土塁の手前に堀跡・・・新宮神社の森と服部城の間の横堀(自然地形カ)
服部城は、新宮神社の背後の丘陵に築かれている。 丘陵山一帯は新興住宅地となっているが、その北西隅にある小高い丘(もっとも一見雑木林と竹藪)が城跡。
周囲を土塁と空堀で取り囲んだ方形単郭の居館形式の縄張りだ。 空堀と土塁などの遺構は良く残ってる。主郭部分は、以前は畑地として開削されいる。
西側に大手として、開かれ(開削・破壊)・・・三方は土塁が残る
城から南東約200mの所に新宮城と新宮支城があり、共に服部氏築城の城だ。 服部城と新宮2城での防衛を図ったと
所在地:滋賀県甲賀市甲南町新治字中出 map:http://yahoo.jp/1hQLj7
遺 構:曲輪、土塁、空堀
区 分:丘城
築城者:服部氏
築城期:室町期
目標地:新宮神社、甲南西保育園(甲南町新治)
訪請日:2014.5.3
歴 史
服部城・新宮城は、室町時代に服部氏によって築かれた。
服部氏は、甲賀郡中惣を組織した甲賀五十三家の一つ、荘内三家に数えられた有力土豪であった。
伊賀服部氏とも一族になり、服部一族本貫の地でもある。
主郭
服部城は新宮神社の南西の丘陵に築かれている。 単郭の城で、南から東側に高土塁が巡り、北に一段高い段が着く。南東の土塁の外側は堀があったのかやや凹んでいる。北東側の薮の中に虎口が開いている。
新宮神社(甲南町新治)
新宮神社の東の道を南へ進んで丘陵に上がり、最初の交差点を西へ曲がって突き当たりまで進む。この右奥が城跡。
丘陵山上一帯は新興住宅地となっているが、丘陵山一帯は新興住宅地の手前に「愛宕神社」が祀られ、背後に土塁が・・・熊笹で侵入不可。
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、甲賀市誌(甲賀の城)、淡海の城
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