中国新疆ウイグル自治区の労働者人民の怒りの行動は、中国スターリン主義政府へのさらなる怒りの爆発として拡大傾向を見せています。メディアの報道はおしなべて「民族対立」という見出しで、一連の事態のイメージをまずは形成しようとしています。しかし、漢民族ＶＳウイグルの対立とは、明らかに階級対立でしょう。漢民族＝政治的・経済的支配層であり、ウイグル民族＝被支配層ではありませんか。そのうえで、階級対立の激しさを民族対立が倍加しているところに事態の深刻さがあり、中国スターリン主義権力による少数民族抑圧政策の矛盾の深さがあります。今回の事態も世界大恐慌に規定された中国経済の破綻を表現しており、中国経済の破綻の進展は米日欧経済のさらなる崩壊を劇的に促進することでしょう。「景気の底入れ」などと放言する政府・金融当局の無責任さは弾劾されてしかるべきです。