半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

文章コンプレックスの私(1)

2005年12月17日 | 感じたこと、云いたいこと
◆私が中学生のときの話。
 中学3年の2学期が終わるこの時期、どこの学校でも行われる学級担任と親が面談する“個別面談”があった。
 高校受験を控えていたこともあり、面談で何を云われたのか心配していた私は学校から帰ってきた母親に尋ねた。するとその第一声が「『半ぐれ君は学年(320人)のうち一番作文が下手です。』と云われた。」だった。
 当時、生徒会長であった私は全校生徒の前で挨拶をするための原稿を必ず準備していた。しかし、生徒会顧問でもある学級担任に、必ず事前に原稿をチェックしてもらっていた。先生の読みづらい文字(…解読不能に近い)で真っ赤に添削された原稿をしどろもどろになりながら、挨拶をしていたことが懐かしい。
 読書もせず、作文も苦手であった私は、「作文が下手」ということを自覚していなかったわけではないが、改めて指摘されたので、それを機に“文章コンプレックス”になってしまった。

◆高校での話。
 私のクラスでは“学級日誌”が、クラス全員参加する交換日記となっていた。
普通、時間割とコメントを書く欄が印刷された用紙に1日1頁、その日あった出来事を事務的に書けば良かった。
 しかし、1年生の2学期頃から、その欄を無視してクラスの一人ひとりが青春時代特有の青臭い、だけども真剣に自分の思いや考え、興味のあることを自由気ままに書き綴るようになっていた。
 私も何を書いてやろうかとあれこれ思い描きながら自分が書く番が回ってくるのをワクワクしながら待っていた。いわゆる“下手の横好き”というヤツだ。身の程知らずも甚だしい。
 結局、この学級日誌は何と卒業まで3年間にわたり続いた。
 卒業してから何年か経って、その学級日誌を全部コピーした“復刻版”が製本され配布してもらったが、何と2冊分冊で合計6cm以上の厚さの大作となっていた。
 今読み返すと当時の私のクラスメイト一人ひとりがいかに優秀であったのか、私などと違って大人の考えを持っていたのかがよくわかる。
 しかしながら、技術的にも内容的にも稚拙な私の文章はとてもでないが、素面(しらふ)では読めたのものではない。酒も呑んでいないのに顔は勿論耳まで赤くなるのがわかるのほどなのだ。(つづく)


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