多彩な得点パターン(Cロナウド)

ワールドサッカーが好きな私は、ワールドクラスの有名選手も結構生で見ています。オリバー・カーン(2004年12月)、ジダン(1996年12月)、バティストゥータ(1999年5月)、バッジオ(1999年5月)、ルーニー(2008年12月)を見ていますが、印象に残っているのは2008年12月に横浜国際競技場で見たCロナウドです。

現在Rマドリードに所属するCロナウドにはマンU復帰の噂がありました。プレミアリーグならNHK-BSで見られる期待と、もし戻ったら香川真司が試合に出られなくなるという思いが入り交じって複雑でした。Cロナウドは18歳の若さでベッカムがつけていた7番を与えられたのは驚きましたが、十分期待に応えて2008年の欧州CL優勝に貢献しました。

CロナウドはマンU時代は左のMFでしたが、高い得点力を誇っていました。それを実現した理由は得点パターンの多彩さです。FWのように最終ラインと駆け引きして抜け出す動きが得意ですし、ドリブルをやらせてもうまく、ヘディングも強く、FKも名手です。

この能力があるので、MFでありながらプレミアリーグ得点王を争う活躍でした。今はRマドリードでFWにコンバートされ、メッシと高いレベルで得点王を争う活躍です。Cロナウドを一回だけ生で見た2008年のクラブW杯ですが、個人技が切れていた印象です。

もっとも、この試合はマンUのDFビディッチが退場になり、マンUはFWテベスを下げてDFエバンスを入れざるを得なくなりました。この結果、マンUの攻撃はルーニーとCロナウドの2枚に託されましたが、それでも何とかしてしまえるところはさすがワールドクラスでした。

結果はルーニーのゴールで1-0でマンUが勝利しましたが、Cロナウドのテクニックも十分見ることができた試合だったと思います。もう一度見ようとするならスペインに行かないといけませんが、夢は持っていようと思っています。