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ススケアシボソチチタケ(仮称)

2016年07月24日 | きのこ情報
最近気になるきのこです.
というのは,とあるきのこ観察会で採集されていたのですが,
アシボソチチタケと名前が付けられていたからです.

柄が細くて,傘頂部が少しとんがって,傘の縁にはフリルが付いていて,一見するとアシボソチチタケに似ています.
でもよく観察すると,傘の色がくすんでいてオリーブ褐色がかっていて,傘頂部の突起は成長するとすぐに消え,ひだがやや疎です.
この写真が特徴的です.↓
No. 0886 ススケアシボソチチタケ(日本きのこ図版 No.1370)

こちらの写真は少し違う気がする.↓
ススケアシボソチチタケ

もっと気になるのは,発生時期や発生環境がよく似ているということです.
数mの間に混在していることもあります.
生態的に似ているのに,どのようにニッチを確保しているのでしょうね?

これ以外に,アカアシボソチチタケ(仮称)というのもありますので,脚の細いチチタケ=アシボソチチタケというわけではないのでご注意ください.
アカアシボソチチタケ(仮称)
アカアシボソチチタケ(仮)


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