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標本のキノコ、実は新種

2014年07月11日 | きのこ情報
標本のキノコ、実は新種
カナロコ by 神奈川新聞 7月11日(金)7時3分配信

 「神奈川キノコの会」(城川四郎会長)が採集したキノコが、新種と判明した。平塚市博物館(同市浅間町)が保管している標本が、同館で初めて学名の基準となる「ホロタイプ」(正基準標本)に指定された。

 学名「ダクティロスポリナ ブルンネオマージナータ」と名付けられたキノコは、胞子に突起があり、ひだに茶色い縁取りがあるのが特徴。食用可能かどうか、毒の有無は不明という。

 1995年に清川村で、99年には旧津久井町(現相模原市緑区)にある仙洞寺山の雑木林で、いずれも同会が活動中に採集し、計11本が同館で標本として保管されていた。今回、99年採集の標本(大きいものでかさの直径約5センチ、柄の長さ約9センチ)がホロタイプに指定された。

 城川会長は96年の同会報で、「トゲミフチドリツエタケ」と仮に名付けて紹介。キノコを研究している鳥取大農学部の牛島秀爾助教が、97年発行の同館のキノコ類標本目録を見て注目し、調査した上で、同助教らが5月27日、日本菌学会の学術誌(電子版)で、ダクティロスポリナ属の一種とする論文を公開した。

 同館は9月15日まで、ホロタイプを展示。また8月31日には、城川会長と同助教が講演する。


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