女装子愛好クラブ

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1988年のLGBT~代々木忠の『いんらんパフォーマンス 淫科少女』

2022年06月14日 | 女装子愛好日記
団鬼六の『美少年』で身体は男だが心は女の菊雄について書いていたら、また新たな作品を思い出しました。
代々木忠監督の『いんらんパフォーマンス 淫科少女』です。1988年のアテナ映像作品ですね。
~男と女じゃわからない。完全なSEXが出来ない同性愛好者。肉体と精神の差異、女達の裏切り、そして男とのSEX。苦悩にゆれるレズビアンへ新たな試みをする異色の問題作~とコピーにはあります。

主人公はレズビアンのタチ役・真琴くん。
短髪の美少年風美少女です。
代々木監督は真琴くんにかわいいぽっちゃりした女の子を引き合わせて一つのベッドで寝るように仕向けます。
最初は拒否をしていた女の子も真琴くんの口説きとテクニックで天国に連れていかれます。
翌朝、2人はもう恋人のよう。
しかし、代々木監督は女の子に対して、手練れの男優をあてがいます。
目の前で寝取られて悔しがる真琴くんの表情をアテナ映像のカメラマンはアップで追います。
そして、監督が提案します。「綺麗に化粧して男に抱かれてみないか」と。
メイクさんが真琴くんを仕上げます。
そこに現れたのは紛れもない美少女。
男優が優しく方に手をまわし、唇を引き寄せます。
そして真琴くん目をつぶって....とここでビデオは終わります。(ネタバレになりますでしょうか、ごめんなさい)

女の子を落としたときの得意そうな顔の真琴くん、寝取られて悔しそうな真琴くん。
30年以上前のビデオですが、とても印象に残っています。
真琴くんは性別違和(性同一性障害)だったのではないかと思います。
そこに競わせるように男優を登場させる、彼女の女性性を何とか引き出そうとする。
きれいに『女装』して女の子になった真琴くんですが、彼女と男優のシーンがなかったことから推測すると、最後の最後で真琴くんは男優さんとのことを拒否したのではないかと私は思っています。
それは男である自分が男に抱かれることを受容できなかったからではないでしょうか。

LGBTの視点からこの1988年に作られたビデオを見て、改めていろいろなことを考えさせられました。
興味をもったかたは『いんらんパフォーマンス 淫科少女』で検索してみてください。





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