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第12回日本分類学会連合公開シンポジウム 分類学があらためて「種」と向き合うとき

2012年12月30日 | きのこ ゼミ 情報メール
第12回日本分類学会連合公開シンポジウム

〈分類学があらためて「種」と向き合うとき〉
 【日時】2013年1月13日(日)9:30~12:00
 【場所】国立科学博物館上野本館2階講堂
     ※事前申込不要・参加無料
 【オーガナイザー】三中信宏(農業環境技術研究所/東京大学)

演者・演題

三中信宏(農環研/東大・院・農生)
世紀をまたいだ「種」論争は何をもたらすのだろうか:第三の道に向けて

網谷祐一(京大・院・文学研究科)
「種」--定義より遠く離れて

太田英利(兵庫県立大学・自然環境研 / 人博)
保全生物学における「種」の功罪

神保宇嗣(コメンテーター:国立科学博物館・動物研究部)
生物多様性情報分野から見た「種」

【趣旨】

 「種(species)」および「種問題(the species problem)」は,いまや生物学の垣根を軽々と越えて,認知心理学から科学哲学まで含む広範な議論の場を形成している.生物分類学者は「種」と「種問題」をめぐってどのような論議が戦わされているのかをいまいちど見つめなおす必要があるだろう.生物多様性を体系化することが分類学の究極目標であるとき,「種」が果たし得る現代的役割とはいったいどういうものだろうか.このような“概念的”あるいは“哲学的”なテーマは現場の生物分類学者にとっては,できればまたいで通り過ぎたいことかもしれない.しかし,いつまでもこのまま放置しておくわけにはいかないことも事実だろう.「種」をめぐる長年にわたる論争は,何ら最終的な解決を見ないまま,今なおエンドレスに続いている.「種とは何か?」というきわめて単純な問いかけの背後にある暗闇をじっと覗き込むことは,分類学の長い歴史がよって立つルーツを明らかにするだろう.種をめぐるさまざまな問題は生物分類学だけの占有物ではないという認識が共有できるディスカッションの場をつくりたい.

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第12回日本分類学会連合公開シンポジウム 〈分類学があらためて「種」と向き合うとき
 


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