コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

春の雨竜沼湿原 - 6/26 -

2009年06月28日 | 雨竜沼湿原
例年より早めですが、山開き(6/22)直後の雨竜沼湿原を訪問しました。
実は中学校のクラス会が札幌であり、参加者のお一人(女性)をご案内するので早めになったわけです。
全体的な時間配分は相当余裕を持ちました。
11時登山開始で下山記録をゲートパークでお渡ししたのは17時でした。
入山者もお会いしただけでも十数人有りました。グループでの登山者は無し。
おおむね良好な、やや曇りがちの天候でした。
でも、15時前後に雷鳴を聞き少々ビビリましたが遠目だったので慌てることはありません。
流れ雨粒がパラパラっと来ましたが濡れるほどではありません。
帰途、あちこちで水たまりを目にしましたので湿原だけが運良く降雨を免れたようです。

目にしたお花は順不同に、エンレイソウ、オオバナノエンレイソウ、ニリンソウ、オオバタチツボスミレ、タニウツギ、マシケレイジンソウ(蕾)、シラネアオイ、エゾノリュウキンカ、ノビネチドリ、マイヅルソウ、ユキザサ、ツクバネソウ、シナノキンバイ、何種類かのスミレ。
開きかけのコバイケイソウが数本、エゾカンゾウは2株が開きかけ。開きかけのワタスゲの花穂とチングルマの花穂。
勿論まだわからない花も何種類か。
名残のミズバショウとザゼンソウ。ヒオウギアヤメはまだでした。

今回は二年前(2007.6.7)に浮島湿原でただ一株を目にしたショウジョウバカマが見つかるかもと期待しました。
いや~、期待通りどころか、こんなに沢山あるのというほど。
最初は妙に紅っぽい花のようなものが点々とあるなと思ったのです。
浮島湿原のショウジョウバカマは青っぽかったので、「点々」がこの花だとは思わなかったのです。
でもよくよく見ると花の付き方がまさにそれ! わかってからはせっせと写真撮影です。
ハクサンチドリもイヤになるほどいっぱいです。花の色も時期のせいか大変に濃い! あでやかといったところ。
例年より早めに出かけたお蔭で湿原の春の花を満喫できました。それにしても季節の変化は濃縮されているんですね!


白竜の滝は水量豊かです。激しい水音がとどろいています。ペンケペタン側の水音も強い。

 
チングルマのお花畑。そしてヒメシャクナゲ。

 
ミツバオウレンとイワイチョウ(岩銀杏)。


連帯を求めて孤立を恐れず、か。



 
色違いのショウジョウバカマを4枚。「湿原のものは淡紅紫色、山地のものは紫色」なんだそうです。
ここでは紅紫色が多数派、(青)紫色は少数派でした。

 
ハクサンチドリにエゾカンゾウ


オオバミゾホウズキ(多分)


雷鳴が聞こえる頃は一時薄暗くなり不気味でした。
湿原に人の姿は我々ともう一人のみ。雷が落ちるのならあっちへと・・・(ごめんなさい)。

心がけが悪くなるのを見透かされたのか、登山路ではさんざんブユにかまれてしまいました。
肌の張りがいつになく良いように見えます。