磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

東京大学物性研究所実験2日目

2012年11月27日 16時45分50秒 | 研究
東京大学物性研究所は東大柏キャンパスにある。
そこには、柏ロッジという宿舎があり、昨夜はそこに泊まった。
なかなかいい宿舎です。昨夜は12時過ぎまで学生につきあって
先に帰ったが、学生らの実験は続けられていた。
今朝早く、アメリカ合衆国タラハシーの強磁場研究所NHMFLの共同研究者より
来春のマグネットタイムの申し込みがコンプリートされていない、とのメールが来ていた。
急いで、NHMFLのホームページから希望マグネットとマグネットタイム期間を登録した。
プロポーザルを出して、PI(プリンシパル インベスティゲータ)を書いて課題を申請。
申請書書き方には、前回の成果、研究履歴、希望マグネット、希望実験期間など書くことは分かっていたが
どこから進めばいいか、なかなか探しきれなかった。
今日分かった。
課題を申請して、そのあと実験のところをクリックしないと行けないようだ。
実験のサイトに行き、希望マグネット、その理由、前回の成果を登録、
実験条件、試料情報、借りたい機器、持ち込み機器、など書き込み、
希望実験期間を、要望、可能、不可能の順で記入。
結局2時間近くかかった。部屋を出てくださいとドアの向こうからお姉さんの声。
「登録したよ」とタラハシーの研究者にメール。
すぐに「サブミット」ボタンを押したか?とメールが返ってくる。

どこだどこだ「サブミット」ボタンは?とweb上を探しまわる。

これかな?
確認のサイトに行き、全内容を確認して「サブミット」を押して、
完了。
私の課題のステイタスが「ナウ」から「サブミッテード」になっていて、
すぐさま登録完了のメールがNHMFLから2通来た。
1通が課題登録済。もう1通がマグネット期間要求済。
結局お昼までかかった。

明後日木曜日が「課題審査会」のようで、なんとかそれまでに間に合った形。セーフ。
うまく行けば、来春3月に世界最高定常強磁場45テスラでの実験。

ところで、学生の実験は「ハッピーターン」には行かなかった模様。
かなり磁気が弱く、圧力セルのバックグラウンドに隠れている。
それを、いろいろ調べ、磁化の信号領域を見つけるが、実験時間は限りがある。
学生に信号の見つけ方を指示し、国立がんセンターへ向かい3時の羽田行きバスに乗り込む。

そんで、今、羽田空港のラウンジにいます。

サイエンスクラブ2年生Yさんのレポート関係メールでほっとしています。
明日は重要な会議等が朝から続きます。それで先に帰ります。
別の申請関係の締切も迫っており、
週末の九大との合同研究発表会の準備、
応用物理学会九州支部会の準備もできていないし、

このブログは完全に現実逃避。

これから鹿児島に帰ります。

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