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日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

六ヶ国協議の場を生かせ

2006年07月18日 20時24分45秒 | 政治
北朝鮮のミサイルが発射された、ということで、
サミットもそれ一色になった感じがする。
安保理でも、「制裁」に結びつく決議はできず、
北朝鮮を非難する内容を全会一致で可決するにとどまった、とのこと。

まあ、あのミサイルが竹島あたりで測量していた
韓国の船に当たったら面白かっただろうな、とは思ったが、
それは戯言。

国内では「ミサイル発射基地を先制爆撃せよ」てな声が出てきているが、
それはムチャだろう。
「専守防衛」(私は軍備による自衛権も放棄している、と考えているが)を
憲法に謳う国家がそれをできるはずがない。
そして、日本よりも今回のミサイル発射で危ない目を見たはずの
ロシアが先制攻撃も何も言っていないのに、
日本が先走って空爆する、なんてのは、
アメリカのやり方を正しいと思って(麻痺して)いる現われだろう。
あるいは、北朝鮮を「仮想敵国」とする発想が染み付いているため。

日本は結局、孤立している。
中国・韓国から北朝鮮よりもよそよそしいと扱われているのが
誰のせいなのか、今更言うまでもない。
日本としては、(北朝鮮抜きでも)六カ国協議の場で自国の立場を主張し、
北朝鮮の「麻薬密輸」や「贋札密輸」を問題視していくしかない。

# 「寄航禁止」にしても、「経済制裁」といわずに、
犯罪に携わっている船舶の寄航を禁止する、というだけで
良いのではないか。
何か示威するがごとく制裁制裁と叫ぶのは不毛だろう。

それを無精して、単独で「経済制裁」などをしても、
効果以上に北朝鮮を敵視させ、中韓ロとの距離を作るだけのこと。
冷静に、どのよう効果を欲しているのか、
それに対して何をすれば良いのかを考えるべき。
今はそれは、「六カ国協議の場での問題提起」でしかないだろう。
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