内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

集中講義を終えて一息

2023-08-05 15:36:20 | 雑感

 昨日、酷暑の中の五日間の集中講義を終えた。他大学からの一名の参加者を含めて、出席者四名。そのうちの一名が四日目を都合で欠席した以外は全員皆勤。毎日九時から十四時半まで、お疲れ様でした。
 昨日は少し早めに切り上げ、神保町に地下鉄で移動して、私のお気に入りのカフェで打ち上げ。といっても、軽食とデザートだけでアルコールはなし。それでも二時間ほど楽しく歓談。
 集中講義そのものについての反省は、『眼と精神』を一応最後まで読み上げたが、テキストの難しい箇所について原文を参照しながら私が一方的に解説する時間が長く、学生たちから積極的な発言を引き出すには至らなかったことである。そこまでもっていくには時間が足りなかったと言い訳もできなくはないが、与えられた時間は最初から決まっていたのだから、やはり私の方に工夫が足りなかったと言われても仕方がない。それに、他大学の研究員や教員の方が参加してくださった日もあったのに、それを十分に活かしきれなかったことも悔やまれる。
 それでも、毎日授業後数時間以内に提出してもらったミニレポート(四〇〇~六〇〇字)を読むかぎり、それぞれに学ぶところはあったようである。
 あとは十二日締め切りの最終レポート(二千字前後)を採点すればこの夏の集中講義のための業務終了。
 それを除けば、今日からがほんとうの夏休み。集中講義中の五日間は休んだジョギングも今朝から再開(17キロ走る)。今月末までの東京滞在中、論文執筆や新学期の準備等あるにはあるが、人に会ったり、気ままな読書に明け暮れたり、のんびり過ごしたい。実家から徒歩二分のところにある区立中学校の夏期プール開放(八月十四日から二十七日)にも通い、丸二年以上遠ざかっていた水泳を再開するつもり。