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中国山東省における近代化されたキノコ植物工場

2019年11月30日 | きのこ ゼミ 情報メール
中国山東省における近代化されたキノコ植物工場

 中国・山東省高密市に位置する恵和きのこ産業園は、青島農業大学の研究者が開発した技術を活用し、中央と地方政府のバックアップのもとに現代化された「きのこ総合産業団地」である。

閉鎖空間の中で湿度などをコントロールした栽培施設内は日本でいう植物工場に近いものがある。広義にとればキノコ栽培も植物工場に分類するケースもある。

この団地の総合投資額は160億円あまりで、今現在、主にエノキ茸と椎茸の生産を行っている。例えば、エノキ茸の生産体制は8ラインをフル回転させている。1日あたり25トンの新鮮なエノキ茸を、主に300キロ離れた北京に出荷している。

一方、椎茸の生産体制は主に菌棒(椎茸の原木栽培用)の加工を行なっている。現在、年間700万本の椎茸菌棒が加工され、低温冷蔵した状態で日本と韓国等の外国市場に売り出されている、という(写真は高く積まれているエノキ茸と椎茸植菌棒の様子)。

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