水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

室内水耕栽培12 (H23.2.3~4.6)

2011年04月26日 | 室内水耕栽培
●トロ舟ヒーターは中止
2月2日 春菊を育てているトロ舟をヒーターで暖めておりましたが水温が上がると藻が発生するので中止する。水温は10度を切った状態ですが室内ですから極端な変動が無いので通常通り栽培することにしました。

●本日現在の室内栽培の様子
2月7日 ここ数日の暖かさで水温は12度です。春菊は順調に育っています。大阪しろ菜も収穫期が過ぎています。
 

毎回のことながら発芽率の悪いのはホウレンソウです。ウレタンスポンジに54株播種しても発芽したのは三分の一です。育苗棚で育てていましたが少し大きくなったので移植しました。

2月14日 本日の栽培棚の様子です。
 

この1週間、収穫期に来ていた大阪しろ菜およびレタス、ホウレンソウを収穫し食卓に供する。その後に2月7日に播種した「小松菜」と「グリーンウエーブ」を定植しました。
 

有機水耕で使っていた棚で育てているレタスと春菊も先週は鍋に使用していただきましたがまだかなり残っています。パナソニックのライトの下では野菜が本当に美しく見えます。
 

●春菊に根腐病発生か?
2月17日 前々から気づいていたのですが手前で育てている春菊の葉先が茶色く枯れかけていて成長もよくない状態になっています。これは何が原因でこのような病気になるのか分かりませんが症状としては根先も黒くなってきていますので根腐病ではないかと思われます。放置すると蔓延しますのでまだ小さいので残念ですが収穫撤去しました。また「オクトクロス」を買って殺菌する必要があるようです。比較するために健全な春菊の写真と並べてみました。
 
健全な春菊では
  

●春菊・ホウレンソウを播種
2月17日 春菊とホウレンソウを愛菜花に播種する。ホウレンソウの発芽率が上がってくれればいいのですが。


2月21日 播種後4日が経ちましたが春菊は発芽してきましたがホウレンソウは全く発芽していません。ホウレンソウの種は発芽しにくいので播種前に水につけておくなどの処理をしておく必要があるのかもしれません。使っている種はタキイの「オーライ」ですがその種袋には発芽温度は15度~20度、播種後は充分な潅水とあるのみですが愛菜花の中でも温度がまだ低いのでしょうか。ホウレンソウと春菊の発芽状況です。
 

●54分の4
2月28日 54粒を播種して10日経ちましたが発芽したホウレンソウは4株のみ。これでは話にならないので水に浸して浮く種を排除して再度播種することにしました。種が古いためか結構の種が浮いています。


3月4日 再度ホウレンソウを播種。今度は水に浸して2日経った種と4日たった種をそれぞれ27粒ずつ播種しました。今度はどれほど発芽してくれるか。
 

●レタスと小松菜
2月28日 2月7日に播種した小松菜とグリーンウエーブの様子です。20日経ちましたがまだまだです。
 

3月7日 1ヶ月経った今日の状態です。やはり寒さか成長が遅い。とはいっても前の写真と比べると少しは成長しています。
 

●ひねたレタスと春菊
3月7日 2月中旬には収穫できる状態にまで育っていたレタスと春菊をそのまま放置していたのでひねすぎてしまいました。驚いたことに春菊には大きな花も咲いていました。これ以上は放置できないので本日すべてを収穫する。春菊は鍋に、レタスは油で炒めて食べることに。
  


3月8日 昨日は春菊を蒸し鍋に使っていただきましたが今日はレタスをベーコン・シメジとオイスターソースで炒めてもらいました。あれだけのボリュームが中盛のお皿に納まりました。残っていた春菊は定番どおりにおひたしに。塔が立つようなひねたレタスと春菊ですが美味しくいただけました。


●発芽率40%
3月13日 播種後約10日経ちましたが今回のホウレンソウの発芽は約半分です。水に漬けていた種もその後やはり期待したほど発芽していない。種自体に問題があるのか、あるいは温度が発芽適正温度になっていないのかいずれがか原因であろう。播種方法も検討する必要があるのかもしれない。いずれにしろホウレンソウはレタスなどと比べるとはるかに発芽しにくい野菜のようだ。
 

3月15日 発芽したホウレンソウを定植しました。

108株種を播いて定植できたのは42株ですから発芽率は40%ということになります。インターネットで調べてみるとやはりホウレンソウの発芽率の悪さでいろいろ相談されているケースが載っていました。その中で参考になった回答としては「寒い時期は発芽に2週間以上かかります。暖かくなりましたから乾燥していなければ発芽すると思います。古い種は発芽率が極端に悪くなりますよ。ホウレンソウは短命種です。今年買われた種で発芽しないのでしたら、寒さ(温度不足)、乾燥、土のかけ過ぎ、そんな原因が考えられます。」といった回答がありましたので私の場合は温度の問題と昨年購入の種なのでそれらが原因かもしれません。

●レタスと小松菜
2月7日に播種した小松菜とレタスですが小松菜は背も高くなっているがこれはやや徒長ということになります。寒さのせいかしっかりと太く大きくなっていない。グリーンウエーブも収穫期に来ています。
 

●春播き種の発注
3月21日 あと1ヶ月足らずで今春の種蒔きを始める時期になります。タキイさんとサカタさんからカタログが届いているのでこの連休に品種を選定して発注しました。サツマイモとスイカとなすは苗で購入することにし、その他はナスも含め22種類の種を発注しました。昨年と異なるのは四角豆をやめてインゲンにしたのとあとはスイカを新たに育ててみようと思うくらいです。またテラピアを使った有機水耕栽培床も屋上に持ってあげる予定なので栽培床が増えますので防虫ネットも3枚発注しました。

●ホウレンソウと春菊
3月26日 ホウレンソウは一応42本ともそれなりに育っています。先月17日に播種した春菊の様子です。1ヶ月にしては成長が遅い。本日新たにレタス菜と春菊を播種する。
 

4月2日 3月26日に播種した春菊とレタス菜を定植する。いずれも発芽率が悪く54粒播いて30株あまりしか定植できなかった。種が少し古くなってきているのが原因かもしれません。
 

4月3日 3月25日に播種した玉レタスは通常のパレットの上に播種しておりましたが昨日あたりから発芽してきています。室温がまだ低いので電気発芽器を使わないと無理かと思っていましたがこれなら今後は発芽器なしで大丈夫のようです。それだけ少しずつですが温度が上がってきているということです。
 

4月4日 ホウレンソウと春菊の様子です。先週と比較してすこしは成長していますがやや不満。
 

4月11日 ホウレンソウと春菊の様子です。
 






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室内人工培土栽培4(H22.12.25 ~H23.4.4)

2011年04月03日 | ヴェルデナイト
◆玉レタスに再度挑戦
12月25日 人工培土ベルデナイトを使った栽培を再開することにしました。今回は光源としては蛍光灯を使用し、栽培床としてはトロ船ではなくPP製の収納容器を使用。養液の給排水は行わず肥料をいれた養液をベルデナイトに混ぜ込んで後は水分補給のみとします。この手法はベルデナイトの優れた保水性・保肥力を活用する栽培法です。(参照:食品工業NEO 植物工場 人工土壌「ベルデナイト」を用いた完全閉鎖系植物工場より)

再度結球レタスと金町小かぶの栽培をおこなってみます。愛菜花は使用中ですので種は直播きしました。また現在屋上で栽培している「ごぼう」についてももはや水耕栽培では寒すぎてその成長が望めないのでベルデナイトをいれた90㍑ゴミ箱に移植して育ててみたいと考えていましたが移そうと思ってみてみると菜の裏に虫が繁殖していたので移植を断念しました。


◆玉レタスと金町小かぶ
1月25日 玉レタスは発芽が悪かったので再度直播しましたがようやく芽が出てきています。上の段には金町小かぶも直播していましたがこれも芽が出かけました。
 

2月7日 「かぶら」と「レタス」ですがなかなか大きくなってくれませんし直巻きのためか発芽率も悪いです。どうも育て方に工夫がいるようです。
 

2月14日 ほぼ20日経ちましたが状態はあまり変りません。
 

水枯れ・肥料枯れを心配して10日ほど前にしっかりと水と肥料を与えております。ph計と水分測定器を兼ねた簡単な計測器で
測定するとphは6.3位でウエット状態を示しています。
 

2月28日 本日の「かぶら」と「レタス」の様子です。
 

3月7日 本日の状態です。通常の水耕栽培では丸レタスが育たないので何とか人工培養土で育たないかと楽しみにしているのですが今の所は玉レタスの兆しなし。もうしばらく待つことに。かぶらの方は少し実ってきている苗もあります。
 

3月15日 本日の玉レタスの様子です。葉は巻きかけていますが葉の数が少なすぎます。


3月25日 やはり玉レタスにはなりません。結球させることはかなりむつかいいことのようです。もう一度結球レタスに挑戦しようと思い播種しましたが成功するには何かいい知恵が要るようです。水耕栽培のレタスと比較してもほとんど同じ。
 

かぶらの様子です。かなり育ってきましたが水耕栽培と違って大きさが確認できません。


3月28日 小かぶを4本収穫しました。かぶの大きさは肥料の関係からか水耕栽培に比べて小さい。


4月3日 本日も小かぶを4株収穫しました。やはり小ぶりです。人工培養殿場合は基本的に肥料不足になっているようです。定期的に水遣りと液体肥料を施すことを怠ると駄目なようです。無精者の小生にはやはり水耕栽培の方が向いているようです。
 

収穫した小かぶは前回同様カニ身とあわせて煮込んでいただきました。葉っぱは湯がいて酢味噌でいただきました。




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