コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

泣、再現

2015年07月16日 | よろず覚え書き
例の法案が衆議院を通過させられた。
ニュースを涙無くしてみられない。
1960年の喪失感が心の中に再現する。
しかし。
涙では何も解決しない。
60日ルールを使わせない方策はあるだろうか。
参議院は衆議院との違いを示し、存在意義を示せるだろうか?
野党は知恵はあるだろうか? 抵抗したというアリバイ作りでよしとするなら国民の信託を裏切ることになることを本当にわかっているだろうか?
民主主義を理解しているのだろうか?
そんな国会を作ったのは、そんな議員達を当選させたのは私達。
目下は絶望的だ。
でも私達には力があるはずだ。
民が主であることを示す手段が。
市町村議員をたたこう!
道府県会議員をたたこう!
彼らは国会議員を支えるマシーンだから。
直近の選挙では安倍自民党を支える全ての議員達に鉄槌を。
現内閣になって以来、貧富格差の増大、情報開示の後退、教育の国家統制の進行、報道の自由に対する脅迫などが進んでいることをもう一度思い起こそう。

それにしても、安倍内閣打倒! というスローガンが何故見えないのだろう?



鉄槌とまではいかないが・・・・・・・。
オニノヤガラ@有明ふれあいの森

危ないから備えを、はPRの常道

2015年07月09日 | よろず覚え書き

需要の無いところに需要を掘り起こすのがPR。
三大疾病に備えを! 高度医療を受けられるように備えを! と喧伝するのは保険業界。
きっちり除菌しないとお子様が病気になりますよ!
魅力を振りまけるようにメイクを、そしてメイク落としには当社の製品をと煽るのは化粧品業界。
そして。
取り巻く環境が変わったから備えをと声高に叫び脅すのは安保法制。
早くしないと手遅れになると新安保法案の強行突破を計る。
化粧品業界の宣伝が児戯に見える程。
ナチスドイツのゲッペルスは、宣伝こそ世論操作の要諦と・・・・。



宣伝の裏にある本質を見破る眼を持ちたい。

えぞ梅雨は終わりかな?

2015年07月05日 | 野山
土曜日は冷たい陽気でしたが、今日日曜日はやっと気温が上がり、空も青空になりました。
今後一週間の天気予報を見ていてもどうやらエゾ梅雨明けのようです。
本州の梅雨と違って、当地の「梅雨」は湿度は低いもののただひたすら肌寒いのです。
札幌と西日本では通年ではかれこれ10℃の違いがあるのですが、この時期では縮まります。
これからはどちらも気温が上がりますが幸い当地では30℃越えはそう多くはありません。

平地では春の花は全て終わり、ラン類もそろそろ消える頃。
今日はOBテニスなので北大構内へ。


シロバナシナガワハギの季節のようだ。


ヒメジョオン。いわゆるそこらへんの花。花期が長いので秋頃になると別種かと思ってしまう。


なんだか知らない時には勝手に外来の園芸種にしてしまおう。

ギリシャの国民投票となでしこジャパンの決勝の結果はどちらが社会的影響は大きいだろう?
日本の安保法制が大転換したときヨーロッパは評論家的感想を持つだろうが、東アジアや中東はどんな反応を示すだろうか。
友好的な地域が激減する気がするのだが・・・・。

博物館に行ってみた

2015年07月02日 | よろず覚え書き
野幌の北海道博物館に行ってみた。
元は北海道開拓記念館だったと思うが博物館としてリニューアルオープンしたばかりだ。
いつも散歩に出かける野幌森林公園に隣接している。開拓の村もすぐ近く。


正面玄関


正面入口の中にはナウマンゾウが鎮座。となりにはマンモスもいた。


北海道の先住民・アイヌの家。高位の人のものかしら?
学生の頃バスで支笏湖に行く途中、千歳近くではアイヌの人たちの家を見かけたが、こんなに立派ではなかった気がする。


明治から大正期にかけての北海道に移住してきた人たちの出身分布。
東北圏、北陸圏が多いのはわかるが、四国が意外に多い。
敗戦後は東京からの移住者がぐっと増えていそうだ。開高健の「ロビンソンの末裔」を思い出す。


レトロその1。
左から、竈、写真機、蓄音機。
どれもさすがに使ったことは無い。写真機と蓄音機は見た記憶はかすかにある。


レトロその2。ワタシが最初に手に入れた車がこれ。800cc・2気筒のパブリカ。
思いがけない再会でした。


またくるよ。

平日は高齢者や車いすの障碍者、外国人(アメリカ人、中国人)の見学者が大勢いる。
かくいう私もそうだが65歳以上の高齢者と障碍者は入場無料なのだ。

北海道の歴史の一部に触れた半日の見学でした。機会も見つけてまた勉強に来ましょう。
* 休憩用の椅子が低くて座るのがためらわれました。

危うくするのはあなただ

2015年07月01日 | よろず覚え書き
今年もはや半年が過ぎてしまった。
夏至も過ぎた。
今年の北海道の6月は平年より低温で、雨が多く、日照時間も少なかったそうだ。
外遊びも何となく制限されていた気がする(それともサボっていただけ?)。

昨年6月の閣議決定で集団的自衛権を使うことを「憲法第9条の下で許容される自衛の措置」と位置づけた。
「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合」には外国でも武力行使ができるとしたのである。
憲法解釈の大転換を一内閣の閣議決定で行うというのは暴力とい言わざるを得ない。
今年に入ってからの国会での安保関連法案の審議でも、政府側の答弁はうやむやの内に国会を通してしまおうという姿勢に終始している。
野党側も自党の内部事情もあるのか追及が甘い感がある。
救いは東京を代表に国の有り様を根本から替えようとする現内閣と自民党・公明党の方向性に強い異議を唱える運動が活発化していること。
若い世代が行動し始めているのも嬉しい。

でも、60年の安保改定時に岸内閣打倒と叫んでいた世代としてはまだまだ歯がゆい思いだ。
当時あれだけの反対運動があっても、国会の時計の針を止めてでも法案を通されてしまった。
今国会でもし採決に至るようなら、議員諸君は党議拘束を離れて自身の良心に従い投票できる権利を主張してほしい。
そして国民は議員の投票行動を監視し、次の国政選挙で審判を下さなければいけない。
憲法とは何かを理解できない議員達には退場命令を突きつけなければいけない。
国会議員は憲法遵守の宣誓を課せられていないようだが・・・。

いずれにしても、「国民の生命、自由及び幸福追求の権利を危うくする」のは現政権であり、その代表者たる安倍総理、あなただ。