地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

東京~仙台~新潟        11.04.30~05.01

2011-05-06 17:44:23 | 東北
「今年のGWは、2人の実家がある仙台と富山を車で巡ろう!」
夫から珍しく提案があり、
東京~仙台~富山~東京と、ぐるり一周する車旅に出発した。

GW初日、東北道はボランティアや帰省の人で40kmの大渋滞だったが、
翌30日の早朝は渋滞もなく、4時間半で仙台に到着。
早く着いてしまったため、老父母はまだ寝ているだろうと、仙台市内で時間をつぶす。

仙台市内で津波の被害がなかったエリアは、古い建物にヒビが入ったりはしているが、
ライフラインも復旧し、だいぶ日常を取り戻しつつある。
しかし、津波の被害があったエリアは、報道で見たとおりの状況…。


青葉城址の伊達政宗公はご無事でしたが、手前にある鷹の像は壊れて落ちていました。

仙台の父母は、震災でたいへんだったろうと思うが、意外に元気。
ただ、母は一目でわかるほどやせていた。
本人は「このくらいでちょうどいい」とまったく意に介していなかったけど(^^;

震度3程度の余震は、まだひっきりなしにある。
テレビでは、まだCMを自粛している企業が多いせいか、
ACの「♪ぽぽぽぽーん」が、東京に比べ、ずいぶん入っていたし、
地元企業による「がんばろう! 東北」的なCMもいろいろ制作されていた。


「2週間後、また来るからね」ということで、翌日午後、仙台~新潟へ移動。
途中、ツイッターで、会津若松・鶴ヶ城の桜が見頃であると知り、
急遽、立ち寄ることにした。


城内には1000本の桜。散りはじめでしたが、お城と桜、見事でした。

仙台~富山へ一気に行くと、けっこう距離があるので、
この日は、新潟・麒麟山温泉に一泊。


霧雨の夕刻、阿賀野川には霞がかかり、幻想的~。川辺の桜、満開~。

麒麟山温泉がある阿賀町では、毎年5月3日に「狐の嫁入り行列」なる催しがあり、
たくさんの人でにぎわうそうなのだが、今年は震災のため中止になった。
阿賀町にも避難所があり、被災された方を受け入れているからだそうだ。
被災者を受け入れている町の方々は、
祭りを催し、大勢の観光客をさばく余裕なんてないんだろうな…。


今回宿泊した「絵かきの宿 福泉」の部屋から見た阿賀野川。建物のすぐ下をこんなに水量豊かな川が流れてるとは…。

麒麟山温泉は、山歩きのお仲間に教えていただいたのですが、
町のたたずまいが凛としていて、温泉宿もぽつぽつしかないのがいい感じ。
あまり調べもしないで訪れたのですが、なかなかの温泉でした。
震災が落ち着いたら、またいつかゆっくり訪ねてみたいな~。

●宿泊
麒麟山温泉 絵かきの宿 福泉   新潟県東蒲原郡阿賀町鹿瀬5886
建物のすぐ下を阿賀野川がごうごうと流れ、そのすばらしい眺めに「つい絵筆をとりたくなる」と言われる、景観の宿。雪解け水で水量豊かな阿賀野川は、見ていると吸い込まれそうなほどの迫力。阿賀野川に面している露天も名物のひとつ。




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