水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

屋上菜園55 (H25.10.1~10.14)

2013年10月15日 | 屋外水耕栽培
<少し早いがキャベツを収穫>
10月14日 少し早いですが青汁ジュース用のハイクロップがなくなったのでキャベツを収穫して外葉をジュースに使用することにしました。
 

<白菜に害虫>
10月14日 先日から気にはなっていましたが白菜がところどころ蝕まれています。間違いなく「カブラヤガ」の発生です。この状態になるとどこに潜んでいるか分からないので農薬を使って駆除するしかありませんがひとまず虫に食われている白菜を撤去して食べれるものは食べることにしました。写真のように少しでも蝕まれていると割ってみると必ず幼虫が潜んでいます。
 
 

白菜と豚肉の炒め物です。
 

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<ワサビ菜を収穫>
10月12日 ワサビ菜を2株収穫する。お浸しにしていただく。
 

<2回目のミズ菜定植>
10月10日 9月30日に播種した2回目のミズ菜を本日2枚の定植板に40株ほど定植する。ミズ菜は播種後30日から40日で収穫できるので毎月播種で年内に4度は収穫が可能です。


<毎日欠かさず水道水補充>
10月8日 このところキャベツ・白菜など葉がしっかり育っているので蒸散量も多いためか日によっては朝晩2回水道水の補充が必要なほど循環タンクの中が空になっています。フロートバルブを使った簡単な自動給水装置を取り付けてみようかと考えていますが1台あたりバルブと留め具などで1500円、15台分とエスロンパイプと継手・ホース代などを加えると優に3万円以上かかりそうなので思案をしています。(写真のセットが15台分と接続ホース・エスロンパイプ・継手などが必要。)


<ハイクロップを定植>
10月8日 9月29日に播種したハイクロップを定植板2枚に40株ほど定植する。


<ミズ菜を収穫>
10月8日 ミズ菜を少し収穫する。夕食にいただきました。
 

<ゴボウにも防虫ネット>
10月8日 ゴボウには青虫だけではなく葉の裏にも害虫が産卵していたので完全に水洗いの後防虫ネットを張って害虫の侵入を阻止する。


<本日の様子>
10月7日 本日の様子です。どのトロ舟も葉が青々と良く茂り全体が野菜畑という感じになってきています。現在16品目の野菜を育てています。内訳は玉ねぎ・人参・ゴボウ・サツマイモ・大根(2種)・キャベツ・蕪(2種)・ネギ・ブロッコリー・ニラ・ハイクロップ・春菊・ミズ菜・ワサビ菜・カリフラワー・白菜(3種)です。

人参「DRカロチン」の葉は元気に育っていますが肝心の人参は?

ホーム玉ねぎの様子です。根は完全に白色になりました。
 
サツマイモは相変わらず変化なし。

ゴボウも葉が良く茂ってきましたが青虫を1匹発見退治するもやはりネットが必要。ゴボウ自身はまだ大きくなっていない。
  
 
大根も太くなりかけています。ただもう少しうまく移植する必要があります。
 
ネギはあまり変化がありません。先日定植したねぎも育ち始めています。

ブロッコリーが大きくなりかけました。

ニラの様子です。1週間ではそれほどの変化がありません。

ハイクロップの様子です。
 
2回目のキャベツもかなり間引きしましたがそれでもまだ多いようです。最初のキャベツは結球しかけているのもありますがこれも密集しすぎか。
 
蕪「金町小かぶ」の様子です。
 
ミズ菜は収穫できる大きさに育っています。春菊も大きくなり始めました。。
 
ワサビ菜も収穫できそうです。
 
カリフラワーの様子です。
  
白菜の様子です。いずれも詰め過ぎ。
 
 

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<水耕栽培野菜の危険性?>
10月4日 本日のMSNのライフ欄に「カロリーゼロにだまされるな」を出版された医学博士大西睦子さんとジャーナリスト阿部司さんの対談(後編)が掲載されていましたがその中で阿部氏が次のように水耕栽培野菜の危険性を指摘しています。
「安部 抗生物質づけの食肉もさることながら、もっと気になるのは野菜の水耕栽培ですね。水耕で抵抗力がないので抗生物質と似た化学化合物を投与していますし、超多毛作なので植物ホルモンも与えています。しかも、葉っぱを大きく育てるために窒素肥料を大量に投与しがちですが、その結果として硝酸態窒素が残り、それを人間が大量に摂取するとチアノーゼ(メトヘモグロビン血症)を起こす可能性があるのです。 欧州では、野菜への硝酸態窒素系の残存量に非常に厳しいので、同地域の基準値に照らすと2〜3倍もの残留が検出される日本の野菜は輸入禁止になる場合もあります。硝酸態窒素の含有量の基準そのものが日本にはないんですよね。」とあります。

この中でわからないのは「抗生物質に似た化学化合物」とは何を意味するのでしょうか。またどのような「植物ホルモン」が投与されているのでしょうか。未だかって大塚ハウスの水耕栽培用肥料以外を使ったことがない小生にはこの文脈の意味が分かりかねます。本格的な水耕栽培農園では私たちとは異なる肥料や添加物を使っているのでしょうか。
私は水耕栽培野菜は鶏肉でいえばブロイラーのようなもので地鶏に相応する有機栽培野菜とは質的に劣るのは避けられないと思っています。ただ無農薬栽培であるため一般の露地栽培野菜よりも安全性が高いという点が食用野菜としてのメリットでないかと考えております。また同じ水耕栽培野菜でも太陽光によるものか完全な人工光によるものかでその野菜に含まれる栄養素も光質の違いから当然異なってくると思われます。この辺になるとまだまだ研究途上分野ですので簡単に結論付けるのは早計でないかと思われます。残留硝酸態窒素についてはいかに減らしていくかは水耕栽培をする者の栽培課題であると思いますがこの問題も未だ定説がないようです。硝酸態窒素問題についてサンスイ生産組合さんのHPに次のような記載があります。
「硝酸態窒素が体内で亜硝酸やニトロソアミン体に変換された場合、メトヘモグロビン血症、発癌、生殖機能の障害といった健康被害を引き起こすと考えられています。ここで問題になるのは、野菜に含まれている硝酸態窒素がどのくらい亜硝酸やニトロソアミン体に変換されるか、そしてこれらの物質がどれくらい病状の発症に寄与するかという点です。硝酸態窒素の人体に対する影響は50年以上研究されていますが、人体における硝酸態窒素の代謝を完全に明らかにすることは非常に困難であり、硝酸態窒素による健康被害の有無は、研究者の間でも意見が分かれています。また、欧州ではこの健康被害の可能性を危惧し、ほうれん草やレタスに含まれる硝酸態窒素濃度を規制する一方で(1)、日本の農林水産省では健康被害の確たる証拠がないとして、特に規制を設けていません。・・・・(中略)・・・・・・一般に野菜に含まれている硝酸態窒素濃度は飲料水よりも遥かに高く、2000から3000 ppm程度です。それにも関わらず多くの野菜が健康に良い影響を与えることは、多くの研究者が認めるところです。前述したようにL'hirondelらは、硝酸態窒素を摂取し、口内で亜硝酸に変換されたとしても、胃に至る時点で亜硝酸の濃度は極端に低下してしまうため、人体に悪影響を及ぼさないと考えています。一方でWardらは、野菜に含まれるビタミンCやポリフェノールといった抗酸化物質によって、硝酸態窒素からニトロソアミン体への変換が妨げられているため、健康被害を与えないと考えています。以下省略」(また農水省のHPにも「野菜の硝酸塩に関する情報」として掲載されています)

食の安全は最も重要な課題ではありますが人々が飢えから解放されているのは食品の工業生産技術が飛躍的に発達したおかげであってその中で防腐剤・添加物などいろいろな副作用を伴いかねない薬物の添加が問題を起こしかねていますので今後はより一段とレベルの高い技術開発が求められているというのは実情でしょう。また生活者としての消費者も食生活ではややもすれば味覚優先・ダイエット優先・利便性優先・コスト優先になって問題の本質を見失しかねない状況に有るのも事実です。生物学的医学的知見を取り入れながら工場食品の生産性と消費者ニーズ(健康ニーズも含め)とのバランスをどう図るかという問題に帰着するのではないかと思います。多くの研究者の警鐘こそ潜在的な食と健康の問題点を明確にし健康被害を阻止する有効な予防手段になりえますのでこのような著書の出版は歓迎です。早速紀伊国屋に発注する。

<白菜・キャベツの間引き>
10月4日 2回目のキャベツおよび白菜は可なり密集してきておりますので結球させるためにも少し空間的なゆとりが必要かと思われるので定植板1枚に最大で6株程度になるよう間引きを行う。

<大根を移植>
10月1日 大根が大きくなってきたので特注の定植板に移して根を養液中に、肥大部を空気中に納まるように移植しなおす。大根の葉は大変折れやすいのでこの際もかなりの葉が折れてしまいましたが何とか収まりました。大きな大根はすでに15㎝以上に成長しています。
 
ジャンボトロ舟の大根はすべて持ち上げましたがかなりの大根の葉が重なり合っていましたので移す時にかなり傷んでしまいました。


<まだまだ小さい人参>
10月1日 7月17日に播種したのでまだ70日あまりにしかなりませんので少し早いと思ったのですが試に人参Drカロチンを3本収穫してみましたがやはりまだまだ小さい。色合いはいいのですが大きさは5㎝ほどです。やはり収穫までには三月はかかりそうなので10月下旬まで待つ必要がありそうです。





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