コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

おやもう4月も終わり!

2009年04月30日 | 野幌森林公園
ブタ・インフルエンザとやらがパンデミック寸前。鳥に続いて豚ですか。焼き鳥じゃあるまいし。
二重らせんというのは突然変異しやすいのですね。
もっとも、突然変異があるからこそ地球の自然界はこれだけ多様性があるのですね。
メキシコとか豚と聞いただけで妙に慎重になる風評被害&加害が心配です。

それはともかく。えらく暖かく天気も良いのでさてどうしようかとしばらく迷った末、もっともイージーに野幌森林公園行きにしました。


まずはいつものフクロウさんにご挨拶。日に照らされた暑くないのかしら?

 
この時期の定番はエゾエンゴサク。水色の裾が清楚でしょ?
そしてこっちはニリンソウ。
新芽は美味しいそうなんですが、葉が良く似ているために間違えてトリカブトを食べて中毒する人が後を絶ちません。
キクザキイチゲも似ていますね。


エンレイソウもいっぱい咲いています。

 
そしてこちらは咲き始めたシロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)。ここしばらくはエンレイソウの仲間が次々に咲くでしょう。




これは何だろう?

 
ネコノメソウにバイケイソウの群落。
バイケイソウも柔らかく美味しそうなんですが毒があるので食べたらダメですよ。


コゲラ

ウメが咲き始めました。サクラが咲き始めました。
レンギョウは黄金色に。ツツジは赤紫色に。キタコブシは真っ白に咲き始めました。モクレンはトシマ色。

やっぱり春はカタクリ?

2009年04月24日 | 野山
今日は牧野富太郎先生の生誕100年と Google の表紙が伝えています。
高知の記念植物園に一度行きたいと思いながら果たせていません。

天気予報を睨みながら、浦臼までカタクリを見に行くなら今日しかないということで275号線を北上しました。
宮島沼を過ぎ鶴沼公園まで行くと到着です。


樺戸の山は例年通りの残雪状態のようです。


ピンクのカタクリとブルーのエゾエンゴサクの絨毯です。

 
お目当てのカタクリ!


キクザキイチゲをここで見たのは初めて。いつもと違った場所をぶらついた余録です。

 
こちらも余録。
エンレイソウはまだツボミ。ヒトリシズカは恥ずかしいのかまだ花を見せてくれません。


バスを仕立てて、立派なカメラを抱えた熟年の一段が撮影会?

ガンの仲間が南から戻ってきて北に帰っていく頃にはカタクリが咲いてくれますね。
でも宮島沼にはまだ6万羽が集結しているそうです。日の出の時のねぐら立ち、日没時に一斉に帰ってくるとき(ねぐら入り)は壮観だそうです。

札幌市内では豊平公園の野草園でカタクリが咲いているそうです。でもやっぱり野生状態状態が望みです。
四国では標高 1,800m あたりの湿地でミズバショウが見頃なんだそうです。

キクザキイチゲにミズバショウ

2009年04月19日 | 野山
風は冷たいもののすっかり春らしくなってきました。


書斎から見える手稲山も下から雪が消えていきます。

今日は札幌市の西端にある星置緑地に春の花を訪ねてきました。去年出かけて味をしめたところです。
先週は北大構内でアズマイチゲの開花を楽しんだので今度はそれより少し遅く開くキクザキイチゲ。
特にその青花を楽しむのが目的です。

 
白い花はキクザキイチゲの群落、黄色い花はご存知エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)。

 
そしてお目当ての青色のキクザキイチゲ。沢山咲いているわけではありません。
一度でいいから群落を見たいのですがどこに行けばいいのか・・・。


こちらはエゾノリュウキンカを背景にミズバショウ。
ミズバショウがまとまって生育するのですから湿地なのですが、どうも湿地とは言い難くなっているようです。
地下水がどっかに取られてしまっているのですかね~。
気のせいかもしれませんが、自然植生の場を公園化するとどうもことは反対に進むようです。

三角山や円山からはすっかり雪が消えたそうですからそろそろ出かけなくては。でも今週は天気が悪そう。

スプリング エフェメラル

2009年04月11日 | 北大構内
弘前ではカタクリが咲いているんだそうです。函館あたりではエゾエンゴサクも咲いているんだとか。
春はゆっくり北上しているようです。
昨日は星置緑地でアズマイチゲを見かけたので、北大構内でも咲き始めたのではと偵察にでかけます。

 
咲き始めていましたね~。モデルバーンの北の外れからフェンスの外側にかけて見つけることが出来ました。
花弁の内側は真っ白ですが、外側(裏側)は花弁一枚々々の中程が縦にあえかな桃色に彩られていているのが可愛らしい。
「花弁」と書きましたが、正しくは「がく片」なんです。


キバナノアマナも咲き始めです。でもあっという間に絨毯状態になるでしょう。

 
Chionodoxa luciliae は期待通り満開です。
この植物の同定には色々議論があるようですがこの名前で通してしまいます。
ユキゲユリ(雪解百合)が和名なんだそうですが同じものを指すのかは自信なし。
写真を撮っていたご婦人に花の名前を尋ねられお教えしたのですが、「長くて憶えきれませんね」。
かねがねそう思っているのです。和名の本名は味気ないので別名を考えましょう。
瑠璃春百合(ルリハルユリ)なんていうのはどうでしょう。


葉が茂ってしまうと目立たなくなってしまうヤドリギはハルニレの胸毛のようにくっついています。花も咲くんですよね。

キバナノアマナは食べられるのかどうか知りません。
でも「アマナ」は信州に疎開していた頃(太平洋戦争末期)食べるものがないので”山菜”として食べたことがあります。
葉はお浸しにすると食べでがあります。
でも、困ったことに下痢するんですね。実は下剤として使われることがあるんだそうです。
ついでにウコギ。灌木だった気がします。新芽を摘んでこれもお浸しだったかゴマ和えだったかでいただきました。
食べ物が乏しかった時代だったせいか、おいしくいただいた記憶があります。
米沢の特産品で上杉鷹山公が植えさせたということはず~~っと後になって知りました。
どちらも北海道には生育しません。

野幌に春は来たかしら

2009年04月09日 | 野幌森林公園
昨日は平和の滝、盤渓、西岡水源地をぐるっと回っての様子見でした。どこも雪解けにはしばらくかかりそう。
今日は天気も良し、気温も高め(15℃?)なので野幌森林公園にプチ遠征です。
1月21日以来の野幌です。この冬はすっかり出不精してしまいました。

大沢口に車を置いて、大沢コース~桂コースの4 km 程を2時間半かけてゆるゆるとぶらつきました。

  
地形によって雪の残り方は様々です。大沢の池近くの道はざくざくの雪道です。
素朴なウオーキングシューズで名残雪の上を歩くのは厄介! 何とかしなくちゃ(と2年越しの未解決案件)。

 
ナニワズもフッキソウも花芽はあるものの開花していません。

 
フクジュソウはあちらこちらで もう春ですよ~ と自己主張。ザゼンソウも出てきました。


エゾリスを見つけました。誰に貰ったのか、コリコリ音をさせてクルミをかじっています。

 
小鳥も沢山飛んでいて、足もとにまで近寄ってきてくれます。でも写真ではボケボケですね。
オオアカゲラ(右)も近くで目に出来ます。

 
もう花を開いているミズバショウは初めて冬を過ごした初心者かしら。春の迎え方が少し早すぎませんか?
エゾユスリハの新緑が綺麗でした。

大沢の池の湿地で グワッ ゴエッ グワッ という声がするので何の鳥かな思ったら カエル なんだそうです。
カエルの声は本州のそれしか聞いたことがなかったので鳥だと思ってしまったのです。
フクロウさんにも会えました。撮った写真が手ぶれで大ボケなのが残念。

ちっちゃい春

2009年04月04日 | 北大構内
日ハムの試合経過も気になるのですが、風も穏やかな曇り日なので、一週間ぶりに北大構内に出かけました。
穏やかですが風はまだ冷たい。手稲から雪が消えるまでは贅沢は言えません。
今日も低温研脇から入って理学部ローンまで往復して小さい春を探りましょう。

 
ハクモクレンの花芽。開くまでにはもう2,3週間? 右は? 調べなくては。
キタコブシの開花が待ち遠しいですね。華やかだけれどモクレンほど大仰ではないので好きです。

 
博物館中庭の梅の花芽もふくらんできています。
助手に成り立ての若い頃、この梅の木にみのった実をいただいてしまって用務員のおじさん・おばさんに怒られてしまいました。
皆さんがお世話していて、実るのを楽しみにしていたのですね。今は誰がお世話しているのでしょう。
大野池の脇にはなんとミズバショウが一つだけ咲きかけていました。いくらなんでも狂い咲きです。

 
モデルバーンにはフキノトウがチラホラあるだけでまだ早春のたたずまいです。
大野池の氷は完全に解けました。カモも喜ぶことでしょう。

 
先週は何の芽だかわかりませんでしたが、外来種とはいえ Chionodoxa Luciliae でした。
小アジアやトルコ西部が原産地の球根植物です。
おおかたはまだツボミ状態でしたが、アズマイチゲより、キバナノアマナより、エゾエンゴサクより早く咲くのですね。

 
開花しているのを見るとつい嬉しくなって沢山写真を撮ってしまいます。来週あたりは満開かな?
根元近くから一輪ずつ開いていく様子がわかります。


キバナノアマナはまだ花芽は出ていないようです。


大野池のカモさん夫婦は花粉症の予防対策かマスク代わりに羽で鼻を隠しています。
いえ、もちろんカモが休むときの定番の姿ですよね。