コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

春の雨竜沼湿原 - 6/26 - 補足

2009年06月29日 | 雨竜沼湿原
ブログをアップした日に6月18日の雨竜沼湿原エコモニターの記録が掲載されました(雨竜沼リアルタイム)。
出かける前日まで、毎日今年の最新の記録が出ないかなと待っていたのですが、よりによってタッチの差とは!
間に合っていれば注目点も少し違っていたかも。
チシマザクラはまだ咲き残っていました。エゾエンゴサクやカタクリは見つかりませんでした。
咲き始めのミヤマキンポウゲの写真は結果が悪くアップ取りやめ。


エゾイチゲ
前回のお目もじは2007.6.7.の浮島湿原でした。
すっかり忘れていて、写真に撮ったときにはニリンソウだろうと思ったのですが、よく見るとエゾイチゲでした。
もう少し真面目に撮っておけばよかったな~。


熟した実が食用になるノウゴウイチゴ。食べたことはありませんが。


オガラバナ。別名はホザキカエデというのだそうです。雄花と両性花が有るんだそうですがこれはどっちかな~。

春の雨竜沼湿原 - 6/26 -

2009年06月28日 | 雨竜沼湿原
例年より早めですが、山開き(6/22)直後の雨竜沼湿原を訪問しました。
実は中学校のクラス会が札幌であり、参加者のお一人(女性)をご案内するので早めになったわけです。
全体的な時間配分は相当余裕を持ちました。
11時登山開始で下山記録をゲートパークでお渡ししたのは17時でした。
入山者もお会いしただけでも十数人有りました。グループでの登山者は無し。
おおむね良好な、やや曇りがちの天候でした。
でも、15時前後に雷鳴を聞き少々ビビリましたが遠目だったので慌てることはありません。
流れ雨粒がパラパラっと来ましたが濡れるほどではありません。
帰途、あちこちで水たまりを目にしましたので湿原だけが運良く降雨を免れたようです。

目にしたお花は順不同に、エンレイソウ、オオバナノエンレイソウ、ニリンソウ、オオバタチツボスミレ、タニウツギ、マシケレイジンソウ(蕾)、シラネアオイ、エゾノリュウキンカ、ノビネチドリ、マイヅルソウ、ユキザサ、ツクバネソウ、シナノキンバイ、何種類かのスミレ。
開きかけのコバイケイソウが数本、エゾカンゾウは2株が開きかけ。開きかけのワタスゲの花穂とチングルマの花穂。
勿論まだわからない花も何種類か。
名残のミズバショウとザゼンソウ。ヒオウギアヤメはまだでした。

今回は二年前(2007.6.7)に浮島湿原でただ一株を目にしたショウジョウバカマが見つかるかもと期待しました。
いや~、期待通りどころか、こんなに沢山あるのというほど。
最初は妙に紅っぽい花のようなものが点々とあるなと思ったのです。
浮島湿原のショウジョウバカマは青っぽかったので、「点々」がこの花だとは思わなかったのです。
でもよくよく見ると花の付き方がまさにそれ! わかってからはせっせと写真撮影です。
ハクサンチドリもイヤになるほどいっぱいです。花の色も時期のせいか大変に濃い! あでやかといったところ。
例年より早めに出かけたお蔭で湿原の春の花を満喫できました。それにしても季節の変化は濃縮されているんですね!


白竜の滝は水量豊かです。激しい水音がとどろいています。ペンケペタン側の水音も強い。

 
チングルマのお花畑。そしてヒメシャクナゲ。

 
ミツバオウレンとイワイチョウ(岩銀杏)。


連帯を求めて孤立を恐れず、か。



 
色違いのショウジョウバカマを4枚。「湿原のものは淡紅紫色、山地のものは紫色」なんだそうです。
ここでは紅紫色が多数派、(青)紫色は少数派でした。

 
ハクサンチドリにエゾカンゾウ


オオバミゾホウズキ(多分)


雷鳴が聞こえる頃は一時薄暗くなり不気味でした。
湿原に人の姿は我々ともう一人のみ。雷が落ちるのならあっちへと・・・(ごめんなさい)。

心がけが悪くなるのを見透かされたのか、登山路ではさんざんブユにかまれてしまいました。
肌の張りがいつになく良いように見えます。

いきなり暑い! - 6/24 小林峠ルート -

2009年06月24日 | 小林峠
いや~ いきなり暑くなりましたね~。27℃です。
空気は澄んでいるのですが お、暑い! って感じです。
いつから夏かな~なんてのは吹っ飛んでしまいました。
藻岩山小林峠ルートではそろそろあれとこれが出ているかな?とお出かけです。
登山口にはいるといきなり上からどどっと降りてきた若者1名。
旭山から来たそうです。すぐにとって返しました。
仲間二人に「もうとっくに戻ったよと言ってくれませんか」と言い置いて。
走ってきたんですかね~。
今日はこの3人組の他にもう二人にお会いしました。珍しく人の多いルートでした。
峠から砥石山方向に向かった人も多かったようです。

 
峠から登山口までの道路脇にはコウリンタンポポがいっぱい。この花はどうやら道路工事の済んだ場所を好むようです。
図々しい外来種です。
フタリシズカはつつましく。


これはユキザサの実。逆さ線香花火。

 
お目当てその1、ウメガサソウ。もう花実がついていました、

 
お目当てその2はコイチヤクソウ。見るたびにジャコウネズミ親子の姿を思い浮かべてしまいます。
とりたてて 似ている!って訳ではないんですがね。

 
これがなんだかわからない。イチヤクソウの仲間なんだろうが、葉が全然出ていないのでなんとも・・・。
右は少しアップしたもの。後ろの葉っぱは別の植物。

モイワランもお目当てでしたが、これかなって思うとみんなサイハイランでした。
汗だくのミニ散歩でした。
帰りがけにちょっとテニスをして再び汗だく。夏だ~!! (ビールだ~!!)

やっと夏かな?

2009年06月23日 | よろず覚え書き
毎年春と夏の境目をいつにしようかと迷います。梅雨明けを夏にしたいところですが、北海道ではそうもいかない。北海道神宮のお祭りを境にしようかと思うが毎年一定の日というのも芸がない。
ライラックは夏の花とは言いづらいし、アカシアが咲いたら夏にしようかしら。
昨日は夏至でしたが、何となく夏っぽくない。
北海道毎日選手権(毎トー)も終わり、父の日は過ぎ、夏至も過ぎた今日です。ベランダから見える三角山の裾が何となく白っぽいのはアカシア(ニセアカシア)のせいのようです。西日本だとこんな色になるのはクスノキの新芽や栗の花なのですが。
あちこちで地面がアカシアの白い花で覆われています。先週土曜日は室工大との親善対抗テニス大会。コート表面にアカシアの花が沢山でボールが見づらいこと。
毎トーはエントリーしていたのですが相棒の腰痛が癒えず結局棄権しました。ちょっと残念。
父の日にはケーキをいただきました。自分の顔が描かれたケーキへの入刀というのはちょっと変な感じですが、折角なので美味しく頂戴しました。一日経っても兇状持ちの顔にはなっていないので安心。
週末はホントに久しぶりの雨なしデー。日曜日も心ゆくまで毎トーの憂さを晴らしました。
今週後半は中学校のクラス会です。千葉市の中学校のクラス会なんですが遠路はるばるご苦労様。折角なので十分お世話できればと思います。幸い天気も回復し気温も高めなので、この機会に行く山開き(沼開き?)直後の雨竜湿原に期待しましょう。

ウィンブルドンも始まりました。男子の日本人選手は皆無です。アジアナンバーワンは台湾の廬彦勲(Lu Yen-Hsun)です。残念ながらFedererに粉砕されましたが、良いプレーヤーです。
夜中の放映なのでほとんど見ることはないでしょう。

木の下闇ではないけれど - 6/15 砥石山中の沢口 -

2009年06月15日 | 中の沢口
これが蝦夷梅雨って言うんですかね~。
すっきり晴れる日がさっぱりありません。かといってしっかり雨が降るわけでもなし・・・。
週末になると必ず雨模様。これがもう三週間。日曜OBテニス練習会もこれで3回お流れです。
日射しが弱いのでなかなか日焼けしません。風呂にはいるとヒリヒリっとする日焼けになるのはいつかしら。
本州方面は梅雨入り。
でも懐かしの松山は4~6月は少雨とみえ、石手ダムの水量は15年前の大渇水の時の貯水量変化と全く同じ。
地下水位もず~っと低いのだそうです。

今日もまた砥石山中の沢口からお散歩です。
藻岩山小林峠ルートも考えたのですが出がけに雨が降ってきて足止めされ、短い時間のお散歩ならこっちとした次第。

 
サイハイランはあっちにもこっちにも。勿論コケイランも。
今度はモイワランを探しに行きましょう。
薄暗い林床で暗赤紫色のサイハイランはとっても目立ちます。でもどことなく不気味な色合いです。


これはこの時期とっても目立つレイジンソウ。曇り空のほの暗さの中で白々と。
月末には雨竜に行くのでマシケレイジンソウに出会えるかな?

 
この甲虫は調査中。

 
チシマアザミは華やかさがまだ出ていません。
オオハナウドはレイジンソウとともに兎に角目立ちます。清楚とまではいかないが嫌みはありません。


もう最盛期は終わったユキザサとクルマバツクバネソウは来年のことを相談中?

 
花が終わると実が付くのは自然のならい。
サンカヨウの実は早くも濃紫色。とオオバタケシマランはこれから真っ赤な実になる準備中。

水曜日は毎トーで千歳まで。きっと応援の甲斐はないと思います。

一週間経ったので - 6/9 盤渓市民の森 -

2009年06月09日 | 盤渓
一週間経ったのでジンヨウイチヤクソウやウメガサソウあたりが育っているかなと出かけました。
残念ながら今回も見つかりません。
でも虫は確実に増えていますね。帰ってきたらぷつぷつと何やらにかじられています。

 
大きく育ったノビネチドリとベニバナイチヤクソウが見つかりました。

 
ほの暗い林間で白く目立つのはクルマバソウ。さっぱり目立たないのはネコノメソウ。


ズダヤクシュの群落は地味派手。面白い格好の種が出る頃が楽しみです。

ついてない日はビックリマーク

2009年06月05日 | よろず覚え書き
Infoseek の3時間毎の天気予報では雨は降りそうもないので勇んでテニスに出かけました。
大学祭中の大学のコートにテニスメートと示し合わせてお出かけです。11時半の待ち合わせ。
家を出るときにTVで、「昼頃一時雨が降るでしょう」とは言っていましたが。ま、たいしたことはないだろう。
ところが! 30分ほど練習をしたところでパラパラと雨が。ま、たいしたことはないだろう。
ところが! だんだん雨が強くなって来るではありませんか! コートは水浸しです。
天気予報は当たらなかったんだか、当たったんだか、当たりすぎたんだか。
結局雨が小降りになったのを見はからってのご帰宅。
ところが! 帰りがけに後ろでパーンという音。
まさか我が身に降りかかったこととは思わず自転車をもう10メートルほどこいだところがなんか変。
パンクです! 所有者に合わせて老齢化していたんですね。修理代4,500円也!
ついていない日でした。


転んでもただでは起きない!

雨が降る前にクゲヌマランを撮っておいて良かった。あるところにはあるもんですね。

明日、明後日もややこしい天気みたい。あ~~

今シーズンのマイブーム? - 6/4 盤渓市民の森 -

2009年06月04日 | 盤渓
雨が降らないと、テニスにしようかな~ 散策に行こうかな~ と迷う季節です。
両方すればいいんですがなにせ無精なもので結局どっちか片方になります。

今日もユックリもゆっくり、午後になってからの御神輿上げで盤渓市民の森にお出かけです。
ウメガサソウやジンヨウイチヤクソウを探しに行ったのですが見つかりませんでした。
人にも会いませんでした! 何か音がすると思うとカラスです。
オオバタケシマラン、アオチドリ、コケイラン、ナントカスミレ、コンロンソウ、クルマバソウ、マイヅルソウ、ホウチャクソウ、オオナルコユリは良く見つかります。ツリバナは沢山花が着いていたので秋が楽しみです。

 
似たもの同士
左はアゴがあるのでギンラン、右はないのでクゲヌマランではないかと。


今日もセミ時雨。聞きようによってはカエルの合唱。でも木の上で鳴くはずはありません。


ノビネチドリの若い株なんでしょう

 
咲き始めのベニバナイチヤクソウ。二年ぶりのお目もじ。意外に沢山発見。
右はオオバタネツケバナだと思うのですが初見参でした。


今年のマイブームはミドリニリンソウでした。一度見つけると結構アチコチで見つけるものですね。これは大きな花でした。

来週はウメガサソウ、ジンヨウイチヤクソウ、コイチヤクソウ、セイタカスズムシソウなどを探しに出かけましょう。
ベニバナイチヤクソウももう少し華やかなときに!

今日は小林峠から - 6/1 -

2009年06月01日 | 小林峠
春はまだかな って言っているうちにもう6月。北国は西国の2倍の早さで季節が移ります。

楽葉窯さんの作陶展が「石の蔵ギャラリー はやし」であり、土曜日に行ってきました。
三越でも同時開催ですが作家さんは「はやし」に詰めっきり。
四方山話のまま帰ってきてしまいました。明日6/2が最終日です。
密かにご案内した方もお出かけいただいたようで有り難うございます。
ワタシも明日もう一度出かけるつもりです。

今日は天候がちょっと不安でしたが、小林峠コースに出かけてきました。
去年も二度でかけていますが、ここもほとんど人に会わない。
でも、今日は藻岩山方向(?)からの男性お二人とすれ違い。
パラパラと雨が落ちてきたので慌てて途中から引っ返してしまいました。

見つけたお花は順不同に、クルマバソウがいっぱい、ハコベ(ミヤマハコベ?)とナントカスミレ(三種ほど)がアチコチに、クルマバツクバネソウ、アオチドリ、コケイラン(一株)、エゾキケマン、ユキザサ、野いちご、小さなノビネチドリ、ルイヨウボタン、ホウチャクソウ(多分)、ギンラン(クゲヌマラン?)、クサノオウ、コイチヤクソウ(ツボミ)、サイハイラン(ツボミ)。
 
スミレとクサノオウ。葉っぱが箆型なので形容詞のない「スミレ」なんでしょう。


真上から見たクルマバツクバネソウ。
8本の黄色いオシベが綺麗。でも真横から見るとアシナガグモがひっくり返ったみたいで気持ちが悪い。


ギンラン(それともクゲヌマラン?)。葉っぱがしっかりあるのでユウシュンランではなさそう。
花のあごの下のデコチンがなさそうなのでクゲヌマランなのかな~。

 
ノビネチドリとエゾキケマン

今日は朝日新聞北海道支社の開設50周年なんだそうです。ワタシが札幌に来た前年の開設なんですね。
月日の経つのは早いもの!
太平洋戦争後、幼児期・少年期・青年期・壮年期を過ぎ老年期に入ってきた日本であるような気がしませんか?