コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

昔話と

2022年04月26日 | よろず覚え書き
知床観光船の事故の報を聞き、なんという酷い事故かとその悲惨さに驚くと言うか呆れています。
運営会社の怠慢を強く非難したいと思います。
船そのものに欠陥があったようですが、天候の変化に対する酷い甘さが最大の原因と思います。
観光業における金儲け至上主義が根底なあると思います。
今回の事故や、トムラウシ登山時の凍死事故は自分の経験と合わせて思い出されます。

1. 知床観光
1960(昭和35)年:60年安保の年:大学1年目:ワンゲル夏合宿@知床(8月初め):羅臼〜羅臼岳〜ウトロ
ウトロから漁船で知床半島突端まで(上陸付き)片道約3.5時間
往復ともに素晴らしい好天に恵まれ、長袖のシャツを通しての強い日射しですっかり日焼けしました.
今回の事故は4月中旬なので、時期外れの寒を強く持ちます。
北の海ではかつて船体着氷による海難事故が多発しましたが、いまは着氷しづらい上部構造になり、めっきり減りました。
天気予報の精度向上も大きく貢献したところです.

2. トムラウシ
1965(昭和40)年:MC1年:先輩二人とともに新得側からトムラウシへ〜沼の平〜十勝(8月初めの10日間)
国鉄(!)で新得へ:森林鉄道へ屈足まで:トムラウシ直下で野営:忠別小屋で3日間降りこめられる.:化雲平を経て沼の平で野営:折り返して最終的には十勝温泉まで。
忠別小屋で東京の大学生グループと一緒になった以外は人一人にもあわず。勿論ヒグマにも(ラッキー)。
水を汲みに沢に下りる時が怖かった。
化雲平のお花畑が素晴らしかった。

2009年7月16日に登山者・ガイドの8名が低体温症で命を落とした事故は記憶に新しいのではないでしょうか。
事故の詳しい報告はグーグルで検索できます。

海や山に出かける時には事前の調査と天気予報に充分に気を配ることが重要と思います.