今日まで市立小諸高原美術館で開催されていた「よみがえりの和布展」に妻と行ってきました。会場には女性を中心に大勢のお客様が訪れていました。
この作品展は、小諸市大手にお住まいの中澤節子さんが大正から昭和初期にかけての古布などで仕立てた華やかな振袖50点を展示されたものです。
展示された振袖は、古布を何種類か組み合わせて一着の作品に仕立てているのですが、古布が見事なまでによみがえり、大変センス良く、お洒落で、現代でも若い世代からお年寄りまでが十分に着て楽しめる作品でした。
私は、これらの振袖を拝見しながら、ふと山内和豊の妻・千代も何百年前に中澤さんと同じように古布を組み合わせて小袖(着物)を創作していたことを思い出しました。今の使い捨て社会に慣れてしまった私達に、モノを大切することの素晴らしさや大切さを教えてくれているように思います。
中澤さんは「先人達が残した古い布を生かし、後世に伝えたい。これからも100点の創作を目指して頑張りたい。」と熱く抱負を語られていました。
私達は40代前半の夫婦ですが(どちらも田舎育ちですので・・・)子どもの頃に見たことがあるような気がする柄の古布で作られた振袖にどこかノスタルジックな思いに浸り、またその作品の数々の素晴らしさを堪能しました。男の私でも十分満足できる大変興味深い作品展でした。
中澤さんは現在、小諸市大手に「光世」というお店を開いて、古布の買取や展示をされています。興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
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