コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

上を見て、下を見て

2008年01月29日 | 野幌森林公園
今日は落ち着いた天気なので、野幌森林公園へお出かけです。
幹線道路はすっかり除雪されたのですんなり運転できます。
でも油断は禁物。路面の雪は日中解けるのですが夕方から夜にかけては凍結しますからね。ゆっくり出かけて早めの帰宅を心がけます。
いつもの通り大沢口に駐車してブラブラと2時間ほど散歩です。
シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、アカゲラ、ツグミ。
エナガにお会いしたかったのですが・・・。
じっと立っているとすぐ近くまで遊びに来ます。子供が小さい頃読んでやった「私と遊んで」(エッツ)という絵本を思い出します。



   
                 左:エゾユキウサギの足跡
                 右:クマ、ではなくスノーシューの足跡
                   カラスの足跡は見つかりませんでした(見つけても内緒です)。


エゾフクロウさんは巣穴に一羽だけ。
毎日のように観察している方に伺うと、もう3週間ほど一羽しか見られないとのこと。
熟年離婚が鳥の世界にも・・・。

降りましたね~

2008年01月29日 | よろず覚え書き
先々週から先週にかけて良く降りました。
いつも思うのですが、今年は雪が少ないな~、雪祭りは大丈夫かしらと心配していると、良くしたものでちゃんとつじつま合わせのように降ります。
一度に10センチを超えて降ると、道幅がすっかり細くなり、路面はぐずぐず。歩くのも、車で動くのも結構大変。
道幅が狭くなるのは、除雪機(グレーダー)が路面の雪を道路の両側に排雪するからです。
3車線は2車線に、2車線は1.5車線になります。交差点では四つ角に雪の山が出来ますから見通しは悪い。
必然的に運転は慎重になりますね。

 
左:1/25、夕方4時頃の運動場。サッカーをしているのですが、膝上まで埋まってのプレーで、従ってボールは膝の高さにあることになります。
  若い頃やりましたが雪と仲良しになれて結構面白いですよ。
右:1/28の除雪機活躍の様子。駐車場はまずグレーダーで除雪(山が出来る)。細かいところは除雪機でぶっ飛ばす。

一戸建ちの家では冬の間の除雪(玄関先、道路、屋根)が大変です。特に年配の方しか居ないお宅では頭痛の種です。事故が起きませんように。

地震の記憶

2008年01月17日 | よろず覚え書き
今日は阪神淡路大震災から13年目の日。1995年1月17日午前5時46分。
札幌から松山の職場に移動してから1年足らずの頃です。明け方奇妙な揺れで目を覚ましました。地震ということはわかるのですが、札幌では体験したことのない奇妙なものでした。ま、なんということもないなということで寝直していつもの時間に起床。TVをつけると。おやおや!神戸の方で被害多数という報道ではありませんか。えっ、神戸? というのが第一印象。場所が場所だけに(地震の巣ではないから)大して気にもかけず職場へ。
昼休みに大学近くの食堂でTVを見てびっくり。上空からの様子ではあちらこちらから猛烈な煙が上がっているではありませんか。画面に釘付けになってしまいました。想像の外の災害であったことは時間が経つほどはっきりしてくるものです。
この前年は松山大渇水の年でもあります。夏場の数ヶ月にわたって一日3時間しか給水がなかったのにはまいりました。
転勤とともに西日本でこんなことが起こったのは私のせいではありません。

地震体験は太平洋戦争中の長野県の飯田で出くわしたのが初め(1946年の南海地震?)。幼時の記憶ですが、道端で立っていられなくて母とともに郵便ポストにくっついて揺れを避けていたようです。
戦後千葉に移ってからはうんと大きなヤツには出くわしませんでしたがそれでも数だけは多かった。静かな夜、なにやらゴ~っという音ともいえぬ音がすると木造安普請の県営住宅はぎ~しぎしぎし。庭の池の水はちゃっぷ~ん、ちゃっぷ~ん。被害こそありませんが気持ちの悪いものです。だいたいは房総半島沖が震源だったようです。
家屋への被害は台風(カスリーンさんとか、キティーさんとか、ジェーンさんとか)の方が大きかった。台風のニュースを聞くために父が携帯ラジオを手に入れたのはもう少し後かしら。

札幌に来てから、特に結婚後公務員宿舎の4階に住み始めてからは、地震に対する感度が上がった気がします。あ、この揺れ方なら十勝沖かな、こっちは日高沖、これは釧路沖と、結構震源地を当てられたものです。
なので、阪神淡路の時はホントに何という揺れ方なんだろうと変に思ったわけ。

松山で恐い目にあったのは2001年3月24日15時27分の芸予地震。震源地は呉近くですから結構な揺れ(震度5強)。8階建ての新館(98年竣工、同年に引っ越し)の3階が研究室ですが、音と揺れで机の下に潜るどころではなく、壁に張り付いていました。当日は土曜日であったことと卒業式だったので建物内にはあまり人はいず、発火事故、薬品事故、人的被害がなかったことは幸いでした。でも上層階の設備被害は結構なもの。当研究室では大きな被害はありませんでした。
建物は免震構造になっていたので、壁にはあちらこちら大きなひび割れが出来ていましたが、その後補修して支障なく使用しています。
このあと数ヶ月は音に対してすごく敏感になり、ぎしぎし音やガタガタ音がする度に心臓がバクバクしました。
定年退職後の住まいを定めるにあたって、
 * 台風が来ないところ
 * 地震の被害に遭わないところ
 * 雪があんまり降らないところ
は、ないかなと思ったのですが、日本中そんなところはありませんよね。というわけで札幌に戻ったわけ。

お目にかかれて光栄に

2008年01月15日 | 野幌森林公園
雪の季節になってからは、インドアテニスを週に1,2回する以外すっかり出不精になってしまいました。
これではいけないと、今日は気温こそ低いものの天気は穏やかなので野幌森林公園に出かけました。
もしかしたら ミミズク を見つけられるかなというわけです。

ブログ名の割に、実は動物園以外でミミズク(あるいはフクロウ)を見たことがないのです。
知恵の女神ミネルバ、2年間居たヒューストンの大学のマスコット、蝦夷地の守護神はいずれもミミズク(あるいはフクロウ)だということでニックネームもミミズクにしているのですが・・・。

そこはかとない情報を頼りに森林公園をぶらつきました。


 
今のところ積雪量は少ないようですが、当然のことながら、森の中は雪景色です。
ここは山の中ではありません。住宅地に隣接する面積 2,051 ha の公園です。念のため。

 
積雪期にも訪れる市民が多いので特別の足ごしらえが無くても滑らない防寒靴や長靴で散歩が出来ます。
歩くスキーを楽しまれる方も多く、シュプールがくっきりと付いています。
樹々は針葉樹を除き葉をすっかり落としているので鳥の姿を見つけやすい季節です。
右の写真はキツツキのあけた穴。縦長だとクマゲラですが、これは丸い穴なのでオオアカゲラあるいはアカゲラのあけた穴でしょう。


ついにミミズク、ではなくフクロウを見つけました。感激です。エゾフクロウです。
肉眼ではおおよそこんな感じ、と言いたいところですが、手をいっぱいに伸ばして小指の先を見る感じくらい。
画面の真ん中であっちを向いているのがわかりますか?

 
200ミリの望遠でもこれが精一杯。
犬も歩けば棒に当たる。樹間で一瞬ふわっと羽根が動いたので見つけられました。
動かなければきっと見つけられなかったでしょう。周りの景色に溶け込むとっても見つけづらい模様です。
このエゾフクロウは、二羽で写真右の洞に住んでいるのだそうです。
今日はカラスに脅されて一羽は洞から4,50メートル離れた樹に避難していました。
このあとしばらくしてフ~ワリと巣に戻っていきました。
居場所がわかったので、またお会いしに出かけることにしましょう。

北海道では身長70センチ以上になるシマフクロウが有名ですね。これがコタンクルカムイです。
この他、コノハズク、オオコノハズクが留鳥で、アオバズク、トラフズクが夏鳥で、北海道の森の中に住んでいるそうです。

そうそう。旭山動物園などではペンギンの行進が見られますが、円山動物園ではこの時期トビ、シロフクロウ、アメリカワシミミズクの「猛禽類のフリーフライトと鷹匠体験」(ケージの外で飛ばせている)を見られるそうですよ。若手の鷹匠さんはNHKで紹介されていましたね。
近々見学に行くつもりです。