女装子愛好クラブ

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1974年の女装旅行~風俗奇譚から

2024年08月14日 | ★女装体験記
『風俗奇譚』 1974年9月号「女装愛好の部屋」に女装旅行の体験記が掲載されていました。
男性2人が3人の女性と三河湾の付近の別荘に2泊3日の旅行をされた時の体験記です。

女装旅行  武田生
 旅行づいたというか、外出して大勢の目の前に女装した自分をさらすことに自信を待ったのか、このところ、幾組かが旅行をした。

 六月上旬にはT、S二人のボディーガード(?)の男性が三人の女性を遅れて風光明眉な三河湾の付近に二泊三日の旅行です。弥生、和江、麻美と並べればクラブでも一流の美女たち。それに、外出ずれときているから、列車の中だろうと、人込みだろうと、平気で女になり切って振る舞うずうずうしさ。同行した男性たちがタジタジするほどです。こいつら、女の格好はしているが実は男なんたよ、と人前にひんむいてやりたいほどです。

  実は、計画があって、かねて予約した友人の別荘にたどりつきました。友人に、人間が住むいっさいの設備はあるが、エサは何もないぞ、と言われていて、駅を降りるなり、手分けして食料の買い集め、めいめいが大きな袋いっぱいの荷物を抱え、こ
れでバスなどで行かせられたら死んじまうと女たちの泣き言に、ハイヤーを奮発して目的の家へ。
 友人の別荘はながめのいい閑静な地点にあります。スズランの花は咲き乱れ、初夏の風がさわやかに、私の計画にはもってこいの背景がいっぱいです。

 夕方までにはだいぶ時間がある。そこで私は8ミリのしたくを。こんな明るい時分からいやよと逃げ回る‘女’たちを追い回し、S君は得意の早縄で縛り上げる。そのアラレもない姿は皆、8ミリに収まるのです。あるいは、部屋の中を逃げ回る和江をS君が強引に押さえつけ、あわやというシーンなど、皆、ぶっつけ本番でやるので、女たちの周章ろうばいすること。

 かえってそれが、カメラには迫真の演技に、写ることでしょう。フィルムはいくらロスが出てもいいようにじゅうにぶんに用意していったのです。
 演技と撮影に疲れたので、やっと夕飯のしたくです。私とS君はソファーにゆったりとしてビールを傾けます。縛られたり、たたかれたりしたうえ、こんな炊事をやらされるなんてわりにあわない、なんてブツブツ言いながら女たちは夕飯のしたくで す。台所は女のするものさと、男二人は太平楽なものです。富貴クラブはいい所、どんな男でも、亭主関白で、ふんぞり返っていられるんだから。

 あの林のあたりは、どうだろう、いやあの池のほとりも悪くないぞ、と二人は明日のロケーション? の場所定め。池のほとりのラブシーン、林の中の輪姦シーンとか打ち合わせに熱中するうちにしたくもでき、にぎやかな夕飯になります。レストランでの食事にはほど遠くても、手料理の楽しさは、キャンプした経験のある人ならご存知のはずです。料理をする女性というのも皆、女装した男というのがミソです。

食事が終わり、一休みしたらそのまま寝る紳士ではない。ニ人の老悪童、おやすみ前にまた一騒動です。さいわい別荘はかなり離れた林の中の一軒家ですから、どんな大声 も、ハレンチ姿態もOK。とどまるところを知らない老悪童二人はますますハッスルするばかり。つられて女性たちも、ふだんの良識はどこへやら、情痴の海におぼれていくのです。
出所 風俗奇譚 1974年9月号


~情痴の海におぼれていくのです。
いいですね、情痴の海という表現。
想像するとすごーく興奮します。
私も溺れたい♪
コメント (1)
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