コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

てんでんこ

2016年03月29日 | 野山
今日、安全保障関連法が施行された。

安倍内閣になってから何がなされてきたか。
* 国家の基本理念を一内閣の閣議決定ごときでひっくり返す
 → 武力を使わないクーデターである。
* 武器輸出原則の骨抜き
 → Made in Japan と記載された潜水艦、艦船、武器・弾薬が外国の手で使用される恐怖!
* 防衛装備品の拡充、特に航続距離の長い航空機(空中給油機を含む)の配備
→ 対外攻撃軍備の拡張と解され、周辺国との軍備拡張のエスカレーションを招く。
  専守防衛思想から際限なく逸脱の恐れがある。
* 外務省の米国政府の外局化:外務省は米国政府の意向を日本に正確に伝えることを歓びにしているだけ。
  米国の国益は外務省の、ひいては日本の国益とする外務省の外交音痴。
  武力紛争を未然に防ぐための外交努力の重要性の軽視。
(2015年9月13日ブログの一部再掲)
* 自衛隊の海外活動の拡大
 憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認
 他国軍への兵站
 PKOの任務拡大
* 特定秘密保護法、国家安全保障会議の創設:しらしむべからず、よらしむべしの思想

70年間、私達の血と肉になっていた現憲法が陵辱され瀕死の状態に追いやられた。

$ 戦争あるいは侵略は大昔から自衛の名のもとに拡大されてきた事実を認識していなければいけない。

次の選挙では改憲勢力に改憲できる議席数を絶対に与えてはならない。
出来ることはてんでんこに行動しようよ。


二世代下の若者達にも期待していいかな?。

根開け

2016年03月27日 | 野山
今日はほかほか陽気です。
気温は2桁に乗ったらしい。
雪解けも進んでいます。

お散歩に出かけることにします。
星観公園~前田森林公園~発寒緑地と一回り。


星観公園ではすっかり根開けしています。


星置川も春の小川。


前田森林公園では白樺が綺麗。

発寒緑地はまだまだ雪が多い。

木の芽はまだまだ膨らんでいない。
ネコヤナギの和毛がちらほら見える。
行った場所のせいもあるがフキノトウもあまり見られなかった。

開通・開業

2016年03月26日 | よろず覚え書き
北海道新幹線の新青森-新函館間が開業しました。
目出たいことです。
でもね。
開業後の3年間は年平均48億円の赤字を見込んでいます。
JR北海道自体現在400億円の赤字を抱えていて、これに新幹線の赤字分が毎年加わります。
民営化当初から赤字やむなしの経営を強いられている企業なのです。
新幹線開業でのメリットはあるのでしょうが、これを機に北海道北部および東部の経済力が大幅に低下しないかととても心配です。
採算性の悪い路線は順次切り捨てられるでしょうから。

季節は春に近づいていますが、どこもかしこも春にとはならないようで・・・。

雨のにおい

2016年03月23日 | 野山
弥生3月も後一週間を残すだけ。
間もなく卯月です。
北国では卯の花(ウツギ)の垣根は無く、香りも楽しめませんが。

天気予報には傘マークがつくようになりました。
春になるのだな~とこんな予報一つでも感じ取れるのです。
雨が降ると雪解けは一気に進みます。
春の雨は良いものです。

窓を開けても冬の間はカラスの声しか聞こえませんでしたが、今は時々セグロセキレイの声を耳にすることが出来るようになりました。
もう少しするとヒバリが鳴き始めるでしょう。
鳶の舞う日も楽しみです。

あちこちのブログにも春の足音の記事が載り始めました。

来週あたりは冬の靴を脱ぎ、冬タイヤを交換して、どこかへ散歩に出かけましょう。


春は遠い。

2011年3月11日

2016年03月11日 | よろず覚え書き
5年だ。
みんな5年分年齢を重ねた。
TVは一色だ。何を見ても涙。悔し涙の割合が多くなった。
書き残したいことはいっぱいあるんだけれど・・・。




以下はなかなか書き置く場所が無かったのでこの機会に。
「原子力 明るい未来のエネルギー」他四つの標語は原子力広報塔(双葉町)から撤去されたが、ナチスドイツの強制収容所の門に掲げられた "Arbeit macht frei"(働けば自由になる)なる標語がある種の遺産になっていることを考えると、こちらも日本の原子力政策の負の遺産として再掲したらどうだろう。

1945年3月10日

2016年03月10日 | よろず覚え書き
過去が長く未来が短くなるとどうしても過去を振り返ることが多くなる。

今日は下町を焼きつくした東京大空襲から71年目の日。
10万人余が焼死しました。
この時期、米軍による都市部の絨毯爆撃が熾烈を極めました。
父が家族をいち早く飯田に疎開させてくれたお陰で一家は難を逃れました。
父は東京に残りましたが幸い身体的には被害はありませんでした。
ただ借家から知人のもとに難を避けるつもりで移動しておいたプロレタリア文芸関係の大量の資料が全て焼失してしまったことは後々まで残念がっていました。
命あっての物種ではありますが。

明日は地震・津波と原発事故に見舞われた東北震災から5年目。
戦争も原発事故も国家の失策であることを認めない為政者をのさばらせないためには「それは違う!」と日々言い続けなければ・・・。
見かけのアメ玉にだまされてはいけません。

原は?

2016年03月10日 | よろず覚え書き
読売巨人選手の賭博事件がかしましい。
暇に任せてニュース番組を見るが、賭博選手を使っていた前監督原の名前がいっさい出てこない。
報道の自己規制なんだろうか?
シーズン後の突然の退任といい、過去の暴力団への1億円支払いと言い、なんか黒い陰がつきまとうんだけれど。

疲弊

2016年03月09日 | よろず覚え書き
北海道はご多分に漏れず全人口は減っています。
しかし札幌市の人口は増えています。
ブラックホールのように都市部が人口を吸収しているわけです。
かつて韓国を訪れた際、ソウルの人口が韓国全人口のうちの4割近くを占めていると聞き愕然とした記憶があります。
非都市部の人口が都市部へ流れているというのは産業構造の地滑り的な変化を物語ります。
一次産業が衰退し、二次産業は雇用を提供できなくなっているのが日本の現状のように思えます。
儲けの多い産業は雇用を提供せず、人を必要とする、例えば介護・福祉関係はまともな給与を提供できていないと国会でも指摘がありました。
恐るべき格差社会の進行です。

松山に居た頃、愛媛・高知の境をよく車で飛ばしたものです。
そして山間の村落を眺めながら、長い年月の間の営々とした人の暮らしに感慨をおぼえました。
そしていまやの日本中限界集落だらけ。
山間の村落だけが限界集落化しているでけではなく、都市部周辺ですらかつての団地は高齢化・限界集落化を迎えつつあります。
行政は集約化により行政サービスの効率化を図ると称していますが、住み慣れた土地から追い出される点では津波と原発事故で故郷を捨てざるを得 なくなった 東北沿岸部の姿と重なります。
若者は現金収入を求めて都市部に職を求め、親の世代は取り残され、非都市部は高齢化の一途です。
かつて農村部からは兵隊に若者がとられ、高度成長期には安い労働力として二次産業に集約され、三ちゃん農業化しました。

年齢構成的には高齢社会であるのは否定できません。
人口減少部でも高齢者(かつて高度成長期を支えた)がそれなりに生活できるようにするのが国の責務であると思うのですが・・・・。
少子化を防ぐ方策は保育園を増やすこと、などとハコものには目がいくが中身の人には目がいかない。
「保育園落ちた日本死ね」に対する犯人探しのごとき首相答弁ならびにヤジ。
自己弁護しか頭になく、問題提起の背景に対する想像力の欠如。
シンゾー君のペットの厚生労働大臣にはまともなことを考える頭はあるのでしょうか?

今年の札幌は例年より雪が少なく、雪解けは昨年よりさらに早くなりそうです。
窓から眺める北高のグラウンドには早くも融雪剤が撒かれていますがいくらなんでも早すぎませんかね~。