コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

春は駆け足

2008年04月30日 | 北大構内
春が待ち遠しい~~って言っている内に、駆け足で春が通り過ぎていく気がします。
もちろん「早春が」って意味で、ほんとの春はサクラ以後なのですがね。
春が例年より早いといっても、夏が早く来るわけでもないのでしょうね。



書斎から見る手稲山は、山裾から春が駆け上がっています。
去年はこの状態になるにはもう2週間後でした。

テニスのコート開きも早めになりました。4/29はその第一弾。今週末は第二弾です。
29日にはテニスを楽しみながら、北大構内をぶらつきました。
青色の Chionodoxa はもう終わり、キバナノアマナやエゾエンゴサクもチラホラ状態になってしまいました。

かわりに、

理学部コート脇のサクラが素敵な姿を見せてくれています。

 
こんな所に今年になって知った コジマエンレイソウ があるのですね(左)。
エンレイソウそのものはこんな姿(右)。
知っていたら星置まで行くこともなかった!
ちなみに コジマ は 渡島小島(オシマコジマ)に由来するとのこと。
淡い青色のキクザキイチゲも見つけましたが、ほとんど終わり。

 
シラネアオイがあるなんてこれも今年になって知りました。
オオカメノキもあります。林の中でこの時期とっても目立つ花です。
結構長い間北大にはいたのですが・・・。
カエサルではないですが、凡人は見たいものしか見ていなかったようです。
北大構内っていろんな植物が自然に育っているのですね。大事にしてほしいものです。

でも原生林のあたりはすっかり明るく乾燥化していますし、理学部ローンはジンギスカン・焼き肉人口が多いので,
ローンというより運動場のような哀れな姿です。
地面が固くなっていくので、早晩エルムの健康にも害が出るでしょう。

白い花と森のクリオネ - 4/22 三角山 -

2008年04月24日 | 三角山
ほぼ二週間ぶりの三角山です。
エゾエンゴサクやアズマイチゲはいっぱい。エンレイソウはそっと咲いています。コウライテンナンショウは若葉。
地表はまだまだ枯葉に覆われています。
キタコブシはそろそろ終わりですがサクラは四分咲きくらい。ナニワズに続いてフッキソウが密やかに咲き始め。



新芽が出始めていますが、樹々の芽吹きはもう少しかかります。

 
ヒメイチゲを見つけました。小さな花です。ニリンソウはやっと咲き始め。

 
フッキソウ。スミレは枯葉を持ち上げて咲き始めたばかり。

 
エゾエンゴサクですが、シロバナ(アルビノ)です。去年から探していたのですがあるところにはあるものです。
花の形は見ようによっては クリオネ みたいでしょ? 森のクリオネといったところ。


色違いの「森のクリオネ」もどうぞ。

旭川では2週間も早いサクラの開花だそうです。お花見の計画も大変ですね。
札幌では今週末は花見で盛り上がることでしょう。

うす水色のキクザキイチゲとコジマエンレイソウ - 4/20 -

2008年04月21日 | 野山
フクジュソウやフキノトウについで春一番に咲く花にアズマイチゲがありますが、よく似た花にキクザキイチゲがあり、本来白色の変種に青色(水色)があることを知りました。
札幌市の最も小樽市よりに星置がありますが、その湿地に出かけました。


 
ありましたね~。あえかな水色の花です。右が本来のシロバナのキクザキイチゲです。


花はよく似ていますが、アズマイチゲとは葉の形が違って菊の葉のように切れ込みが深い(というのがトウシロウの見分け方!)。
まとまって咲いているところはなかなか華やか。


この湿地にはエンレイソウの変種の コジマエンレイソウ も生育しています。
エンレイソウとよく似ていますが、花の色が赤がやや強いことと、花弁が尖らずに丸みをおびるとのことですが、後者は写真ではわかりづらいですね。
なかなか美人にお目にかからなかったのでご容赦。


定番のミズバショウですが、この春はもうほとんど咲き終わりです。

今日の北大庭園は? - 4/19 -

2008年04月20日 | 北大構内
天気も良し、さりとてテニスのアウトドアシーズンには端境期。
ということでもっとも近場の北大構内の散策です。



シラカバの花です。長さは15センチ、太さ2センチほど。もう少しすると柔らかな色合いの新芽が出ます。
北海道ではシラカバの花とポプラの綿毛が花粉症の2大要因です。スギは道南にしかないからですね。
今年はことのほか飛散量が覆いそうなので、こんな写真を見るだけでくしゃみ・鼻水をもよおす方がいるかもしれません。

  
理学部テニスコートの周辺はお花畑です。


工学部テニスコート脇では枯れ木に化けた一反モメンがカラスを見張ります。


♪これは何かと問われたら、キツツキ、キツツキ、キツツキさんの仕事場で♪
きっと人の姿のない朝方にムシ探しをしていたのでしょう。
良い焚き付けができました。BBQに使わせていただきますね。

暦が狂っている? 浦臼のカタクリと鳥の渡り

2008年04月19日 | 浦臼
春はまだかな、なんていっている間に、まあ今年の春の花の早いこと!
ひょっとしたら誰も知らない間にどこかの誰かが暦を10日ほど早めてしまったのではないかなどと冗談を言っています。

4/18には 浦臼神社と宮島沼 に出かけてきました。
浦臼神社は札幌市内から北へ約100km、宮島沼はその途中です。
浦臼神社のフクジュソウ、エゾエンゴサク、カタクリがお花畑状態。
去年のこの時期(4/19)はチラホラ状態だったからほんとに開花が早い。


 

 

宮島沼のハクチョウたちはもう北へ帰り、ガンの仲間がシベリアに戻る支度中。鳥の渡りも例年より一週間から10日早いそうです。

畑で餌探し。4/14時点で56,000羽が飛来しているそうです。

 
樺戸の山の雪解けもどんどん進んでいます。
雨竜湿原付近の積雪は例年より1~2m少ないとか。

東京湾クルーズ

2008年04月16日 | 
昨日の続き

羽田発の便は夕方を予約しておいたので時間の余裕はそこそこにあります。
昨日と違って天気も良いので東京湾最後(?)の干潟、三番瀬に行ってみようかと思い立って、市川塩浜駅に降り立ちました。
駅前には三番瀬案内所があるというのでそこに行けば何とかなると軽い考えで行ったのですが案内所を見つけることができず撤退。
2nd option ということで、浅草から水上バスで東京湾クルーズなるものを楽しむことにしました。
子供の頃、秋から冬場にかけて釣り好きの父に連れられてハゼ釣りに出かけたルートではないかと昔を訪ねるトリップです。


青函連絡船や松山~広島フェリー、太平洋フェリー、日本海フェリーを除けば、記憶に残る船遊びは島根・松江城お堀の周遊、大歩危の船、バーゼルのライン川クルーズ、パリのセーヌ河クルーズくらいでしょうか。
松江城お堀の船遊びが一番趣がありました。
おっと、忘れてた。ヘルシンキのフィンランド湾のクルーズや宍道湖のサンセット・クルーズもなかなかよかった。
でも一番のクルーズはバイカル湖。何故かって? ロシア人と乾杯しすぎてはいけません。船の中では逃げ場がありません。

  
吾妻橋のたもとから出発して、浜離宮までのクルーズにしました。外国人観光客も結構乗船しています。
屋形船で天ぷらを食べながら一杯というのも魅力があります。

  
案内パンフによれば吾妻橋から勝鬨橋までJRの鉄橋を含めて13の橋があります。
見ているとそれぞれ橋の色を変えているようです。
神田川の出口はこんな様子(左)。
隅田川(大川)の両側は立派なビルが林立しています。昔の面影は当然ながらありません。
ちょうど昼時で、天気も良いので川べりでひとときの昼のいこいを取っています(中)。遠目にはカモメかウミネコみたい。
勝鬨橋(右)が最後の橋です。
船は結構速く走るので、橋の下をあれあれという間にくぐってしまいます。落語のネタを思い出すヒマもありません。

  
隅田川から浜離宮へはこんな水門を通ります(左)。
浜離宮の正式名称は「浜離宮恩賜庭園」といいます。庭園の池は海水ですから、ハゼやセイゴが棲んでいます。
はじまりは1654年に甲府宰相・松平綱重が建てさせた甲府浜屋敷なる別邸。
ついで六代将軍家宣により将軍家別邸の「浜御殿」に、そして十一代将軍家斉の時代に現在の形に近い庭園として完成したそうで。
明治維新後に「浜離宮」になったわけです。カモ場でもあったのですね。
園内はところどころに鬱蒼とした森があり(中)、草地にはムラサキケマンの姿が見られます(右)。

  

  
ヤエザクラ(サトザクラ)が見頃でした。花は手鞠状で初見参です(上左と中)
フジの花はもう2週間ほど後が見頃なのでしょう(下左)。

浜離宮から徒歩で地下鉄・大門駅へ。泉岳寺で乗り換えて羽田に到着。あとは飛行機で札幌に帰って二泊三日の旅は終わりです。
東京ってほんとに大きな地震が来たらどうなっちゃうんだろうと思います。
一切の情報網が絶たれてしまうでしょうから、生き延びても身動きがとれないのではないでしょうか?

東京湾の周りを一周

2008年04月16日 | 
4/13は千葉の幕張で開かれた中学校の同窓会に出席してきました。
クラス会は何回か出ているのですが、同窓会は初めてです。52年ぶりですね。参加者は6クラスで70人余。
農業に従事している方はこの時期は参加できないのですね。ちょっと残念。
50年以上会っていないと誰が誰やらわかりません。
名簿を見ても似たような名前が並ぶのがこの土地の特徴なので、こういう時の会の進め方は難しいですね。
午後1時から始まり、二次会・三次会と進んでお別れしたのは10時過ぎです。


翌日丸一日は完全オフにしておいたのですが、天気が良くないので、のんびり東京湾を一周することにしました。
海浜幕張ー(京葉線)ー東京ー品川ー(京急)ー久里浜ー(フェリー)ー浜金谷ー(房総西線)ー蘇我ー(京葉線)ー海浜幕張のルートです。
久里浜近くなるまでは沿線の景色は町ばかり。魅力はないですね。

  
久里浜の駅周辺をぶらつきました。黒船の町なので、何やらの蓋も黒船がデザインされ、市場も黒船市場といいます。
おいしそうなサカナが沢山並んでいましたが、壇一雄さんではないのでお買い物は無し。アヤメ(?)も咲いていました。

  
久里浜港近くには海の守り神・住吉神社が。神社のあるところ必ず森があるのが嬉しい。
廃仏毀釈の頃、南方熊楠が鎮守の森の維持を力説したそうですが、そのお蔭でしょう。

  
久里浜から約45分の船旅で金谷に着きます。料金は500円。
船の周りにはカモメやらウミネコやらが餌を求めて付いてきますが、トビも一緒です。船が進むときに起こす気流をうまく使っているようです。

 
金谷港から徒歩10分程度で浜金谷駅に到着。
ここは鋸山に登る入り口でもあります。高校の頃登った記憶があります。今はロープウェイで楽に登れます。

 

浜金谷駅からは普通列車で蘇我まで。途中から下校途中のあちこちの高校生が乗ってきますが、制服ではあるものの着方はぐずぐず。
それがかっこいいと思っているのか、暑い(?)からなのか。
焼き鳥を食べている可愛い女子高生がいるのを見て目が点!
時代は変わりました。
でも、のんびりと乗り物づくしの一日でした。

偵察に ー野幌森林公園ー

2008年04月09日 | 野幌森林公園
今日は野幌森林公園の偵察です。雪がとけてからは初めて。
実は、フクロウはどうしてるかしら、が主目的だったのですが、もう巣穴にはいませんでした。
春になるとよそへ移動するのですね。
で、大沢コース~桂コースを回って森の様子見です。


 
まだお花の時期には早く、フキノトウとフクジュソウくらい。
ナニワズはかろうじてつぼみが黄色くなっている程度。


日当たりのよいところでザゼンソウをひと株だけ発見。

 
雪解け水は音を立てて流れています。日陰の時間が長い場所では雪解けは進んでいません。
冬の間に倒木が道をふさいで、係員さんがノコギリ引きの刑に処したのですが、それでも道をふさいでいる。


書斎から見る夕日もどんどん西へ。

今日のお散歩 ー円山公園ー

2008年04月08日 | 野山
風はあるものの、穏やかな天候に誘われて円山の下をぶらぶらしてきました。
似たような方が結構散策していました。

 
エゾエンゴサクも春を待ちかねて咲く花です、
どこから飛ばされてきたのかクロッカスも。


アカゲラも食事をしたり夫婦で飛び回ったりで忙しそう。
それにしても円山はカラスが多いですね~~。ギャーギャーとうるさいこと。


琴似発寒川の河川敷のネコヤナギも春を感じています。