3人目は久遠寺一葉でした~。

久遠寺一葉 キャラクター紹介
成稜学園2年F組。風紀執行部の代表。“成稜の白百合”の二つ名を持つ。颯太朗とは幼馴染だが、最近は疎遠になってしまっている。立場上ライバル関係にある颯太朗に対して素っ気ない態度をとるが、お互いの立場を抜きにすれば以前のように仲良くしたいと思っており、そのキッカケを探している。
冷静沈着、成績優秀、スポーツ万能。完璧そうに見える彼女ではあるが、実は幼い頃から高所恐怖症でそれはまだ克服していない。又、普段はクールで大人びているが、アドリブに弱いため、予想外の事態になると慌てたり年相応の反応を見せる。
颯太朗の妹である瀬真梢とは幼い頃から姉妹に見えるくらい仲が良く親友同士。寮でもルームメイトとなっているが、梢の趣味に付き合わされた結果、漫画やアニメ、ゲームが好きというオタクとなってしまった。その影響で絵を描くようになり、かなり上手い。又、彼女の言動も漫画に影響されたものが多い。ただ、本人はその趣味を隠している。尚、梢は料理が出来ないため、夕飯は一葉が作っているがあまり得意ではない。風紀執行部に入ったのは、正義感があって誠実だった昔の颯太朗に憧れていたからだが・・・。
アーケンカードは「光り輝く天頂の剣(レイディアント・ゼニス)」。レイピア状の剣・輝剣ジュワユーズを顕現し、風の力で身体能力が飛躍的に向上する。一葉の元々の運動神経と合わさることで屈強な運動系男子でも敵わない強さを発揮するが、アーケンを発動したときの無駄に格好いいセリフは明らかにオタク趣味の影響を受けたものと思われるw 覚醒後に使用可能なLv2の能力は「天空の頂(セレスティアル・ゼニス)」。光線を出すことが出来る。
久遠寺一葉 攻略情報
素直に言う→もう少し話していく→雪に会いに行く→話しかける→同じ鍵→アーケンを使う→本命チョコ……?→何かを言わなければ→様子を見る→さすがはエリサだ→肩を揉む→考える→証拠を整理する→笠倉の放送→注目を集めたかった→散歩も悪くない→みんなおいしかった→褒めちぎる→上手くなったら頼む→だから言わないって→・・・・・・・・・・・・
久遠寺一葉編 あらすじ
【7章】
生徒会と新生会が協力体制になったものの、理念も組織もまったく違うことから、両者の橋渡し役となっている颯太朗はどうすれば良い関係になれるか意見を求められたものの、無難な案しか出ませんでした。朝、一葉から相談を持ちかけられていた颯太朗は、放課後に風紀執行部の部室に行きますが、風紀執行部の部室には一葉と梢だけ残っていました。
一葉は生徒会と新生会の協力体制について、新生会側も颯太朗と同じ役割の人を用意するほうがいいんじゃないかということで、その役目を梢にお願いしたと言います。梢には一葉も期待しており、自分の後釜と考えているようだったため、これはそのための第一歩でした。一葉は梢のことを宜しく頼むと言いますが、颯太朗は梢だけじゃなく風紀執行部の仕事が一葉に集中していたことから一葉のことも気に掛けました。一葉は自分のことは良いと言いますが、颯太朗が帰るとき梢から一葉が頼れるのはお兄ちゃんだけだから助けてあげてほしいと頼まれ、颯太朗も妹の頼みを聞き入れるのでした。
一葉が颯太朗のサポートを受けてくれることは困難だったものの、風紀執行部に入れば問題ないんじゃないかと考えた颯太朗は、翌日耶々に風紀執行部へ移ることを話しますが、耶々は颯太朗が風紀執行部に移ってしまうと生徒会側の橋渡し役がいなくなってしまうから、黄昏部に在籍したまま風紀執行部に行くことを条件に了承します。その後、早速一葉にこのことを話したところ、一葉は理由を聞いてきます。以前誘ったときは断ったのにどうしてと。颯太朗は以前断った理由は一葉が風紀執行部の強化を目的をしていたからだと答え、今は黄昏部も風紀執行部も関係ない、個人的にも一葉や梢のサポートをしたいから風紀執行部に入りたいと話します。すると、一葉は颯太朗の風紀執行部への入部を許可するのでした。
風紀執行部に入部した颯太朗でしたが、黄昏部の人間が来たことに周囲はざわつきますが、颯太朗の事務処理能力を見て、初日の段階で既に受け入れられました。翌日、仕事が終わった後、一葉と2人で帰りますが、颯太朗は風紀執行部で皆を引っ張っている一葉を見て、昔の一葉は大人しくて消極的だったのに風紀執行部の代表になるなんてと言うと、一葉は変わらないといけない、颯太朗のように強くならなければならないと思った、いつまでも颯太朗の背中に隠れているだけではダメだから。そうしないと本当に大切なものは守れないと思ったから。だから成稜学園に入学して風紀執行部に入り、自分が正しいと思うことをしてきたつもりと話します。けど、風紀執行部で頑張っていたのは颯太朗への対抗心もありました。昔は憧れの存在だった颯太朗が黄昏部というよく分からない部活に入っていたため、ずっと追いかけていた人に裏切られた気持ちになったから。ずっと憧れていた、ずっと目標だった人がすっかり堕落してしまった、それなら私がどうにかしなくてはと一葉は思い代表に立候補しました。一葉は颯太朗にどうして黄昏部に入ったのか聞きますが、颯太朗は問題を起こしていたこともあり、当時の自分には選択肢があまり多くはなかったからと答えます。けど、活動自体は楽しんでいたし、やりがいも感じるようになった、依頼を受けてそれを解決して感謝されると嬉しかった・・・表だって目立つことは無くても、誰かの役に立っているならそれでいいと話します。すると、一葉は颯太朗はやっぱり昔と変わらないと呟き、今の話を聞いて少しだけスッキリしたと言って、機嫌が良くなります。その日の夜、一葉のことを考えていた颯太朗は、アーケンカードに変化があることに気が付きますが・・・。
事務処理の仕事を2日した颯太朗は、次に現場仕事として一葉や梢に同行してパトロールをします。すると、一葉の携帯にZEROが現れたという一報が入ったため、現場に急行すると、そこには黄昏部の2人もいました。盗まれたのはサッカー部の倉庫に保管されていたサッカーボールでZEROからの手紙もありました。しかし、颯太朗はZEROの手口にしては色々と雑で何より今までは予告状がまず送られてきたのに、事後報告だったのが1番違和感がありました。その後、風紀執行部に戻ると北菱がいて、彼は本来ならば新生会に報告して許可を貰ってから行動することになっていたのに、特別な権限を与えられている一葉がいつも独断専行することに苦言を呈し、それを見て今までフットワークの軽い黄昏部にいた颯太朗はすぐ動けないという大きな組織の問題点を認識します。翌日、黄昏部の2人と今回の件について話をしますが、風紀執行部よりも先に黄昏部が現場にかけつけたことから、風紀執行部の組織力に黄昏部の機動力があればもっと有効に動くことが出来るのにと考えます。そこで放課後の風紀執行部の会議で、今の風紀執行部は一葉の指示で動いていて、その一葉も新生会への報告をしなくてはならないことになっている、これでは効率が悪く手遅れになる可能性があるから、少し新生会から独立した権限を持つべきだと意見を言い、北菱への交渉は自分がすると提案します。すると、風紀執行部のメンバーも以前からそのことについておかしいと思っていたらしく、颯太朗の意見を受け入れる雰囲気でしたが、その場は一葉が意見を預かる形を取り会議は終了となりました。会議が終わると一葉も北菱に同じ意見を提案したことがあると話します。しかし、許可が下りなかったため、諦めてましたが、颯太朗の話を聞いてもう一度交渉してみることを決意します。颯太朗はそれなら自分も同席すると言って、2人は新生会へと向かいます。
新生会に行き北菱に先程の意見を言うと、北菱は反対することはせず、あっさりと颯太朗の意見を取り入れます。ただし、条件が1つだけありました。それが、今後の風紀執行部は一葉だけではなく颯太朗が指揮系統のトップに立つことでした。風紀執行部では新入りとなる颯太朗をトップに据え置くのは黄昏部での経験があり現場の指揮も問題なくこなせると判断したからでした。颯太朗は新人の自分よりも適任がいるとは思ったものの、自分が出した意見への責任を負うため、その条件を呑むことにします。すると、北菱は平の部員に権限を与えるのは周囲に示しがつかないことから、颯太朗を副部長に任命しますが、一葉はそれでは颯太朗に負担がかかりすぎると反対し、この案件は一旦保留となりましたが、帰り際に颯太朗が一葉のためにも副部長になると言ったため、颯太朗のことを心配していた一葉も颯太朗の意思を尊重し、颯太朗は副部長になったのでした。
翌日、素直になれない一葉のために梢は颯太朗を誘い久しぶりに3人で遊びます。その帰り、公園で休憩しますが、不意に梢が昔話を始めます。いつも一緒に遊んでいたこと、あの当時はこのままずっと一緒にいられると思ったこと、父親が行方不明になり母親も亡くなったことであっさりと離れ離れになってしまったこと・・・そんな話をして梢は飲み物を買ってくると言って席を外しますが、その後、先に帰るとメールが着たため、颯太朗も一葉も梢はこのために今日のセッティングをしてくれたのだと思い、2人は話をします。一葉は颯太朗のことについて、再会したときは自分や梢の憧れのヒーローだった颯太朗がずいぶんと変わって失望してしまった、颯太朗を更生するために自分は風紀執行部の代表となったと話しますが、最近の颯太朗を見て颯太朗は颯太朗のままで仲間のためにちゃんと動いている、昔と変わってなかったと話し、自分も梢もそんな颯太朗が好きと言います。颯太朗も一葉のことが好きだと伝えますが、一葉はそれを友達として好きという意味で受け取ります。しかし、颯太朗の“好き”は恋愛の意味で好きであり、颯太朗は彼女を抱きしめてそのことを伝えます。すると、一葉もようやく素直になり、颯太朗に振り向いてほしかったと話し、私も好きでしたと返事をします。こうして、2人は恋人同士になったのでした。
【8章】
風紀執行部の副部長となり一葉の恋人となった颯太朗。2人の関係について澪からの追及はあったものの、何とか誤魔化します。2人が一緒なら効率が良いという若干公私混同気味な一葉の意見もすんなり通り、2人で見回りをするようになりましたが、そんな2人の下へ再びZEROが現れたという一方が入り、今度は一葉が新生会へ報告に行き、颯太朗は現場へ急行します。そこには梢、耶々、エリサの3人が先に来ていましたが3人とも来たばかりだったため、4人で状況を確認します。今度は野球部のボールが盗まれていました。再びZEROのものとは思えない手紙が置かれていて、他にも前回から引っかかっている部分があったため、アーケンカードを使おうとすると、アーケンカードが再び変化していることに気付きます。その後、アーケンカードを使って違和感に気付いた颯太朗は、犯人や犯行時間が分かり、耶々にとある依頼をして、新生会に報告に行っていた一葉にも状況を説明し、犯人の目星がついたから現行犯逮捕するために一緒に張り込みをしてほしいと頼みます。そして夜に陸上部の倉庫を張り込んでいると、人影が2つ見え、備品を盗んでいたため張り込んでいた颯太朗と一葉は2人を捕まえようとします。しかし、一瞬の隙を突かれ逃げられそうになりましたが、一葉のアーケン能力のお蔭で1人を確保。まおり先生のところへ連行し、自供しました。犯人はラグビー部でした。動機は大手の部活である野球部やサッカー部、陸上部が優先してグラウンドを使い、ラグビー部は満足に練習もさせてもらえない、だから練習道具を盗んで妨害してグラウンドを横取りしようと計画したようでした。犯行がバレ、ラグビー部は廃部や最悪は退学も覚悟でしたが、下された処分は、2週間の活動停止とその期間は奉仕活動をしてもらい、その期間に問題が起こらなければ部活動は再開可能という比較的軽いものでした。当初は新生会はもっと重い処分を課す予定でしたが、事情を鑑みて一葉が待ったをかけ、今回の問題は部活管理における実力主義への不満が原因であり、重い処分を下したとなれば新生会への反発が起こる、原因となった不満を解消しなければまた同じことが起こる可能性があることを訴えました。それには生徒会会長の優理や颯太朗も賛成したことから、自分が認める2人の意見を無視できない北菱は天球儀事件で似た経験を思い出し執行猶予付きという処分にし、練習場所についての考慮することにしたのでした。
【9章】
ラグビー部の一件が解決した後、ZEROの模倣犯が複数現れますが、今度はまおり先生が配布しているアンセム製ではない偽造アーケンカードを使う者まで現れるようになりました。ただ粗悪品だからなのか1つ欠点があることに気付いたものの、アーケンカードを所持しているとなれば風紀執行部だけでは手に負えないかもしれないからと、颯太朗は生徒会や黄昏部に協力を要請することを提案し、一葉も賛成します。
翌日、早速合同の会議が行われ、その会議の場でまおり先生から偽造カードについて説明がありました。偽造カードは一葉たちの持つアーケンと同様の量産型カード・アーケンミラージュと呼ばれている物でした。その中でも初期のタイプで出力は大したことはないようでした。ただし、偽造カードにはとあるチップが埋め込まれていました。悪意ある感応流動素子・・・電磁波のような波形を発して、持ち主のストレスや悪感情を刺激しているようでした。つまり、偽造カードを持つと悪感情が刺激され、その憂さ晴らしのために能力を使ってしまうというものでした。ただ、偽造アーケンカードの出所については見当はついているものの確たる証拠がない状況でした。又、この偽造アーケンカードはAPという可能性のエネルギーを別の場所に移し替えているため、一種のガス抜けのようになり使用者への負担が大きく、先日颯太朗たちが犯人を捕まえたときのようによろめくことがあるということでした。その後、模倣犯を捕まえるために颯太朗は実働班と陽動班に分けることにします。会議は颯太朗を中心に盛り上がりますが、いつもなら率先して口を出す北菱が大人しいことから、颯太朗は北菱の様子が気になりますが・・・。
会議が終わると北菱は颯太朗と一葉に声をかけ、3人で話がしたいと言って2人を新生会室に連れて行きます。無人の新生会室で北菱は今回の一件で裏を引いているのはおそらく央条財団だと言います。北菱の話では、財団はアーケンには早々と目を付けていて、アーケンへの莫大な予算を投資して研究しているようでした。そして、研究は秘密裏に行われており、その目的はアーケンの軍事利用でした。北菱は相手があまりに強大な組織であるため、学園の生徒にアーケンカードをばらまいている理由は不明でも、自分たちは学園内の問題だけに注力すべきだと警告します。一葉は大元を叩かなければと考えていましたが、北菱や颯太朗は学生でできる範囲でやろうという意見にひとまず納得し、北菱が今夜部室棟で偽造カードの取引をするという情報を掴んでいたため、颯太朗は北菱には引き続き情報収集を頼み、1人で張り込むことにします。しかし、一葉も一緒に行くと言ったため、以前一葉は颯太朗の隣に立ちたいと言っていたのを思い出し、彼女にもついてきてもらうことにしたのでした。
その日の夜、取引現場を押さえた颯太朗と一葉でしたが、生徒の方は簡単に取り押さえられたものの、財団の手の者と思わる人物は武術を習ってる一葉とも互角以上に渡り合い、しかも偽造アーケンカードではないアーケンカードまで使ってきます。2人がかりでやっと互角に戦えるほどの強さでしたが、颯太朗の知略で何とかアーケンカードを手放せることに成功したものの、相手はお込まれるや否や、閃光弾を使って颯太朗たちの視界を奪い逃走します。男が落としたアーケンカードは財団のロゴが入っており、偽造アーケンカードともアンセム製アーケンカードとも違うものでした。その後、取引をしていた生徒とアーケンカードをまおり先生に引き渡し帰った2人ですが、颯太朗は自分が全力で蹴っても倒れなかった財団の男の強さとその男と互角に戦った一葉のことを思い出し、このままでは一葉を守ることなんて出来ないと思いますが・・・。
翌日、ZEROの模倣犯が複数人現れたため、生徒会と新生会の合同作戦により一網打尽にしますが、捕まえた生徒たちを先生に引き渡した後、まおり先生がやってきて昨日の件で分かったことを報告してきます。昨日捕まった生徒は、ZEROと名乗る人物から不思議な力を使えるカードが貰えると言われて取引現場に来たようでした。他の生徒も同様の供述をして、動機はほとんどが興味本位でした。しかし、重要なのはここからで、いずれの生徒もカードを貰う代わりに条件が出されていました。それは、カードをやるからZEROを名乗って学園内で暴れてほしいというものでした。つまり、捕まった生徒たちは目的があったわけではなく暴れること自体が目的でした。財団ロゴ入りのアーケンカードについては、戦闘用に特化したものであり、常に一定の出力を得るために外部からのエネルギーを抽出する仕組みがあるらしく、それはつまり、昨日聞いた話と合わせると、偽造アーケンカードを使うことで抽出されるAPエネルギーが別の場所に転送され、そうして集められたエネルギーを使って一部のカードは大きな出力を得るというシステムでした。偽造アーケンカードはエネルギーを収集するためのツールであり、そのために学園の生徒たちは利用されていました。そして、それは今回の件が財団に繋がらないように目先を変える意味合いもあったようでした。それと、先日からZEROに関する騒動が続いた学園であれば、ZEROの名前に釣られる人が多いと踏んだ可能性もありました。まおり先生は財団が動いているのならアンセム機関も黙ってはいない、あとは機関に任せれば財団を何とかすると颯太朗たちに言い、北菱はそれを聞いてそれまで学園内の事件だけに集中すれば良いと安堵しますが、颯太朗は本当にそれでいいのだろうかと疑問を感じるのでした。
モヤモヤした颯太朗は、以前祥子が財団の話をして自分に首を突っ込むなと忠告してきたことがあったため、彼女のもとを訪れ、今回の一件について一通り話します。祥子は財団には手を出してはいけない、家族も心配すると言いますが、颯太朗は梢や母親ならともかく、自分たちを捨てた父親はそんなことは思わないと言います。すると、祥子は2年前に颯太朗の父親に会ったことがあると話します。颯太朗の父親は埠頭にある央条財団の施設でアーケンの研究をしていました。2年前、祥子が颯太朗と家族になる少し前の話。祥子はとある大きな力を得て、制御できずに苦しんでいました。あまりに強力すぎたため、自分の力をコントロールできずに周囲の人間を傷付けてしまいました。日常も学園に通うことすらもままならないほどに追い詰められた祥子ですが、その時に財団にいた颯太朗の父親に出会いました。祥子の力に興味を持った財団は、颯太朗の父親を通して祥子に接触してきました。祥子は財団の悪い噂を聞いていたため最初は断ろうとしましたが、財団はとある交換条件を提示してきました。それは、祥子が協力したら、大きな力から解放してくれるという条件でした。その言葉を信じた祥子は財団に協力することにし、実際に財団は約束を守り、祥子は力から解放されましたが、その代わりに二度とアーケンカードを持つ事が出来ない身体になってしまいました。かつてはとある学園で最高のアーケン使いの称号であるALIAになり、最強のアーケン「全てを見通す悪魔の眼(ラプラス・アイズ)」を使えるほどの実力者でしたが、それすらも失ってしまいました。その後、力を失い財団を去ろうとした祥子に、颯太朗の父親はとあるお願いをしてきます。どうか、颯太朗や梢のことをよろしく頼む、自分はもう何もしてやれないからと。それからというもの颯太朗の父親とは連絡が途絶えてしまいましたが、その願いを聞いた祥子は荒んでいたという颯太朗に会いに行き、見事に更生させました。颯太朗の父親は自分が恨まれるのは分かっていても、それでも陰から颯太朗や梢を守ろうと必死だったのではないかと祥子は話します。その話に颯太朗は驚きますが、ここで1つ疑問が浮上します。それは、どうして父親が財団の施設で研究していたのかということでした。しかし、祥子はそこまでは聞いていないらしく、分からないと答えますが、颯太朗の父親は優秀な研究者だったため、財団が目を付けたのではないかと推測します。
祥子は父親の話を終えると、再び財団には首を突っ込まない方がいいと注意しますが、颯太朗は今まで過去のこととして割り切っていた父親のことが気になり、父親に会って話がしてみたいと思うようになっていました。そのとき、北菱から財団がアンセムの動きに感付き、今夜遅くに証拠をフェリーに積んで逃げるという情報が入ります。颯太朗は父親はアーケンの軍事利用に協力しているのではないかと思い、逃げられたら手がかりも父親と話す機会も失われてしまう、それなら乗り込むしかないと考えますが、一葉には颯太朗が1人で何か抱え込んでいると見抜かれてしまったため、彼女の部屋で梢も交えて話をすることにします。そして、颯太朗は財団の研究施設に乗り込むことを伝えると、一葉も梢も驚き大人に任せた方が良いと言います。しかし、颯太朗には行かなければならない理由がありました。その施設んは父親がいる可能性がある・・・そして、今回の事件に関わっているかもしれない・・・そう話すと、梢は驚いてショックを受けます。颯太朗は今夜財団が証拠を持って逃げようとしているから、そこへ乗り込み、もしも父親が偽造アーケンカードに関わっているとしたら止めるつもりだと話します。一葉も元々大元を何とかしたいと考えていたため、颯太朗に賛成する代わりに自分も行くと言います。それだけじゃなく、梢までついていくと言い出し、颯太朗は危険だから1人でいくと2人を説得しようとしますが、そこであることに気付きます。それは、今の自分が父親と同じ間違いを犯そうとしているのかもしれないということでした。自分勝手な理由で姿を消したら残された人はどう思うのか・・・それを思い出し、2人の同行を認め、協力してほしいと頼むのでした。
数時間後、フェリーに辿り着いた3人。先ずは梢のアーケンカードでフェリー内部を探り、どこに証拠品があるかを特定。その後、梢を連絡役として港で留守番してもらい、2人はタラップから侵入しようと見張り2人を気絶させます。そこへ現れたのは先日偽造アーケンカードの取引のときに2人を苦しめた男でした。一葉は善戦するものの、徐々に追い詰められていったため、颯太朗は自分に出来るものはないかと考え、自分のアーケンカードで相手の攻撃の癖を見破り、一葉にそれを教え形勢が逆転して見事に男を倒します。その後、煙幕などを使い、梢が見つけてくれた部屋に侵入することに成功。証拠品をいくつか押さえますが、軍事利用に関する報告書の責任者の名前に瀬真龍一朗・・・父親の名前が書いてあり、颯太朗は何と表現したらいいか分からない感情がわきあがります。しかし、今は財団の企みを潰すほうが先決だと考え、一葉と脱出をしようとしますが、フェリーは出航してしまい、2人は甲板に出ます。すると、財団の役員が現れ、部下たちに颯太朗たちを取り押さえるように命令しますが、颯太朗たちはその部下たちを全員難なく倒します。それでも余裕の表情だった役員は、颯太朗の顔を見て、龍一朗の息子だと気付きますが、その直後、ロゴ入りのアーケンカードを使い2人に襲い掛かります。圧倒的な出力のカードを持つ男の前に一葉は防戦一方で、一葉が捕まってしまいます。すると役員の男は颯太朗に昔話を話します。
颯太朗の父親・龍一朗はかつてとある会社の取締役で、その男は父親の秘書でした。龍一朗は優秀だったため財団から研究者として移籍の誘いがかかりました。法外な高待遇であり、龍一朗の右腕だった男も一緒にという条件で、男にとっては美味しい話でした。しかし、アーケンの軍事利用には反対で龍一朗は正義感からその話を断りました。男はそのことが許せなかったため、移籍せざるを得ない状況を作りました。龍一朗を騙し会社を傾かせ、龍一朗に巨額の借金を背負わせたのです。その後、龍一朗は全ての責任を背負って財団に身売りし、男も秘書として高待遇で移籍しました。颯太朗たちの前から失踪した真相はこの男のせいでした。そして、研究がある程度まで完成して龍一朗が不要になると男は龍一朗を捨てます。その後の龍一朗は家族に迷惑をかけたくないと言って財団から去り、行き先は男も知りませんでした。男は全ての真相を話すと2人を殺そうとしますが、父親だけじゃなく一葉まで奪おうとする元凶の男に怒り、かつて祥子に救われるまで自分を支配していた感情・憎しみに囚われ、それに呼応するかのように颯太朗のアーケンカードが発熱します。すると、颯太朗の手には黒い剣が顕現し、その刀身には「InJustice」と刻まれていました。
憎しみに囚われた颯太朗は男を圧倒するも、一葉はそれでは何も解決しないと言って颯太朗を制止します。颯太朗が罪を犯してしまったら全てが台無しになってしまう、颯太朗のお父様だってきっと悲しむと。何よりずっと一緒にいると約束したと。そう言って涙を流す一葉は颯太朗に口付けをすると、颯太朗は冷静さを取り戻し、自分にとって大切なもの・・・一葉との日々、学園での皆との日々であることを思い出します。すると、身も心も軽くなり、さっきまで振り回されていた剣も自分の意思で動かせるようになっていました。そして、漆黒の剣も光輝く剣へと変化し、颯太朗の真っ黒だったアーケンカードも「Justice」へと変化していました。そして、2人で力を合わせ、男を倒しますが、男はもうすぐ他の職員が全員くると告げ意識を失います。颯太朗たちは逃げ場を失いますが、救命ボートの存在に気付き、自分が彼らを引き付けるからその間にボートで逃げろと言います。そのとき、上空からヘリが来てエリサが身を乗り出すようにして手を振っていました。それだけじゃなく、他の生徒会や新生会のメンバーもいました。その後、ヘリから全員下りてきますが、それだけじゃなく、エリサの国のSPもプライベートボートで駆けつけました。どうやら、寮を出る前に梢が連絡したらしく、2人は梢も立派になったものだと感心します。そして、2人は心強い仲間たちと共に財団の職員と対峙するのでした。
それから数日後。財団の悪事が露見し、捜査のメスが入ることになり、偽造アーケンカード事件は一件落着しましたが、2人は緊張感から解放されたのかフェリーの一件以降、腑抜けていました。そこへまおり先生がやってきて、今回の件がニュースで大々的に取り上げられたと教えますが、2人の手柄を褒めつつ危険なことをしたことについては教師として叱ります。さすがの2人も反省し謝りますが、今回の騒動での処分は一切なしと言われ、そうなるよう色々と動き回ってくれたまおり先生に感謝します。もっとも、2人を処分するとなると、あの現場にいた人間が全員対象となり、その面子は生徒会や新生会の役員ばかりだったため、そうなったら学園が混乱してしまうことから、隠ぺいするしかなかったようでした。そして、まだZEROの模倣犯もいるし偽造アーケンカードも全て回収していないと言うと、2人はようやくシャキッとして、見回りに向かいます。見回りの途中、颯太朗は両親のことを考え、今までは過去は捨てるつもりでしたが、今回の一件で過去と向き合わないといけないと思い、一葉に今度母親の墓参りに行くことを告げます。そして、そこに一葉に同行してほしいと頼みます。それだけじゃなく、生きていると分かった父親を捜して、一葉を大切な恋人ですと紹介したいと言います。そして、以前昔みたいに3人一緒にいたいと言っていたけど、昔みたいにじゃなくて、これからの俺たちとして一緒にいたいと伝えます。過去ではなく今。そして未来へ向けて3人は歩きだすのでした。
久遠寺一葉編 感想
どちらかというと頭脳系エピソードが多い春グラですが、一葉編は前作のような戦闘メインのシナリオになっていましたね。熱い展開になっているので、単純に楽しめました。ラスボスが使ってたアーケンカードって、前作の月詠ちゃんの能力とほとんど同じよね。アブソリュート・ゼロだけ使わなかったけど。やはりあれか、一葉ちゃんがツンデレ風紀執行部だから、それとほぼ同じ立ち位置の月詠ちゃんの能力が選ばれたというわけかw 本筋の内容としては颯太朗の父親についてですね。失踪した父親がどこで何をしていたのかが分かります。けど、ここまで父親のことに触れていて、結局父親との再会は果たせなかったのは残念ですね。・・・やはりFD化するんだろうか?w
本筋ではないところでいうと、やはり梢ちゃんの存在が大きいですね~。一葉ちゃんに負けないくらい出番が多く、ずっと可愛い梢ちゃんが見られただけでもう満足でした(*´Д`*)b 一葉ちゃんと梢ちゃんの会話は仲の良い姉妹みたいに感じられてすごく微笑ましかったので、もっと見たかったなぁって思いましたねぇ~。梢ちゃんが失恋するところは辛かったけど、それでも2人の恋を応援する健気さに心を打たれました。やはり、妹は可愛い。妹は正義!!是非とも梢ちゃんルートの追加をお願いしたいw そういえば、梢ちゃん、ついに大好きなお兄ちゃんにだらけきったところを見られてしまいましたねw でも、だらけきってても梢ちゃんは可愛い(*´Д`*)b 何となく自分の中で一葉ルートは梢ルートに思えていました(爆)
一葉ちゃんもちろん可愛かったですね。ツンデレの鑑w もうちょっとオタク趣味のことについて触れてくれると嬉しかったのですけど、つい颯太朗に冷たくしちゃうと悩むところとか良かったですし、デレた後はツンツンしたところが無くなって素直になっていくところは本来の意味でのツンデレらしさがあって良かったです。梢ちゃんとセットのときが1番輝くかな、一葉ちゃんはw お姉さんっぽく振舞ったかと思いきや梢ちゃんにからかわれて恥ずかしがったり、反応が良いですね~。イジりがいがありましたw 欲を言えば個人的にはシナリオで幼馴染らしくもっと過去の思い出を語ってシーン回想があったりすると良かったんですけどね。思い出話をしているだけなのは残念ではありました。やはり幼馴染で大事なのって過去ですから、会話の中で話すだけじゃなく、ちゃんと過去のシーンも見せてほしかったですね。
Hシーンは4回。正常位、バック、正常位、騎乗位。全てでおっぱい見せてくれました!ただ、騎乗位は颯太朗の手が少し邪魔でしたけど、乳首は隠さない程度だったのでヨシとします。個人的には3回目のパ○ズ○フェ○→正常位が1番良かったんだけど、エリサ編同様その状況でエッチしていいのか?とは思いましたw そういえば、何気にパ○ズ○フェ○が2回ありましたね。1回目は颯太朗の手が邪魔でちょっと微妙だったけど、2回目はアングル的にも良かったです。まぁ他のヒロイン同様に出来ればパ○ズ○フェ○のときは喋るよりも舐める方に集中してほしいですけどね。下手すりゃただのパ○ズ○になってしまうので。まぁでも、おっぱいがいっぱい見られたので満足!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
一般シーンですとやっぱり梢ちゃんも含めて3人でいるときかなぁ~。一葉ちゃんと梢ちゃんの姉妹みたいな会話はずっと眺めていたい気分です。シスコンな私にとっては梢ちゃんの出番が多い一葉編はお気に入りになりそうですw 妹万歳ヽ(´ー`)ノ あとは戦闘シーンが多いのも良かったですね。ラストバトルで颯太朗のアーケンカードが覚醒した展開は燃えました。気になったのは祥子さんのことが語られてた件ですね。忘れてる部分もかなり多いので(もはや大まかな概要しか覚えてないw)もう一度前作の月詠編やってみようかな?って思いました。優理編でもちょっと触れていましたし、いつか祥子さん視点で、桜雲台時代~春グラまでの経緯を見てみたいです。っていうか、祥子さんは「ラプラス・アイズ」が使えたんですねw 蓮ですら明日葉編でしか覚醒してなかったので、アーケン使いとしては蓮より上なのかな?
さてさて、お次は凜堂耶々です~。
「春音アリス*グラム」のあらすじ・感想はこちら↓
【共通ルート】【白羽優理編】【神咲エリサ編】【久遠寺一葉編】【凜堂耶々編】【藤乃雪編】
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【Character1 2016グッズ】【C90グッズ】【久遠寺一葉B2タペストリー】【クリアファイル】【凜堂耶々B2タペストリー】
【藤乃雪B2タペストリー】【C91グッズ】【神咲エリサB2タペストリー】【白羽優理B2タペストリー】
【久遠寺一葉B2タペストリーver.2】【Character1 2017グッズ】
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そういえば、家が厳しいっていう設定があったけど、それで習い事してた~とかそういう話こそあったものの、シナリオで活かされたことは殆どありませんでしたね・・・w 寮生活だと親が遠いから、なかなかそういう話にはならないのかな?