために利用したという実話から、戦争がいかに辛く、悲惨で、むごたらしいものであるか、そして不条理なものであるのかを描いている。特に死闘を生き抜いた3人の若者達のそれぞれの苦悩が描かれ、「旗を立てたことが英雄なのか?」「俺を英雄と呼ぶな!」「こんなこと(英雄扱いして資金集めをすること)は茶番だ!」などという言葉を吐かせている。とても考えさせられる作品となっている。是非ご覧いただきたい。

 実は映画を見る前から中2の長男は勿論、一緒についてきた小6の長女には刺激が強すぎ、まだ早いのではないかと正直思った。特に戦闘シーンのむごさのみが記憶に残ってしまったら、どうしようかとも考えた。
 しかし、私は将来法律家になりたいという彼らにはなるべく早い時期にあらゆる機会を通じて様々な世の中を見てもらいたいという気持ちがあったため、躊躇しながらも踏み切った。
 “案ずるより生むが安し”という表現が適切かどうかわからないが、映画を観終わって感想を聞くと彼らは彼らなりの受け止め方をしたようである。



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