北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

7/12-13闘争は今夏階級闘争の焦点になった

2009年07月01日 | 日記
「田母神講演会粉砕!『つくる会』教科書採択を阻止しよう!7・12労働者集会」が近づいてきました。街頭・職場・地域での闘いを進めています。選挙情勢も都議選直後の解散が有力となり、こうした状況にもガッチリとかみ込んだ闘いになると思います。集会の基調報告を私がやることになり、さらに気合を入れているところです。時代認識をあらためてハッキリさせ、だからこそ「つくる会」―田母神攻撃があることをしっかりとつかむことが重要だと思います。
★世界大恐慌情勢は保護主義と愛国主義―排外主義を常とする戦争情勢であり、したがって革命情勢です。世界中いたるところで、革命と反革命の激突が始まっています。ヨーロッパでは労働者階級のゼネストが激しく闘われている一方で、EU議会選挙では第4インター系などの中間諸潮流が軒並み凋落するなかで、オーストリア(選挙権を16才にまで引き下げた)をはじめとして極右の台頭が顕著です。
★こうした情勢に規定されて、山田杉並区長による戦争・改憲と民営化・労組破壊の攻撃があります。「杉並まるごと民営化」で杉並区職労の団結破壊と屈服を引き出し、きわめてファシスト的な戦争推進政策を強行してきたのが山田区政のこの10年でした。そして恐慌情勢はこの稀代のファシスト区長をも駆り立てて、ついに北朝鮮拉致被害者家族の支援という北朝鮮侵略戦争発動の大扇動を強行するまでになりました。こうした動きに断固として対決したのが、6・14-15闘争です。動労千葉派の階級的労運動と法政大闘争に表現された学生運動の新たな胎動が結びついて、戦争・改憲と民営化・労組破壊に絶対反対する日本における闘いのありかを全世界にアピールしました。
★そのなかでも山田区長がとりわけ重視してきた戦争推進政策が戦争教育であり、その焦点が「つくる会」教科書採択でした。教育委員―教育長の首のすげ替え、現場教員が作成した教科書調査票の書き換え、ネット右翼をはじめとした民間反動勢力の総動員…など、ありとあらゆることをやって採択を強行しましたが、杉並区における激突によって全国各地での「つくる会」教科書採択はストップせざるをえなかったのです。この勝利に確信をもって、この7-8月の闘いに突入しよう!
★「つくる会」教科書とは何か?田母神とは何か?歴史の捻じ曲げはたんなる過去の改竄ではなく、いまや最期の断末魔にある資本主義体制をどうにかして救おうとするあがきです。自国の歴史行為を正当化して愛国主義を煽り立て、とどのつまりは戦争へ戦争へと労働者階級を動員することをねらっています。
★恐慌と戦争、革命の時代だからこそ、「革新」「左翼」などと自称してきたあらゆる勢力の総転向・総屈服が劇的に始まっています。国鉄1047名解雇撤回闘争をめぐる「4者4団体」派の動きをはじめ、郵政・教育・自治体の4大産別における支配的労働運動の総崩壊。その端的な事例が、オバマ米大統領の「プラハ演説」に対する賛美運動であり、8・6-8・9にオバマを招待しようなどという動きです。とりわけ日本共産党がはたしている醜悪で反動的な役割は許せません。
★今こそこうした「体制内勢力」をぶっ飛ばして、青年労働者・学生とともに新たな労働者階級の闘いを切り開きましょう!7・12-13闘争を跳躍台にして、青年労働者とりわけ教育・自治体の現場ではたらく青年労働者を階級的労働運動に獲得しよう!「つくる会」教科書採択阻止の闘い、田母神戦争扇動講演会を粉砕する闘い、そして戦争・改憲と民営化・労組破壊の自治体における先導者である山田区政を打倒する闘いに勝利する核心は、この青年労働者の獲得にかかっていると言って過言ではありません。目的意識的な闘いに全力を注ぎましょう!