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小泉は国賊だ

2006年08月15日 21時18分55秒 | 政治
小泉が任期の最後の年に、終戦記念日の靖国参拝を強行した。
参拝前から「参拝するぞ」とさんざん煽って、
ニュースの枠に割り込んで参拝した、
いかにも彼らしい、示威的なもの。

まず、
A級戦犯が祀られている
(私は、そうでなくても「国家」のために戦死した人間だけを
 特別扱いして祀る姿勢が好きではないが)
宗教施設を、公的な立場の人間が公的立場を示して参拝することに違和感がある。
根本的に、「国家に殉じる」姿勢を称揚することになりはしないのか、という
懸念であり、背景は自分自身が反国家的な人間であり、
一朝ことあれば弾圧される人間だと自己規定しているためだろう。

私が一番気がかりなことは、
この小泉の行動が
「アジア諸国がなんと言おうが、自分は自分の立場を正しいと思う。
 お前らが何を言っても聞く耳は持たない」
ことを象徴していること。
彼の日頃の言動の延長であるが、彼を首相にしている日本人に対しても、
「人の話を聞かない」「唯我独尊」といった印象を与えるのではないか、
と懸念する。

そのように思われるのは、日本人にとってプラスではないだろう。
その観点から、小泉は国家の利益を害する「国賊」だ、と思うのだ。
国家の利益は国民の利益の総和のはず。
ここで、アジア諸国に対して何の説明もせず、
「理解に苦しむ」と言うだけで理解してもらうための行動をとらないマイナスは、
「靖国参拝」を強行して国民の偽りの団結を高めるプラスに比べて、
はるかに大きいのではないか。
実際、北朝鮮問題で中国や韓国の支援を得られていないのは、
一部には(全部とは言わんが)小泉の言動のせいではないのか?

辞める最後の年に、イタチの最後っ屁のように靖国参拝を強行されたのは、
多くの国民にとってマイナスになる。
もっと抗議の声を上げ、「小泉が我々の象徴ではない」ことをアピールしないと、
マイナスの払拭はできないぞ。
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